台風にも暑さにもけず! ~ 笹にささやかな願いを込めて 7月8日の辺野古

 梅雨明けの辺野古抗議行動は、強大な国家権力だけでなく、大型台風や極暑とも闘わなければならない。

 大型台風9号接近中だが、やんばる路は風は少しあるものの、空はまだうりずん(若夏)のさわやかな青空が広がっている。

 8時過ぎに辺野古へ到着しバスを降りると、松林を渡る風に乗ってやってきた草いきれに体中が包まれた。久々に感じた大自然の懐かしい匂いに、幼少期を過ごした故郷の日々を思い出す。

「ああ!これだけ荒らされても、やんばるにはまだ自然が残っている」と思ったが、しかし、この草いきれが、断末魔の森の悲鳴にも思えて、胸をえぐられた。

 

 メインゲート前のテントの周辺では、先に到着した人たちや辺野古在住のKさんらが、すでに台風対策に精を出していた。

 

 

  最接近は10日との予報だが、2週間前の台風で壊れた部分の修理もまだ十分でないままに、次の台風対策をしなければならないのが現状だ。

 ゲート前での座り込みが始まってからのこの12年間にコツコツと作り上げてきたテント村も、かなり老朽化が進み、少しの風でも、骨組みごと吹き飛ばされる懸念も出ている。本格的な台風対策は明日(9日)になるとのこと。  

 どんな事情があろうとも、土砂や工事用資材が搬入される限り、私たちは、一日3回 工事用ゲートに座り込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一回目の座り込み行動が終わってテントに戻ると、甘~い冷やしぜんざいの差し入れが待っていた。

 早朝那覇を出発するメンバーには、朝食をとれずに出てくるものも多いので、こうした差し入れはありがたい。辺野古の闘いが30年も続けられる影の力である。感謝1

 

 

 前日7月7日は七夕さま。テントにも、笹に願い事を書いた短冊がたくさん揺れていた。

 

 

 

 

 

 台風さんには、「私たちのささやかな願いを吹き飛ばさないでほしい!」 と、祈るばかりだ。

 先週は法事があり、田舎へ里帰りしたため辺野古を休んだ。「先週はどうしたの?」と顔を合わせるなり、聞かれた。いつも来るメンバーが急に顔を見せなくなると、「体調を崩したのでは?」と、みんなが心配する。そのようにして辺野古仲間が、一人減り、二人減りしているからだ。「そんなお年頃の人ばかりだしね」。「ご心配おかけしました!」と何人にも頭を下げた。

仲間とはありがたいものだと、改めて感じ入った。

   

 

2026年7月9日リンクURL

辺野古県民大行動(7月4日) ~ 4か月ぶりの開催に600名余が結集

 梅雨が明け、さわやかな青空がまぶしい朝、貸し切りの大型バスは満席で辺野古へ向かった。那覇からはもう一台マイクロバスが、これも満席御礼との情報に、多くの人たちがいかに「県民大行動」の再開を待ち望んでいたかと伝わってくる。

 9時に那覇を出発して、10時半には辺野古へ到着、会場となるテントの周辺はすでに人であふれていた。久々の活気あふれる雰囲気に元気をもらう。

 集まった人たちはそれぞれに活動をアピールする様々なパフォーマンスが展開されていた。

 こちらは、辺野古の海を象徴する青い布の上に、貝殻で「HELP!」の文字。大浦湾で日々埋め殺されている生き物たちの声である。かつてこれほど多くの貝ととれていた(右下)辺野古埼周辺の海岸。いま、浜に打ち上げられる貝殻一つさえ拾えない。

 貝一つとってみてもこの状態。生物多様性豊かなホープスポットと呼ばれた大浦湾の生き物たちが、どれほどダメージを受けているか想像するだけで、息苦しくなってくる。

      せまる知事選に、「今度もデニーさんがいい!」と、陽気な替え歌でアピールするグループ。

 島袋文子さんも元気に参加。

 集会は、冒頭抗議船転覆によって亡くなった二人へ黙祷をささげて始まった。司会進行のオール沖縄会議の福本勇司事務局長は、「いまだ亡くなった高校生のご遺族に、直接お会いしての謝罪ができていないことを重く受け止めている」とした上で、「今回の事故を理由に、次世代を担う若者たちの平和学習が委縮したり、自粛に追い込まれることがあってはならない。また、県民大行動の再開についても時期尚早との意見もあったが、話し合いの結果、安全を最優先にしながら再開することを決めた」と、経過を報告した。

 集会は、オール沖縄会議・稲嶺進共同代表の「辺野古新基地NOのこの戦いは何としても続けなければならない」との強い決意のあいさつをはじめ、辺野古の闘いを世界へ広げるジュゴンキャンペーンの吉川秀樹さん、本部町島ぐるみ会の「桜並木を守る運動」、海砂採取で沖縄から砂浜が消えると訴える「大宜味の浜守人ぬ会」、うるま島ぐるみ会議、安和の事故の被害のお姉さんなどの報告が続いた。すべての現場が、強大な国家権力との闘いだ。

 3月の事故以来、辺野古新基地建設反対運動への攻撃が続いている。私たちは屈するわけにはいかない。

反基地抗議行動の現場からの報告があり、沖縄各地での軍事化の凄まじい進行に危機感が広がった。

  

 

2026年7月6日リンクURL