女性団体が県に要請 ~ 米軍の性暴力対策もっと主体的な取り組みを!

 21日、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会やフェミブリッジ沖縄などの女性団体が、沖縄県に対し「米軍構成員による性暴力に対応するための会議体設置を求める要請」を提出した。

 米軍兵士の性暴力事件が隠蔽されていたことに対する抗議の県民大会から2年がたっても、再発防止に対する沖縄県の主体的な対策が進んでいないとして、改めて実効性のある対策を要請したもの。

 女性たちは、リバティ制度や夜間パトロールが行われているが、それは米軍からの提言を受け入れているだけと厳しく批判するとともに、これまで長年この問題に取り組んできた女性たちや、専門家などで構成する性暴力に特化した委員会などの会議体を設置するよう強く求めた。

 要請文を受け取った知事公室基地対策課の玉元宏一朗課長は「知事に伝えます」と応えた。

  要請文は以下の通り

2026年8月23日リンクURL

もろさわようこさんの追悼集刊行

 2024年2月に亡くなられた女性史家で思想家の故もろさわようこさんの追悼集が、このほど財団法人志縁の苑から刊行された。

 追悼集には葬儀に代わる「白寿の宴」をはじめ、長野、高知、沖縄在の活動拠点である各「家」でそれぞれ行われた「しのぶ会」の模様を収録した他、「志縁」で結ばれた30名の方々が、しのぶ言葉を寄せている。B5版 288ページ、厚さ1・5センチの重厚な仕上がりになっている。

 本書は、「志縁の苑」の記録誌(機関誌)の特集号として発行されるため、販売は行われない。

 志縁の苑の運営は、40年前の発足以来もろさわようこさんが理想とした無組織、無規則、無会費を貫き、関わる人それぞれが自らの責任でかかわりたいように関わり、その心と懐具合に応じ寄せられる「志金」によって営まれている。

  ◇ 追悼集目次

 ◇ 追悼集ご希望の方は、minamoto@ocs.okinawaにお問い合わせください。

 

 
 

2026年7月24日リンクURL

船長が性暴力 ~ 辺野古抗議船転覆死亡事故

 辺野古沖の抗議船転覆事故で死亡した船長が、過去に知り合いの女性に性暴力を行っていたとの17日新報の記事は、抗議船の船長として仲間に信頼されていた人だっただけに、ゲート前にも大きな衝撃が広がった。 

 隠されがちな性暴力が明らかになったことは、もちろん大切なことで、証言した被害者も、取材する側も、さぞかし勇気がいったであろう。今後、被害者がネットなどの誹謗中傷にさらされるような、いわゆる二次被害にあうことがないよう周りがどう守っていくかが大切になってくる。

 一方で、この記事には少し違和感も感じる。加害者が亡くなっていることで、反論の機会が保証できない点や、ずいぶん以前に起こった出来事であり、周りにはかなりの範囲で知られていたようだが、なぜこのタイミングでの表面化なのかがすっきりしない。

 そして大きいのは被害者が、これは一人この加害者だけの問題ではなく「構造的な問題」だとしっかり指摘し批判しているが、記事は「構造的」の意味を説明しきれていない。果たして、どれくらいの読者が「構造的」ということばを、真に理解できているだろうか?と懸念する。

 沖縄差別に抗議する人間が、自らは女性差別の極みである性暴力を平然と働いている。沖縄の女性は、「沖縄差別」と「女性差別」という二重三重の差別を受けているのだ。問題の根底に女性差別があることを見逃しては、また同じ過ちを繰り返す。現に繰り返している。

 

 

 

 

2026年6月20日リンクURL