花のジンベエザメ

 右を向いても左を向いてもコロナ、コロナで窒息しそうな毎日(特に那覇の都心部では)ですが、ちょっとだけ自然の中に目を向けると、道端の小さな雑草の花が、街路樹の新緑が、何かを語り掛けてくれているようで、元気が出ます。

 写真は、コロナで休館中の沖縄県立博物館・美術館の前で見つけたジンベエザメです。沖縄美ら海水族館で一番人気のジンベエザメが、那覇のど真ん中にやってきました。

 <お花は四季咲きベゴニアが主体でした>

 世界最大の魚と言われるジンベェザメ、沖縄美ら海水族館では世界ではじめて水槽内での複数飼育(現在3匹)に成功、現在水槽内での繁殖を目指しているそうです。(沖縄美ら海水族館もコロナ休館中)

<注:正確に言えば「雑草」という名の植物はありせん。私がその植物の名前を知らないだけです。ごめんなさい>

 

2020年4月19日リンクURL

劇場閉鎖は『演劇の死』 ~ 野田秀樹さん(京芸術劇場芸術監督)が意見書

 新型コロナウイルスの感染防止対策としてスポーツや文化イベントの自粛が相次ぐ中、東京芸術劇場の芸術監督で演出家の野田秀樹さんが昨日(1日)、「公演中止で本当に良いのか」と題し、「演劇人として劇場公演の継続を望む」との意見書を発表、演劇ファンの間で共感が広がっています。

 意見書の中で野田さんは、「感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提に公演は実施されるべき」と前置きしたうえで、「演劇は観客がいてはじめて成り立つ芸術、スポーツイベントのように観客なしで成り立つわけではない。ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になる恐れがあり、それは『演劇の死』を意味しかねない。もちろん感染症が撲滅されるべきであることには何の意義もありません。けれども、劇場閉鎖の悪しき例をつくってはなりません。劇場公演の中止は考えうる限りのあらゆる手を尽くしたうえでの、最後の最後の手段であるべきです」と。

 そして、「この困難な状況の中でも上演を目指している演劇人に対して『身勝手な芸術家たち』という風評が出回ることを危惧します。公演収入で生計を立てている多くの舞台関係者にも思いをいたしてください」と訴えています。

 まるで3月4日に行われる劇団青い鳥沖縄公演「普通の人々」へのエールかと思える野田さんの意見書です。劇団青い鳥も、観客席はじめドア、トイレなど劇場内の全般の消毒、観客の手洗浄など万全を尽くして上演を実現させたいと考えています。チケットを求められた皆さんに感謝を込めて、予定通りの上演をご案内をいたします。

「青い鳥公演決行!」と聞いて、前にチケットを買った友人が、改めて家族5人分のチケットを買い「コロナなんかに負けないで!」と励ましてくれました。持つべきは友ですね。ありがたいことです。

2020年3月2日リンクURL

劇団 青い鳥20年ぶりの沖縄公演「普通の人々」3月4日決行!

 少なからぬご縁があり、20年前とおなじく公演の応援をしています。コロナウィルスの流行に関連して、様々なイベント、行事、集会等が中止になる中、「初志貫徹!」決行することになりました。

 会場内の客席をはじめ、トイレを含む周辺の消毒、観客にい対する手指消毒用スプレーの用意(必要な方にはマスクも)など、感染対策を徹底して行います。ぜひいらしてください。

 

 平和や人権、基地問題など「沖縄」と直接関係のないテーマのため、様々な問題を抱え、受難続きの沖縄で「こんなときに!」と、チケットを広めるのにいささか苦戦していますが、純粋に演劇として楽しんでいただければ、そこに自ずと湧き出てくる人として生きていることへの共感と「ウチアタイ」に、心を潤すことができる舞台になっているはずです。

 いろんな意味で「こんなときだからこそ」沖縄の人に観てもらいたい作品です。テンブスホールでお待ちしています。

<2月29日 琉球新報 ↑>

 

2020年2月29日リンクURL