不屈の座り込み3902日 ~ 3月12日の辺野古から

 今年は戦後80年、新聞もテレビもメディアは毎日のように沖縄戦の記事や特集があふれる。見るのも読むのも苦しい。体験者にとってはなおさらのことだろう。そんな日々が続いている。

 拍車をかけるようにトランプ劇(激)場は日本に軍事費の増強を迫る。増やさないなら米軍は日本を守らないんだって?望むところだ。米軍が日本にいる理由もなくなる。早々にすべての米軍基地をアメリカに持って帰ってくれ! 

 米軍基地が無ければ、このような無駄でバカげた難儀もしなくて済む。

 辺野古へ向かう途中通る開南バス停のイペーの花。いま各地で満開。寝ぼけまなも覚めるような鮮やかな黄色。イッぺー(とても)美しい。

                    辺野古テントのテーブルに活けられたこでまりの花。

 

出来ることなら、米軍基地などと闘うのではなく、このような花々を愛でながら、穏やかに暮らす日々がいい。

 

 

 

2025年3月13日リンクURL

沖縄に要らない軍事基地は世界のどこにもいらない! ~ 2月5日の辺野古

 暑くもなく寒くもなく、そんな穏やかな一日の始まり。できれば自宅でのんびり庭の草をむしり、ゴーヤーやオクラの種でも蒔きたいなどと思うのは、贅沢な話だろうか?

 いつもの水曜日(2月5日)午前4時半に起きだして弁当をつくり、那覇・県庁前7時発の貸し切りバスに乗り合わせて辺野古に向かう。

 天気予報は曇りだったが、時折小雨がパラパラと落ちてきた。

 

 今日も朝一は少な目、30人余で座り込んだ。早速機動隊による排除が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 メキシコから日本の大学に留学中の女性、軍事と暴力について学んでいるという。「皆さんのくじけない長い闘いに敬意を表する。軍事は暴力だ。辺野古に要らないものは、日本にもいらない。世界のどこにもいらない。世界から軍事基地をなくすためにあらゆる国々に働き掛けていく」こうした若い世代の元気な声には上げまされる。

 正午前の2回目は、歩いて工事用ゲートに向かった。

 座り込みの現場・工事用ゲートまでは歩いて20分ほど。道路の両側は埋め立てや皆伐によって、海・山ともに自然破壊が日に日に増している。核も収納できるという辺野古弾薬庫地域は、いまや何倍にも膨れ上がっている。

 二回目は60名余が座り込んだ。東京の大学から卒業前の大学生の一行が参加。多くがこの春から大手の新聞社などで働く予定という。このゼミでは毎年この季節に沖縄研修を行っており、辺野古へもやってくる。

 

 

 

 

 

 2回目の座り込みの後は水曜名物ランチバイキング。今日は人数も多かったので、早々と品切れとなった。

 今日はいつも以上にテント下もにぎやかだった。

 

2025年3月6日リンクURL

博治さんお帰りなさい! ~ 2月26日の辺野古

 先日(25日)をピークに寒さが峠を越したとのこと。那覇は最高気温が20度。とは言っても、沖縄の者には充分寒い。私個人にとっては体調のこともあって今年は特にそう感じる冬だった。

 辺野古へ向かうバスの中から東の海に昇る朝日に照らされて、雲が見惚れるほど美しかった。

 しかし、金武湾には宮城島から土砂を運ぶ運搬船が何隻も浮かぶ。はるか50年も前のCTS構想の名残で居並ぶ原油貯蔵タンクと共に、便宜、金儲けと引き換えに破壊された自然の姿である。胸が苦しくなる。

 辺野古テントに着くと、すぐに歩いて工事用ゲートに向かった。およそ20分歩く県道の両脇は、新基地関連工事で日々自然破壊が進む。

 水曜日としては久しぶりに大城敬人名護市議会議員、山城博治さんの姿も見える。


 

 機動隊の排除の最中、ほぼ2年ぶりに現場復帰した山城博治さんを励ます大城敬人の姿に胸が熱くなる。さすがに機動隊も二人を避けて…。

 今日も「特殊車両誘導中」の違法ダンプの横行が目についた。市民がいくら訴えても是正されない。(白ナンバーダンプは、今週初めからいなくなったという)

 一回目の座り込みを終えテントに戻ると、大量のサーターアンダギーの差し入れが待っていた。

 座り込み行動へのこうした支援が、めげそうな気持を支えてくれる。朝食抜きのすきっ腹に美味しさが滲みて「ああ!やっぱりガンバロウ!」と元気をもらった。

 このところ韓国からの若い人たちの参加が多くなっている。今日も若い女性がやって来た。「平和のために闘う皆さんの活動に敬意を表します。辺野古新基地建設によって、珊瑚やジュゴンが死滅し、美しい海が戦争の基地にされることに、強く反対します。

 かつて日本とアメリカが起こした戦争の後始末(遺骨の収集など)も済んでいないのに、また日本とアメリカのための米軍基地をつくることは、沖縄戦で犠牲になった方々を二度、三度と殺すことになります。反環境的、反倫理的、反平和的な辺野古新基地建設は直ちに中止すべきです。これ以上平和の島を戦場にしないでください。美しい島を米軍基地にしてはいけません。沖縄は沖縄の人々のものです」

 徹底した民主化教育の進む韓国の若者・国民に、民主主義、人権後進国の日本人は学ばなければと、つくづく思うこの頃である。

 今週初めから現場復帰を宣言した山城博治さん。「今日はまずご挨拶」と穏やかにマイクを握ったが、またあの力強い「ひろじ節」が辺野古への空に響くことだろう。

  私はこの後、別日程のため辺野古を後にしたが、この間に那覇からの2台目のバスも到着。県外からの参加者も続々やってきた。2回目の座り込みは朝の倍の人数が座り込むであろう。

 

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今週土曜日(3月1日)は第48回 県民大行動の日

日時:2025年3月1日(土) 11時〜12時
場所:辺野古ゲート前
 *天候不良や新型コロナ等の感染状況により急遽中止もあります、ご了承ください
主催:オール沖縄会議


那覇か貸切バスのご案内:
県民大行動に参加されるみなさん、どうぞご利用ください。

1)「平和市民連絡会」大型バス。要予約。
2)「島ぐるみ会議」マイクロバス。予約不要。

ともに、県庁前・県民広場 9:00発

 

 

2025年2月27日リンクURL