謝る相手が違うんじゃない?

報道圧力問題で安倍総理大臣は昨日(1日)、公明党の山口代表に「迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝したという。

「謝るべき相手を間違えていませんか!」
国会に、国民に、そして沖縄に謝るのが先でしょう。いまだに問題の本質が分かっていないとしか言いようがない。
他の国なら、こんな政権は国民が許さない。とっくに政権がつぶれている

7月2日 琉球新報

7月2日 琉球新報

2015年7月2日リンクURL

ふるさと自慢~稲刈り始まる・渡嘉敷島

美しい海、白い砂浜、豊かな緑、青い空、シャイで実直な島の人々・・・ふるさと自慢は数々あれど、私の中でのナンバーワンはこれです

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6月18日撮影

6月18日撮影

沖縄ではなかなかお目にかかれなくなった田園風景が
渡嘉敷島にはあります。
今年も6月に入ると一期作の稲刈りが始まりました。

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全国的には、たしかに珍しくもなんともない風景ですが
沖縄では、本島北部と西表島にまだわずかに田んぼが残っているだけで、中南部でお米がとれるのは、わがふるさと渡嘉敷島だけなのです。特に、近年健康にいいと注目されている古代米(黒米)の渡嘉敷ブランドが人気です。

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しかも、EMを使った無農薬栽培なので、カニさんもタニシさんもオタマジャクシさんも元気に泳ぎ回る安心安全な田んぼです。

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農のある暮し、これこそ人間の生活の原点だと思うのです。何時間でも眺めていたい気持ちになります。カニさんたちを脅かさないように、そっと田んぼの中に足を入れてみました。昔、肌になじんだ感触がすぐに甦り、ほっと心が緩んで涙がでそうになりました。

さらにさらに自慢させてもらいますと

旧暦の6月25日(6月カシチー)には、この田んぼでとれた稲ワラを使って
恒例の、豊作に感謝を捧げる大綱挽きが行われるのです。

2011年 渡嘉敷島の大綱引き

2011年 渡嘉敷島の大綱引き

村中総出で綱をつくる準備

村中総出で綱をつくる準備

三人一組で 綱を編む

三人一組で 綱を編む

数本の綱を束ねて大綱ができる

数本の綱を束ねて大綱ができる

 

那覇大綱引きを筆頭に、県内各地で豊年祭の綱引きはたくさんありますが、自分たちの村でとれた稲ワラを使い、自分たちで綱を綯って綱を挽く、そういうところは渡嘉敷島の他にありません。
これを自慢せずして、何を自慢しましょうか!(ちょっとリキ入りすぎかな?)

今年の大綱挽きは8月9日(日)に行われる予定です。誰でも参加できます。興味のある方は是非、綱作りからご参加下さい。

東西に分かれて綱を挽く。 西が勝てば豊作、東が勝てば豊漁となる。

東西に分かれて綱を挽く。
西が勝てば豊作、東が勝てば豊漁,どちらが勝っても万々歳!

2015年6月30日リンクURL

辺野古あ・ら・か・る・と~米軍の性暴力・「沈黙の声」を聞け!

ある日の辺野古キャンプシュワーブゲート前。フェンスに白いリボンと、文字の書かれた白いテープが長々と貼り付けられた。

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白いテープに刻まれた文字は語る。

「1946年 10月4日、畑に行く途中の29歳の女性が、ジープに乗った米兵に拉致され、南風原付近の川沿いで2人の米兵に強姦される。さらにジープに乗せられて嘉手納の米軍兵舎に連れ込まれ、翌日午後0時半までの間合計3人の兵士に11回強姦される」

「1968年5月19日、52歳の主婦、自宅前の路上でミサイル基地所属の上等兵に強姦・殺害される」 ・・・・・・・・・・・・。

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延々と続く白いテープを、みんなで辺野古基地の金網に括り付けた。一緒に結ばれたリボンは米兵の暴力によって殺されたり、身体と心を傷つけられた女性たちに捧げる鎮魂のリボン。

このテープとリボンを作ったのはオーストラリア出身のジェーンさん。彼女は2002年に横須賀で米兵にレイプされ、訴えた日本の警察での取り調べの中でセカンドレイプ(二次被害)に会い、今も続くPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ米軍犯罪被害者である。

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2008年、沖縄北谷で起きた米兵による少女への性暴力事件に抗議する県民大会で「米軍のレイプ被害者」として初めて実名を出して発言したことで、同じく軍隊の性犯罪を告発する沖縄の女性たちと出会い、勇気づけられた。

白いテープに書き込まれた言葉は、その沖縄の女性グループが作成した「沖縄・米兵による女性への性犯罪(犯罪年表)」の抜粋である。そこには1945年米軍の沖縄上陸と共に始まった女性への性暴力の数々が、時系列でA4版27ページにわたって掲載されている。

しかし、わかっているのは殺されたり、大けがをして事件として明らかになったものだけで、この何十倍もの女性たちが、性被害者として苦しみの中で沈黙を強いられていることをジェーンさんは知っている。

犯罪年表 表紙犯罪年表 中身

 

 

 

 

 

ここに書かれているのは、沈黙を強いられた女性たちの「声なき声」である。

ジェーンさんは言う。『私は彼女たちの名前も知らない。でも彼女たちは私、私は彼女たち。長い長い間の沈黙の数々の「昨日」、そして「明日」レイプされるであろう人々、いつ終わりが来るだろう。私の中にあるすべての力を解決のために使おう。私はけっしてレイプ被害者のために黙りはしない。そう、私は「声」を持っているのだから。お墓の下でもう声を持たない被害者もいる。私の声は彼女らの声でもある』

辺野古芸と前で

辺野古ゲート前で

 

ジェーンさんは写真、絵画、詩など癒しのアートとしての芸術活動をしながら、いまだ日本社会にない24時間体制のレイプ被害者緊急支援センターの設立を目指して活動している。

2015年6月29日リンクURL