原告適格認めるも 住民が言えることは少ない ~ 闘いはこれから! 辺野古住民訴訟

 辺野古新基地建設を巡り、住民が国を訴えた裁判で、昨日(20日)第2回口頭弁論が行われ、国は「最高裁が住民の一部に原告適格を認めたが、住民が言えることは限られている」として、主張制限を求めていくとした。 
 公判終了後の報告集会で住民側の白充主任弁護士は、「これから私が説明することは理解できないと思うが、それは皆さんが理解する力がないというのではなく、日本の法律が欠陥だらけだからである。日本の法律は、同じ案件でも一般的な裁判と行政訴訟は法的な意味付けが違う。このような法律のあり方は他の国ではほとんどない」という。つまり、行政が不用意なことをして国民から訴えられても、よっぽどのことがない限り勝ち目がないように、日本の法律はできているということのようである。

 なるほど!だからこれまで沖縄県が国家権力の理不尽をいくら裁判に訴えても、ことごとく負けてきたのは、そういうことなのだと理解した。それでも県民が声を上げ続けてきたのは、そうしなければますます理不尽を押し付けられるからだ。

そういう意味では、「勝つまであきらめない!」と言い続け、僅か3人とはいえ原告適格を認めさせたのは奇跡に近いし、大きな一歩前進である。

 原告を代表して金城武政さんは「ここまで頑張ってこれたのはひとえに弁護士の皆さんが踏ん張ってきたからである。普通なら法律がそうなのだから仕方がないと、妥協してもおかしくない裁判」と、弁護団を称えた。同時に「しかし、裁判は7年かけてやっと入口にたどり着いた段階、闘いはこれから」と訴えた。

 現在、辺野古新基地建設を巡っては、住民が起こした3つの裁判が同時進行で闘われいる。この日の公判は、県の埋め立て不承認を国が取りけしたことは違法であると、国が行った裁決の取り消しを求めているもの。

 

 

 

2026年8月21日リンクURL

沖縄からは軍事主義国家「日本」がよく見える ~  8月19日の辺野古

 県内唯一の民間空港「那覇空港」の「自衛隊との共用は危険すぎる」と、つい先日抗議集会があったばかりだが、早速その危険性が証明される事故が起こった。

 「自衛隊機が着陸時に事故を起こし立ち往生、滑走路が閉鎖され民間機が離発着できなくなった」と、今朝の新聞一面トップ記事である。
 しかも,事故を起こした自衛隊機は、スクランブル(領空侵犯にたいする緊急発進)から戻った機体で、ミサイルを搭載していたという。車輪の主脚が破損していたとのことで、もし炎上爆発でもしていたら、大事故になるところだ。話をきくだけで背筋が凍る。

 もう一つ身震いするような話。宮古島での自衛隊駐屯地トップが、抗議活動中の住民を恫喝した問題で裁判が行われている。昨日はその第二回口頭弁論がおこなわれ、国側の意見陳述が注目されたが、恫喝は「訓練に必要、かつ相当な範囲で行われた」と主張したという。自衛隊ではこれが普通だということだ。怒鳴りつけて従わせる。沖縄戦における日本軍を想起させる。銃を向けて脅し、住民を壕から追い出した日本軍を。

 沖縄からは軍国主義国家「日本」の姿が丸見えだ。とくに辺野古にいると話題に事欠かない。

 正午前、今日2回目の座り込み。韓国から来た青年が、光州事件で国家権力と闘った民衆の闘いの歌を披露してくれた。「この屍を越えて行け!」と歌う。辺野古に座る私たちに、その覚悟はあるだろうか!


 今日は雨の予報だったが、雨が降ったかと思ったら、数分もしないでカンカン照りになり、暑さにたまりかねて雨具を脱ぐとまた雨が降り出すという気まぐれな天気が続いた。その上に風が強く、雨や陽をよける傘が何度も反り返って往生した。

 来週の水曜日は旧盆の中日にあたる。お盆は、祖先崇拝の県民にとってはお正月より大事な年中行事であるが、辺野古の工事はヤマト系企業が多い。民間警備もヤマト企業である。旧盆休みはないという。でも、県警の皆さんはうちなぁんちゅである。「知事に旧盆休みを要求しなさい。お参りしないとご先祖様に怒られるよ」と声をかけた。

 私も2泊3日で田舎に帰るので、辺野古はお休みする。来週のゲート前は小人数になりなりそうだ。

 

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