南城市長の性暴力 検察審査会が「不起訴は不当」決議

 「差別」は権力を持つものが、その支配をしやすくするためにつくりだしたもの。それぞれの差別の中にさらに女性差別があり、女性は二重、三重にも差別される。と言ったのは、女性史家で思想家のもろさわようこさん。まさに性暴力の根源もそこにある。

 南城市長は長期にわたる在職で、市職員に恐怖政治に近い権力支配を敷いていた。特に女性に対するセクシャルハラスメントは信じがたいほどの行為がみられる。新聞の記事を読むだけでも腹の底から怒りが湧いてくる。

 議会や第三者委員会からも辞職を突き付けられながら、逆に議会を解散して延命を図った。無実を主張する古謝市長が唯一その根拠とする検察審査会が今度は「NO」と決議した。今度こそやめて頂こう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年10月31日リンクURL

軍隊の性暴力を告発 ~ 日本軍「慰安婦」パネル展示とトーク

 1992年に行われた「沖縄の日本軍慰安所と米軍の性暴力」展を再現したパネル展とトークが、24日琉球新報社ロビーで行われた。

  この「慰安婦展」の元となった、「慰安所マップ」づくりに関わった浦崎成子さんが、マップ作りの経緯などを語った。

 この企画は琉球新報社の女性記者有志による「女性たちのバトンをつなぐ会」の活動の一環として行われ、会場には2012年の展示会当時を知らない若い世代が多く駆けつけ、活発な質疑応答が行われた。

 未来へつながる若い世代の活動、参加はうれしい。

 

 

 

 

2025年10月27日リンクURL

女たちの受難を無くし 人間の尊厳を確立するため 武力を否定 基地もいりません ~ 今日 少女強姦事件から30年

 1995年、三人の米兵が小学生の女児を拉致・強姦、基地ある故の事件として女性たちが立ち上がり、全県的な基地反対運動に発展した「少女強姦事件」から今日で30年になる。

 事件をテーマにした切り絵の色紙「少女の涙」の寄贈を受けた女性史家・もろさわようこさん(2024年2月29日没 享年99歳)がことばを添えた。「あなたの受難はわたしの受難 女たちの受難を無くし 人間の尊厳を確立するため 武力を否定 基地もいりません」

 あれから30年経っても沖縄の女性たちの受難は変わらず起こり続けている。人を殺すことが仕事の軍隊は、存在そのものが構造的暴力。基地ある限り軍隊の性暴力はなくならない。

 

2025年9月5日リンクURL