ご案内② :朝鮮人軍夫を悼む「 恨の碑」土地購入資金へのご協力を!

 金城実さんのダイナミックで訴求力のある造形にはいつも心を揺さぶられます。読谷村にある「恨(ハン)の碑」の像も金城実さんの作品。

 読谷村瀬名波にある「恨の碑」には、毎年修学旅行や平和学習などで多くの人たちが訪れます。

 「恨の碑」の建つ350坪の土地は、建立以来18年間、読谷村在住の個人の方のご協力で、無償提供して下さっていますが、いま全国各地で朝鮮人虐殺などの慰霊碑や像の公共の場などから撤去される動きが顕著になってきていることから、今後も市民の手で「恨の碑」が、朝鮮半島との平和・友好の証として守られていくようにと、土地を購入することになりました。志金へのご協力を呼びかけます。(送金先などはチラシでご確認下さい)

 

 

2024年4月5日リンクURL

ご案内① :「 癒しのアートの力」 キャサリン・ジェーン・フィッシャー沖縄展

 キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん。彼女の名前を記憶している女性も多いことでしょう。

 2002年、横須賀を母校とする米軍艦の乗組員である米兵に性暴力を受け、人権の回復を求めて実名で訴えました。さまざまな困難を乗り越えて闘い続け、同じような被害を受けた女性たちに、希望と力を与えたことで知られています。(詳しい経緯はチラシ参照)

 沖縄辺野古ゲート前にも何度も足を運び、県民大会でも実名で発言をしています。

 ジェーンさんはこうした人権活動とともに、作家、ヒーリングアートセラピストとしても幅広く活動。今回の展覧会ではジェーンさんのアート作品を数多く展示しています。(観覧無料、事前申し込みの必要なし)

4月6日(土)15:30からの講演会にも是非足をお運びください。

 

<4月2日 琉球新報>

2024年4月4日リンクURL

津波警報で抗議行動中止 ~ 今日(4月3日)の辺野古

辺野古ゲート前座り込み10年目が刻々と近づいてくる」そんな思いがふっと湧いて、つくづくとこの看板を見つめた今朝の辺野古。

 メインゲート前のテントに、荷物だけ降ろして、那覇から乗ってきたバスにもう一度乗り込み、新工事用ゲートに向かった。

 8:30 いつもより少し早く、30名余が座り込んだ。 

 島袋文子さんの元気な顔も見える。 

 機動隊の排除が始まった。いつもは9時きっかりに始まるのに、なぜか15分も過ぎている。

 私も3人の機動隊に担がれて排除された。肩のケガを理由に、躰には触れず、イスごと運んでくれるよう頼んだら、聞き入れてくれた。

 新工事用ゲートに工事車両を入れるために、周辺の原生林を切り倒し、無理やり道幅を広げ3車線にした国道。そのために起こった凄まじい環境破壊は、なまじっかの言葉では表現しきれないほどだ。

 ゲートの直前にカーブがあって見通しが悪く、真正面に取り付けられたカーブミラーに、列を成すミキサー車が映っている。

 列を成していた数十台のダンプやミキサー車が、半分ほどゲートに入ったところで、途中から、ゲートには入らず通り過ぎて南下し始めた。「あれ?」と思っていると、そのとき携帯のアラームがけたたましく鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 台湾で マグニチュード7級の地震があり、沖縄全県に地震・津波警報発令とのこと。沖縄の島々に、10時半ごろ最大で3㍍の津波が押し寄せる可能性があるという。

 ゲート前の抗議行動は中止になった。

 津波警報発令でほとんど車が通らなくなった、キャンプシュワブメインゲート前の国道。

 基地内の消防車も緊急対応、ライトをつけたまま待機の態勢。

 私たちはどうすべきか話し合ったところ、ゲート前は高台にあり、下手に動くより、ここの方が安全との判断で、警報解除までテントにとどまることになった。        

テント前の街路樹、春に紅葉するコバデイシの葉が赤く色づき、青い空に映えている。

 

 10時40分、津波警報が注意報に変わった。与那国、石垣、宮古島で30cmから20cmの津波が観測されたという。

 警報解除で、また工事車両の搬入が再開されるかと思ったが、11時過ぎ、機動隊の車両がすべて帰って行くのを確認し、私たちも早弁をして、帰路についた。

 沖縄は、地震については鈍感な県民性(地震の経験がないため)だが、さすがに今回は能登の地震・津波があったばかりだったので、かなりピリピリ反応した。

 震源地・台湾の被害が心配だ。戦争準備なんかしている場合ではない!

 

2024年4月3日リンクURL