軍拡総理に慰霊の資格なし! ~ 81年目の慰霊の日② 全戦没者追悼式

  毎年慰霊の日摩文仁へは、友人の車か県が出している無料シャトルバスで来るが、今年はいつも辺野古へ行くグループのマイクロバスでやってきた。追悼式典に出席する高市総理への抗議行動に参加すためだ。

 平和祈念公園入口の十字路に抗議の横断幕を掲げ、ここを通る高市総理に一目でも触れ、「沖縄の声」が届けばと願った。 

 

 私たちの他にもいくつかのグループが抗議行動を行っていたが、ものすごい警備体制がしかれ、警備の警察官に囲い込まれ身動きが取れない状況になっいた。

 総理の車は、確認する間もないほど猛スピードで目の前を通過していった。

 

 式典会場近くのテントでは、断食抗議中のガマフヤー・具志堅隆松さんを激励する参議院議員の高良さちかさんの姿も。

 周囲をテントで囲い込み中が見えないようにしつらえられた全戦没者追悼式典会場は、一応誰でも入れるようにはなっているが、安倍元総理の暗殺事件以来、空港の手荷物検査以上に厳しい持ち物を検査されるため、県民に敬遠されるようになり、今年も空席がめだった。

 平和の礎の人の多さに「高市人気か!」とのいやな予感は、私の杞憂だったようだ。

 会場に入る高市総理に、いつもの作り笑いのような笑顔はなかった。そこは追悼式会場だから当然だが…。 

 次の日程へのバス出発時刻となったので、残念ながら知事の平和宣言、高市総理のあいさつを直接聞くことができなかったので、新聞の記事で紹介する。 

  玉城デニー知事は辺野古基地の問題に敢えて触れず、総理の改憲意欲をけん制。高市総理の発言中には、会場から「戦争反対」や「憲法守れ」のヤジが飛んだと伝える。県民のやむにやまれぬおもいである。

 今年も、豊崎中2年生・亀屋琉奈さんの平和の詩の朗読が胸を打った。

 「慰霊の日」が、県民のものではなくなっている。かつてのように、犠牲になった家族に思いをはせ、平和であることへの幸せを噛みしめ感謝する静かな慰霊日を取り戻したいと、節にねがう。

 

 

2026年6月24日リンクURL

81年目の慰霊の日  ① 6月23日の平和の礎

 今年も慰霊の日を迎えた。今年は特に気の重い慰霊の日だ。昨日から沖縄をはじめ九州各地でかなり高機能な日米共同訓練が始まった。わざわざ慰霊の日を挟んだ日程で戦争の予行演習、実践訓練を行うとは、沖縄の戦のことなどつゆほども気にかけていない証拠だ。なによりあの高市総理が、追悼式でどんな発言をするのかと気にもなるが、聞きたくもない。気が晴れないまま摩文仁に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

平和公園につ着いて、まず物々しい警備に嫌気がさす。警察官だらけだ。九州各県から来ているようだ。公園内の駐車場に一般市民の車は駐車できないという。誰のための「慰霊の日」だと問いたい。

 今年の平和の礎は戦後80年で節目の年だった昨年より人が多いように感じた。新たな戦前への危機感が身にせまっているからだろう?「まさか馬鹿げた高市人気で、一目見たい、スマホで撮りたい!なんていいうんじゃないよね」とつぶやいたら、「まさか?」と、車で隣の席に座っていた友人が即時に否定した。 

 いつものように、渡嘉敷島出身者の記名をたどりご挨拶。祖父や親戚のの名前を見つけ、手をあわせた。

  友人の家族が三世代揃ってお参りに来ていた。真ん中のちびちゃんは3歳から毎年来ているという。

 残念ながら、昨年と同様「平和の火」はともっていなかった。先日の台風で点火設備が故障したのだという。手前のランプに火は温存されているが…。

  「平和資料館」先週から入館料無料。が、観覧している時間の余裕はない。追悼式典の時間が迫っていた。

 

2026年6月23日リンクURL

船長が性暴力 ~ 辺野古抗議船転覆死亡事故

 辺野古沖の抗議船転覆事故で死亡した船長が、過去に知り合いの女性に性暴力を行っていたとの17日新報の記事は、抗議船の船長として仲間に信頼されていた人だっただけに、ゲート前にも大きな衝撃が広がった。 

 隠されがちな性暴力が明らかになったことは、もちろん大切なことで、証言した被害者も、取材する側も、さぞかし勇気がいったであろう。今後、被害者がネットなどの誹謗中傷にさらされるような、いわゆる二次被害にあうことがないよう周りがどう守っていくかが大切になってくる。

 一方で、この記事には少し違和感も感じる。加害者が亡くなっていることで、反論の機会が保証できない点や、ずいぶん以前に起こった出来事であり、周りにはかなりの範囲で知られていたようだが、なぜこのタイミングでの表面化なのかがすっきりしない。

 そして大きいのは被害者が、これは一人この加害者だけの問題ではなく「構造的な問題」だとしっかり指摘し批判しているが、記事は「構造的」の意味を説明しきれていない。果たして、どれくらいの読者が「構造的」ということばを、真に理解できているだろうか?と懸念する。

 沖縄差別に抗議する人間が、自らは女性差別の極みである性暴力を平然と働いている。沖縄の女性は、「沖縄差別」と「女性差別」という二重三重の差別を受けているのだ。問題の根底に女性差別があることを見逃しては、また同じ過ちを繰り返す。現に繰り返している。

 

 

 

 

2026年6月20日リンクURL