沖縄にも9条を!!! ~ 2月12日の辺野古

 今日は最高気温が23°Cとの予報。先週と打って変わって少し体を動かせば汗ばむような気温。ただ風が強い。春一番にはまだ少し早い気がするが、この頃の不順な天候には、何が正解なのか素人には判断がつきにくい。それにしても寒すぎないのはありがたい。ただただ感謝! 

 水曜日ゲート前現場担当の高里鈴代さんが、先週末行われた「12・22 県民大会実行委員会の一員として政府各省庁へ大会決議を手交する抗議行動に参加した様子を報告した。

 抗議・要請は20人の参加者が手分けして、官邸、外務省、防衛相、などに対して行われた。「私は防衛省の抗議に割り当てられたが、相変わらずの対応。ハイ!聞き置きました。写真写しましょう!これで終わりです!と、けんもほろろの対応だった」という。他も推して知るべし、であろう。午後には市民集会、各政党への要請も行ったとのこと。

 韓国から参加の若い女性たち。韓国でもアメリカの海軍基地に抗議する活動しており、歌で熱いメッセージを表明した。

   

 

     今日も違法ダンプが横行した。ここには憲法も法律も何んにもない!

 

 私は、午後から別日程があり、二回目の座り込みが始まる正午前には辺野古を後にしたが、次々県外からの参加者等が訪れていて、さらににぎやかに2回目の座り込みが行われたのではないだろうかと想像する。

 帰り際に今が最盛期のタンカンに大根、カブなどたたくさんの差し入れをいただいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年2月12日リンクURL

ゲート前に”サクラ咲く!” ~ 2月5日の辺野古

 なぜか水曜日ごとに「この冬一番の寒さ」を更新する状況が3週間も続いている。最低気温が10度を切るとの予報に、冬場県外に出るときにしか着ないダウンのコートを引っ張り出して着た

 有難いことにあまり風がなく那覇を出るころには陽が出てきた。いつもより大きくひときわ大きく感じたのは気のせいだろうか。沖縄の私たちには寒くても県外からの参加者には、身体を動かすと暑くなるのかコートを脱ぐ方もいた。

 


       

 

 座り込む人々を、県警が強制排除して土砂や機材を積んだ大型ダンプ、ミキサー車が次々とゲートの中に入って行く。

   

  正午前2回目の座り込みは、歩いて工事用ケートに向かった。荒む心を野の草花が癒してくれる一方で、道路両側は、いたるところで木々が皆伐され山が削られ、山肌が痛々しくむき出しになっていた。どんどん環境が破壊されていく。フェンスの隙間から覗いた大浦湾にはサウンドコンパクションの工事船が4隻も浮かんでいた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 テント横の花壇で、数年前に植えられた桜が、一輪だけ開花した。あと2個ほどつぼみもついているので、今週末くらい開花するかも!と、世話を続けてきた辺野古スタッフが嬉しいそうに話した。「今年は何かいいことありそう!」とも。共感!

   

 

 

 

 

最近、県外からの参加者も増え、三回目の座り込みも40人余が座り込んだ。

 毎回20分前から座り込み、強制排除された後はダンプに向かっての抗議行動、あわせておよそ1時間20分、ほぼ1時間連続で立ちづづけるのはかなり厳しい。夕方4時にもなると、さすがに陽が陰り、どんどん寒さが身に滲みる。この後那覇に戻り、午後6時半から琉球新報ホールで行われた県主催のシンポジウムを聞きに行く予定だが、朝も早かったため、エネルギー切れが心配…。

 沖縄県の戦後80年企画の一環で「「日米安保体制と沖縄」と題し、アメリカン大学のピーター・カズニック教授をはじめ、玉城デニー知事も沖縄の平和外交の歴史を語る。

なかなか聞きごたえのある示唆に富んだいい話で、頑張って来た甲斐があった。その様子は改めて、お伝えする。

 

 

 

2025年2月6日リンクURL

辺野古新基地は戦争国家づくりの一環「沖縄が止めるしかない!」 ~  2月 辺野古県民大行動

 2月1日は、毎月第一土曜日の辺野古県民大行動。朝から1日ずっと雨の予報、小雨のチラつく中を辺野古へ。

 那覇からの大型バスは、いつもは満席のことが多いが、今日はいつもの半分くらい。寒い季節の雨の日の行動は、高齢者には厳しい。最近体調を崩す人が続出しており、寂しい気持ちになる。

 幸い10:20辺野古に着くころには雨は止んでいた。

 軟弱地盤改良のために、大浦湾に7万1千本の砂の杭を打ち込む作業を開始したと仰々しく喧伝した政府を皮肉って、参加者の一人が7万1千本の爪楊枝を積み上げた。

◆稲嶺進オール沖縄会議共同代表の開会のあいさつ。「7万1千本もの砂杭を、大浦湾に打ち込んだら、海の生き物たちはいったいどうなるのか。絶対許してはならない。あの野蛮な工事を止めるためにみんなで力を合わせて頑張ろう!」

◆玉城デニー知事も「私の政治理念は、これまでもこれからも変わることなく、県民とともに不退転の決意で辺野古新基地建設に断固として反対し、対話による解決を訴え続け、皆さんと共に力を合わせて、この状況を必ず乗り越えられると心から信じています」とメッセージを寄せた。

 ◆各現場からの報告①、海上抗議行動を担うヘリ基地反対協から。

「海上行動は三つのチームからなる。一つはカヌーチーム、二つ目は抗議船、三つめはダイビングチームで活動している。今日は頑強な海上保安庁の警備艇がひっくり返りそうな大波だったが、抗議船で抵抗した。埋め立てで海亀の産卵する砂浜が消滅する。防衛局は近くに変わりの砂浜があるから問題ないというが、亀にどうやってそれを伝えるのか?亀たちに”あちらでどうぞ”と看板でも立てるのか?」と皮肉った。

 ◆現場からの報告➁、本部島ぐるみから本部、安和、八重岳の報告。安和桟橋、本部塩川の他、新たに八重岳でのレダー基地建設の懸念を報告した。「先週から桜祭りが始まった桜の名所八重岳には、国土交通省管轄の航空路監視レーダーがある。老朽化して、いま最新式の施設に建て替えが行われようとしているが、自衛隊が関与するミサイル基地化も懸念される」と。

◆県出身国会議員のうりずんの会を代表して赤嶺政賢衆議院議員。  「辺野古新基地の工事は、10年かかっていま16%しかできていないが、すでに680億とする総予算の80%を使い果たしている。これから12年もかかる難工事に2兆円以上かかると県は試算している。こんな公共工事は、辺野古の他どこにもない。辺野古はアメリカに従属した戦争国家づくりの一環、この進路を沖縄が止めていかなければならない。うりずんの会は国会でしっかり追及していく」

集会はこのほか、浦添市長選に立候補の声を上げている里道あけみさんの挨拶などもあった。

 

 今年最初の辺野古「県民大行動」寒さと雨で参加者は少なめ(580人:主催者発表)だったが、新たな一年のスタートに、さらなる団結を誓い合った。

 

2025年2月2日リンクURL