あんまー ②

前に「あんまー」のタイトルで書いたら 東京の友人をはじめ
何人かから かりゆし58が唄う「あんまー」という歌が好きだと
メールや電話を貰いました。

実は「あんまー」を書いたとき
私も かりゆし58の「あんまー」の歌詞を是非紹介しようと
日記を書き始めたのでした。

しかし、余りにも文章が長くなりすぎるので、心残りを振り切ったのです。
あぁ!やっぱりあのとき紹介すべきだった!と
いまさらながら思います。                   DVC00004.JPG

タイミングは少し、いやだいぶずれますが紹介します。

 

 

あんまー          
                          作詞:前川真悟  作曲:前川真悟  歌:かりゆし58

初夏の晴れた昼下がり 私は生まれたと聞きました
母親の喜びようは大変だったと 聞きました
「ただ真っ直ぐ信じる道を歩んでほしい」と願いをこめて
悩みぬいたすえに この名前を私につけたと 聞きました
我が家はあの頃から やはり裕福な方ではなく
友達のオモチャや自転車を羨ましがってばかり
少し困ったような顔で
「ごめんね」と繰り返す母のとなりで
いつまでも いつまでも泣いていたのを覚えています

アンマーよ アナタは私の全てを許し
全てを信じ全てを包み込んで
惜しみもせずに 何もかもを私の上に注ぎ続けてきたのに
アンマーよ 私はそれも気付かずに
思いのままに過ごしてきたのでした

「強さ」さの意味をはき違えて ケンカや悪さばかりをくりかえし
勝手気ままに遊びまわる 本当にロクでもない私が
真夜中の静けさの中 忍び足で家に帰ったときも
狭い食卓の上には 茶碗が並べられていました
自分の弱さに目を背け 言い訳やゴタクを並べ
何もせずにただ毎日を だらだらと過ごし続け
浴びる程に飲んだ私が 明け方眠りに落ちる頃
まだ薄暗い朝の街へ 母は出て行くのでした

アンマーよ 私はアナタに言ってはいけない言葉を
加減もせずに投げつけては アナタを踏みにじったのに
アンマーよ アナタはそれでも変わることなく
私を愛してくれました

木漏れ日のようなぬくもりで 深い海のような優しさで
全部 全部 私の全てを包み込んだ
アナタの背に負われながら眺めた八重瀬岳の夕日は
今日も変わらず 茜色に街を染める

度が過ぎるほどの頑固さも わがままも卑怯な嘘もすべて
すべてを包み込むような愛が そこにはありました
アナタのもとに生まれ落ちたことは こんなにも幸せだった
今頃ようやく気付きました こんな馬鹿なわたしだから

春先の穏やかな朝に新しい命が生まれました
アナタのように良く笑う宝石みたいな女の子
「優しさの中に凛々しさを秘めた人」になりますようにと願い
アナタのいちばん好きな 花の名前を付けました

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聞く者の胸に ひとつや二つは思い当たるような場面が満載、そんな歌詞が受けているようです。特に男の人には!

かりゆし58の唄 「アンマー」はYouTube の動画で聞くことが出来ます

2013年4月10日リンクURL