慰霊の日、午後は「国際反戦沖縄集会」に参加した。集会では6組が、それぞれの活動の近況を報告した。
ふるさと石垣島を拠点に活動するシンガーソングライタ-の前花雄介さん。
戦時中、日本軍によって波照間島から西表島に強制疎開させられ、マラリアにかかって命を落とした住民らを追悼する忘勿石(わすれないし)之碑。そこには教師として派遣された日本軍のスパイが暗躍したことや、自らの命を懸けて子どもたちを守ろうとした教師がいたことなど、戦争の実相や平和について歌で伝えることが自分の使命と語り、歌った。
ヘリパットいらない住民の会の梅沢安巳さん。
リパットが完成してしまった北部訓練場では、住民より人数を増した常駐しているとみられる米軍と共に、フランスなど外国軍と自衛隊が常に共同訓練をしている。あるとき訓練帰りのフランス軍の新兵が、道路の側溝に車を落として困り果てていた住民を助けてくれたことがあった。「このように心優しい新兵も、ひとたび戦場に赴けば、敵を殺し、自らも殺されることもあるのだと思うと戦争の理不尽に胸が痛む」。 
今年も韓国から、米軍基地に抗う若者たちがやってきた。沖縄と連帯して共に頑張ると決意を語った。(実はこのメンバーと、次に戦時中に日本軍の集団虐殺などの加害について訴えた「南京と沖縄を結ぶ会」の話しの最中に、熱中症で倒れた方がいて、対応に気を取られ、ほとんど話が聞けなかった。幸い周りに看護師経験者がいて応急処置。救急車を呼ぶほどではなく回復された)
沖縄の桜の名勝「八重岳を守る会」からは「返還された米軍基地跡の八重岳の道路に住民が育んできた桜並木が、再び基地強化のために伐採されようとしてる」ことが訴えられた。
「米陸軍八重岳通信所が、新機能を備えた最新鋭の通信施設に生まれ変わった。これは有事に嘉手納基地を守るために、攻撃第一目標となることを目指してのもので、かつて沖縄戦で地獄谷と呼ばれるほどの辛酸をなめさせられたた地で、またもや同じことが繰り返されようとしている」。辺野古や先島地方だけでなく、沖縄中で新たな戦前が進行していることに旋律は走る訴えだった。

最後は、普天間野嵩ゲート前でゴスペルを歌う会による讃美歌のコーラス。10年以上続く活動はますます広がりを見せている。

多様で、しなやかに、そしてしたたかに、県民の平和への祈りが、魂魄の搭に絶えない線香の煙と共に、青い空に長く高くたなびいた81年目の慰霊の日の一日の記録…。

















