復帰53年 5・15平和とくらしを守る県民大会

 昨日(17日)は、北谷町のAgreスタジアム開かれた「復帰53年 5・15平和とくらしを守る県民大会に参加した。

 二つのコースでの平和行進を経て県民大会には、およそ2000人が参加(主催者発表)、基地のない沖縄、戦争のない平和な世界の実現を誓いあった。

 外間ひろみ大会実行委員会共同代表が、「自民党西田発言は、悲惨な沖縄戦に巻き込まれた県民にとって看過できない問題。戦争をしない覚悟で行動をしている若い世代が増え、頼もしさを感じている。戦争しない覚悟は大人の責任、共に手を携えていこう」と主催者あいさつ。

 玉城デニー知事も来賓として参加。相次ぐ米兵による性暴力事件や、「西田発言」への怒りを表明したうえで「忌まわしい戦争の記憶を風化させることなく、平和を希求するうちなぁのチムグクルを世界に発信しよう」と呼びかけた。

 韓国から参加した韓国進歩連帯を代表して孫美姫さんは「韓国では、若者たちが強い抵抗で軍事独裁に走る伊政権を退陣に追い込んだ。私たちは民主主義への”光の革命”をさらに広げていく。韓国の民主主義と平和統一に熱い連帯を送ってくれた皆さんは友人であり同志だ。私たちも基地のない沖縄平和な島沖縄をつくるために共に闘う」と決意表を語った。

 県議会を代表して幸喜愛議員は前日県議会が西田発言に対し抗議決議を採択したことを報告。維新が反対に回り「全会一致とならなかったのは残念だが、採択されたことの意義は大きい。 ”軍隊は住民を守らない” が沖縄戦最大のの教訓だ。復帰後も県民の暮らしと人権は後回し。もう一度復帰の原点に立ち戻って、県民が心を一つにしてともに闘っていこう!」

 

 

 

 

 

 炎天下照り返しの強いスタジアムのアルプススタンドは、全国から参加した人々の熱気でさらに熱く燃えた。

 復帰53年 講和73年 第48回 5・15県民大会は、「多くの市民の力を結集させ、基地のない沖縄、平和な日本、戦争のない世界の実現を目指すことを宣言し、全国、世界の友人に誓う」との大会決議を大きな拍手で採択、午後5時前に閉会した。

 

 

2025年5月18日リンクURL

5・15平和行進結団式 ~ 今日(17日) 北谷で県民大会開催

 5・15平和行進の結団式が、昨日(16日)那覇市で行われた。

 5月15日に石垣島コースがスタート、宮古島コースなどを経て、本島では今日読谷市役所前をスタートする読谷コースと、宜野湾市嘉数高台を出発する宜野湾コースで行進が行われ、午後3時半から北谷で合流、県民大会を開く。

 

 

2025年5月17日リンクURL

陸自「沖縄戦は本土決戦の準備が整うまでの時間稼ぎ 」認める!

 見出しに「32軍は偉大な貢献」とあるので、「県民に貢献した」と言っているのかと早とちりしたが、本土決戦までの時間稼ぎに貢献したと、つまり沖縄を「捨て石にした」ことを何の衒いもなく認めている。これもまた、ある意味沖縄を侮っているいるとしか言いようがない。「ウチナー ウシェーテェ ナイビランドー!」

                <5月15日 琉球新報>

 53年前の5月15日、その日職場は24時間全面ストライキ。雨の中をずぶ濡れになりながら、与儀公園から国際通りをデモ行進したことを覚えている。当時、沖縄県民の「涙雨」と言われた。恋焦がれた「復帰」。うれし涙のはずだった。現実は怒りと悔しさの涙だった。

 

2025年5月15日リンクURL