隣家のゴールデンシャワー

 昨年も紹介しましたが、隣家のゴールデンシャワーが、今年も目が覚めるような黄金色を放っています。

  
 ゴールデンシャワー、和名はナンバンサイカチ。沖縄の夏を告げる花といわれています。インド原産、日本では奄美大島以南でしか見れないそうで、タイの国花でもある。
 
 「シャワー」は、風呂場のあのシャワーかと思っていたら「雨」のことで、ゴールデンシャワーは「黄金の雨」。やっぱりこの方が花の姿にぴったりですね。

 降りそそぐ黄金の雨にうたれながら、花の真下から撮りたいところですが、他人んちなのでそうもいかず、フェンスの網目の隙間から写しています。(これも盗撮になるかな?)

 来年こそは、許可を得て、それこそシャワーを浴びるように花の真下から写したいと祈りつつ…。

 

2024年7月23日リンクURL

大雨洪水警報の中で 座り込み ~ 6月12日の辺野古

 雨に煙る那覇の街。辺野古へ行く日は朝6時過ぎに家をでる。

 昨夜(12日)は夜中に何度も大雨洪水警報の避難指示エリアメールが鳴り響いていた。自宅が川のすぐそば(マンションのベランダから2メートルほど先)にあるため、大雨の時はいつも川の増水が気になる。警報のたびにベランダから川を覗き込んだ。睡眠不足での辺野古行動は少し辛い。

 9時前、ゲート前に座り込む頃には、少し小降りになった。歌や踊りで元気をつける。非暴力の抵抗に歌や踊りは無くてはならない大切なツール。水曜日は特に歌や踊りが得意な人たちが揃っている。みんなが歌っている間は、機動隊も排除をためらう。(その日の指揮官にもよるが…)

 強制排除はいつもより10分ほど遅れて始まった。

 ひとりに4~5人の機動隊が張り付く。

 高齢で座り込みはできないからと、辺野古ゲート前のテントに、毎月2リットルペットボトルのミネラルウォーターを、13ケースも届けてくださる方がいる。この日も一時間以上もかけて自ら水を運んできた。こういう目に見えない応援に支えられて、辺野古の闘いは続けてこれたのだ。 

 辺野古の集落では、花をいっぱいつけたゆーなんぎい(ゆうなの木)の大木があちこちで見られた。混じりっけのない透き通るような黄色のさわやかさが好きだ。

 

 

 

 

                  

ゲート前の座り込みももうすぐ(7月7日)満10年となる。

 

 

2024年6月13日リンクURL

「月桃の花」と「蛍」

 

 実家マンションの部屋は一階にあり、小さな庭がついているので、四季折々にいくつかの植物が花を咲かせる。今年も月桃の花の季節になった。昨日もときおり雨がちらつく不安定な一日だったが、月桃の花は雨がよく似合う。花房に水滴がキラリと美しい。 

 しかも、花の香りに誘われたのか、2日前の夕方、月桃の周りを飛び交う蛍に気がついた。その幻想的な風情を、私の技術では、カメラに収めることができず、ここにアップすることが叶わないのは残念!

 1枚目の写真で月桃の奥に写っている金網の向こうは安里川、マンション入り口のすぐ横に橋があるのだが、その名も「ほたる橋」。聞けばかつては清流で蛍の名所だったらしい。この近くで小学校時代を過ごした友人は、この橋の周辺で泳いだという。

 両親がこのマンションの部屋に越して来た20年前の安里川は、どぶ川で臭いも気になった。人々の環境意識の高まりによって、今では鯉も、ウナギも、亀も、ザリガニも棲む清流を取り戻しつつある。豊富なエサを目当てに、青サギ、シラサギなど珍しい鳥たちも飛んでくる。

 

 

 

 

 

 

<先週まで2種類のアマリリスも咲いていた>

 両親がこの中古マンションの購入を決めたのは、長く林業関係の仕事に携わり、樹木医でもあった父が、小さいながら庭がついていることと、なにより高所恐怖症で2階以上は嫌だと主張したことが最大の決め手だった。おかげで木々の緑や四季の花々に恵まれ、さらに蛍が戻ってきたことで、いまさらながら父のケガの功名に感じ入っている。

 

2024年4月26日リンクURL