劇場閉鎖は『演劇の死』 ~ 野田秀樹さん(京芸術劇場芸術監督)が意見書

 新型コロナウイルスの感染防止対策としてスポーツや文化イベントの自粛が相次ぐ中、東京芸術劇場の芸術監督で演出家の野田秀樹さんが昨日(1日)、「公演中止で本当に良いのか」と題し、「演劇人として劇場公演の継続を望む」との意見書を発表、演劇ファンの間で共感が広がっています。

 意見書の中で野田さんは、「感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提に公演は実施されるべき」と前置きしたうえで、「演劇は観客がいてはじめて成り立つ芸術、スポーツイベントのように観客なしで成り立つわけではない。ひとたび劇場を閉鎖した場合、再会が困難になる恐れがあり、それは『演劇の死』を意味しかねない。もちろん感染症が撲滅されるべきであることには何の意義もありません。けれども、劇場閉鎖の悪しき例をつくってはなりません。劇場公演の中止は考えうる限りのあらゆる手を尽くしたうえでの、最後の最後の手段であるべきです」と。

 そして、「この困難な状況の中でも上演を目指している演劇人に対して『身勝手な芸術家たち』という風評が出回ることを危惧します。公演収入で生計を立てている多くの舞台関係者にも思いをいたしてください」と訴えています。

 まるで3月4日に行われる劇団青い鳥沖縄公演「普通の人々」へのエールかと思える野田さんの意見書です。劇団青い鳥も、観客席はじめドア、トイレなど劇場内の全般の消毒、観客の手洗浄など万全を尽くして上演を実現させたいと考えています。チケットを求められた皆さんに感謝を込めて、予定通りの上演をご案内をいたします。

「青い鳥公演決行!」と聞いて、前にチケットを買った友人が、改めて家族5人分のチケットを買い「コロナなんかに負けないで!」と励ましてくれました。持つべきは友ですね。ありがたいことです。

2020年3月2日リンクURL

劇団 青い鳥20年ぶりの沖縄公演「普通の人々」3月4日決行!

 少なからぬご縁があり、20年前とおなじく公演の応援をしています。コロナウィルスの流行に関連して、様々なイベント、行事、集会等が中止になる中、「初志貫徹!」決行することになりました。

 会場内の客席をはじめ、トイレを含む周辺の消毒、観客にい対する手指消毒用スプレーの用意(必要な方にはマスクも)など、感染対策を徹底して行います。ぜひいらしてください。

 

 平和や人権、基地問題など「沖縄」と直接関係のないテーマのため、様々な問題を抱え、受難続きの沖縄で「こんなときに!」と、チケットを広めるのにいささか苦戦していますが、純粋に演劇として楽しんでいただければ、そこに自ずと湧き出てくる人として生きていることへの共感と「ウチアタイ」に、心を潤すことができる舞台になっているはずです。

 いろんな意味で「こんなときだからこそ」沖縄の人に観てもらいたい作品です。テンブスホールでお待ちしています。

<2月29日 琉球新報 ↑>

 

2020年2月29日リンクURL

段ボール120個超と奮闘中 ~ 事務所の引っ越し

 女性や平和をテーマに活動するいくつかの市民グループが共同事務所としている「すぺーす結」が、先日(16日)引っ越しをした。

 30年余数グループが使用していたため、所有する資料や本など、沖縄の女性運動や平和運動の第一次資料が詰まっている事務所でもある。

 引っ越し業者の見積もりは、当初段ボール箱75個ということだったが、実際に蓋を開けてみると120箱超に膨れ上がり、しかも今回の引っ越しで、新たに二つのグループが加わることになりったことから、さらに20数箱増えて四つの部屋のほとんどを占拠してしまった。

 これらの荷をほどいて所定の場所に収めていく作業も、大変な労力と時間がかかる。前日に荷物を梱包、当日は運び出しと新居に運び込むのに一日がかり。その翌日から今日まで3日間荷ほどきに取り掛かっているが、まだ半分も終わっていない。  

 私の荷物は部屋に入れてもらえず、ベランダに。荷ほどきも後回しになる。今日は小雨、ブルーシートで何とかしのげそうだけど、本降りにならないことを祈るばかり。(かわいそうに!)

  若者たちのグループは人数が多いこともあって、二日間で片付け終わり、今日から業務を開始した。事務所の中心である私たちのグループは、基本的に私一人、早朝から深夜まで取り組んでも、たかが知れている。昨日の午後からと今日午前中はもう一人が加わって、前期高齢者と後期高齢者の二人がゆるゆると、今日も頑張っている。(昨夜、お風呂に入っていて気づいたが、手足に無数のあざができていた。本の詰まった重たい段ボール箱と格闘した印が、しっかりと付いていた

 今日になって、いったん配置した本棚などの家具を動かす必要が出てきて、思い余ってもう一つのグループの男性たちにSOSを発信、助っ人に来てもらうことになった。

2人お願いしたら4人も駆け付けてくれて、大きな本棚6つを入れ替える作業が、ものの5分も経たずにお終わってしまった。さすが…!<写真は、助っ人作業が終わり、コーヒーとアップルケーキで、ご苦労様!をしているところ>

 ところで、今回お願いした引っ越し屋さんは日本一の引っ越し件数を誇る業界一の会社らしいが、彼らの働きぶりには感動した。テキパキと仕事をこなすのは当然として、私たちのどんな無理な要求にも、いやな顔一つせず笑顔で対処し、かといって客の言いなりになるばかりではなく、常に最善策を提案し、解決していた。三人一組で一軒の引っ越しを担当しているようだが、早く終わった組が、時間のかかっている別の組を応援にやってくる。仲間同士の連携も見事だった。(社員教育が行き届いているようだ)

ただ気になるのが、彼らは早朝から夜遅くまで、ちょっと働きすぎなのではないかと思う。しっかり労基法守っているとは思うが…。

 私は決して、この引っ越し業者の回し者ではありませんので念のため。非常に重労働なのに最初から最後まで本当に気持ちよく爽やかで、感動したのでグログに書こうと思った。

 

2019年12月19日リンクURL