とんでもない軍事要塞が造られようとしている ~ 6月10日の辺野古

 台風が過ぎたと思ったら津波、これも事なきを得たと思ったら、今度は大雨警報だ。日々つぶされるやんばるの山からしっぺ返しを受けているのではないだろうか?と、 ふとそんな思いが胸をよぎる。

 沖縄では梅雨のことを「スーマンボース-」という。二四節気の「小満・芒種」である。後半の芒種に雨が激しくなる。まさに今日の辺野古は典型的な「芒種」の一日だった。

 それでも一回目の座り込みはまだ傘は必要なかった。「警報」のせいで足元のおぼつかない方々は、他の迷惑になってはと、お休みを選んだ人が多かったようだ。 私の経験上今までで一番少なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少ない人数は、ものの5分もせず排除されてしまった。後はときどき途切れながらも一時間近く続くダンプの行列に、メッセージボードで抗議を続けるしかない。

 強制代執行による埋め立て工事があ始まる前まで座り込み場所だった第二ゲートで、先月から大型の工事が始まった。あの殺人鉄板が敷かれていた工事用ゲートだ。なにやら深く掘り込まれている。どうやら道向かいにある古いゲートと地下で結ぶためのトンネル工事らしい。

 2週間ほど前、現在空港から名護までを結ぶ高速道路が枝分かれして、キャンプ・ハンセンとキャンプ・シュワブをつなぐ、軍事専用道路計画があると、共同通信が報じた。「どうやら終点は辺野古らしい」と。

 そうなると、嘉手納以北のすべての米軍基地が、一般道の交通渋滞に巻き込まれることもなく、基地に反対する市民の抗議にさえぎられることもなく、軍事専用の高速道路でつながり、北部一帯が一大軍事要塞化する。「辺野古ができても、普天間は返さない」という米軍の意図ともつながってくる。想像するだけで、背筋が凍る。


 お口直しに、オオバナサルスベリの花をどうぞ! 

 今年も千葉県の女性たちから「辺野古で頑張っている皆さんへ」と、大量の梅干しが届きました。去る日曜日の集会と今日辺野古で合わせて 36名の方々にお配りしました。

「千葉の皆さん、ありがとうございます。みんなが毎年楽しみにしています」

 

2026年6月11日リンクURL

明日6日、二つの集会 ご案内

 今年もアッという間に6月、慰霊の月を迎えた。80年前の沖縄戦の戦後処理もまだ充分に行えていないというのに、新たな戦前という状況が生み出されている、沖縄を最前線として。そんなことを許してはならない。

 明日6日に行われる二つの講演会

 

◆  憲法を活かす沖縄シンポジュウム「命どぅ宝」

 

 

 

 

◆内田正敏講演会「自衛隊と靖国神社を問う」


 

 

2026年6月5日リンクURL

違法ダンプが横行 ~  台風一過6月3日の辺野古 

 朝7時に辺野古行きのバスが出発する県庁前の県民広場は、台風一過の濃い朝霧に包まれた。 

 実に数年ぶりの台風直撃に緊張したが、過ぎてみれば室内にいる限りあまり雨も風もそれほど怖さは感じなかった。かつての台風銀座の呼び名も忘れるほど、最近は直撃されることもほとんどなく、「基地があって危険だから台風も沖縄を避けている」と笑い話のネタにされている。

 しかし、農作物や、自然界にはかなりの被害がでたようだ。沖縄市のゴヤ十字路のシンボルツリーとして愛されたガジュマルの木が根元から倒され、復元が危ぶまれているほか、各地で倒木が相次いでいる。

 我が家でもモリンガの直径15センチはある枝2本が風にもぎ取られた。すぐそばが川になっており風の通り道になっているようだ。

 

 

 

 

 

 

8時過ぎ、辺野古のテントに到着すると、早めについた人たちや他の曜日の担当者なども駆けつけ、散乱した落ち葉の清掃、椅子・テーブルの汚れ落とし、屋根のビニールシートの張り直しなど、台風の後始末に追われていた。那覇からのメンバーも加わって何とか座り込み開始時間に間に合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  一回目の座り込みを終えテントに戻ると甘~いフルーツポンチの差し入れが待っていた。台風一過の曇天も次第に晴れ、てぃーだ(太陽)カンカン戻ってきて少しバテ気味だった体にエネルギーを注入できた。

 正午前、2回目の座り込み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この日も「特殊車両誘導車」を偽装した違法ダンプが何十台も横行した。

 道交法上積載量20トンを超す特殊車両は、前後に専用の誘導車をつけ、何かあった場合に備えて助手席に補助の運転手、点滅灯をつけなければならない。

 なのに誘導車は特殊車両と同じ物資を積んだダンプが兼ね、補助の運転者、点滅灯もつけていない。もし、20トンダンプが20台入ったとしたら、40台の誘導車と、20人の補助運転手が必要になる。それが節約できるということだ。こんなまやかしの公共工事がまかり通るのは沖縄だからか!違法性を県警に訴えても聞く耳を持たない。

 

 

 

 

 

 

 

  三回目の座り込みが終わるころには、空はすっかり晴れ上がり、夏空が戻っていた。

 

 台風避難で砂杭を打ち込む工事船は、大浦湾から姿を消している。

 昨年は6月初めに姿を消し、12月中旬まで辺野古に戻ってこれなかった。今回もすでに次の大型熱低が沖縄に向かっているとの予報。これからの台風シーズン、今年も12月まで戻れないかもしれない。 仕事をしてもしなくても、一日200万円が支払われるというサンドコンパクション工事船。食うや食わずの貧困にあえぐ国民が増えている状況も顧みず、米軍基地には湯水のごとく無駄に税金をつぎ込むこの国の姿がここにある。   

 

 

2026年6月4日リンクURL