
辺野古へ行く日は早朝6時過ぎには自宅を出る。今日は日中雨の予報。昨夜は深夜にかなり降ったようで、そのせいかこの秋はじめて薄暗く、肌寒さを感じる一日の始まりとなった。
辺野古へ着くと、テント横の花壇で、熟れた月桃の実が色鮮やかで、元気をくれた。


雨がちらつく中での一回目の座り込みは20名足らず、高齢者の多い平日の行動は、大きく天気に左右される。今日那覇からのバス第一便も、いつもの常連メンバーが二人も体調を崩して不参加だった。



今日はやたらと米軍の戦闘車両がメインゲートを出入りしている。どこかで演習でもしているのだろうか?



正午前、2回目の座り込みは、那覇から二台目のバスも到着して人数がふえた。北海道からやって来た男性は、農業をしているため、冬場の農閑期に入るこの季節に、毎年3カ月ほど辺野古に滞在しているとか。なかなかできることではない。頭が下がる。





3回目は座り込みの途中から雨が降り出した。

今日も米軍基地にまつわる記事が、新聞紙面を賑わす。
県議会で審議調整中のPFSAに関する国への意見書を、野党自民党が、事前に防衛局に意見を求め、添削していたことが発覚したとのこと。意見する相手に対して、事前に文書調整を求めたという、何とも情けない話。

県外からも全労連の代表13人が参加。「沖縄にもどこにも基地はいらない。平穏な暮らし平和を願う私たちの願いとは真逆の政権が誕生してしまった。違うことはちがうと声をあげ続ける。(国の戦争政策は)もはや沖縄だけの問題ではない。日本全体の問題である。
昨年6月に安和桟橋で、抗議行動中に起ったダンプ事故で瀕死の重傷を負った女性の親族が、防衛局が「不存在」とする映像の開示をめぐって起こされた裁判で、被害者女性の陳述が認められなかった経緯を報告。「過去の辺野古をめぐる裁判で、事前に陳述書の提出を求められ、大事な部分をチェック削除されたことから、提出を断ったところ、裁判で本人陳述が認められなかった」と無念な思いを語った。
うるま島ぐるみの照屋寛之共同代表は、中城湾港での自衛隊の訓練について報告。抗議行動は早朝だったこともあり「30名ほどしかいなかったが、それでも2時間余り訓練を止めることが出来た。憲法9条違反、法の下の平等に反する自衛隊の活動・訓練は市民の力で排除する」と力強いあいさつに拍手が湧いた。
県議会与党議員代表の幸喜愛県議は”自衛隊差別改善決議”について「あってはならない逆差別の決議を、数の力で押し切られてしまった。皆さんに申し訳なく、お詫びしたい。これ(
来年1月に行われる名護市長選挙に立候補予定の翁長久美子名護市議も登壇。今回の名護市長選挙は「現職との闘いではない。国との闘いである。名護市民だけでは闘えない。是非多くの県民の力で初の女性名護市長を誕生させてください」と、力強く決意表明を行った。




<写真:参加した友人提供>