三木健著「沖縄・八重山五十年史」 ~ ブックトークイベントのご案内

 私にとって、新「沖縄事典」となった一冊である。なかでも「ドキュメント・沖縄返還交渉」抄録は、ほぼ同時代を、新聞と放送、東京と沖縄の違いはあれど、激動の沖縄を報道の現場で取材に明け暮れた経験が重なり、遠い記憶を手繰りながら夢中で読んだ。

 八重山史に関しては知らないことも多く、たくさんの学びを頂いた。

 また、末巻の著者略歴はそのまま沖縄復帰50年史となっており、「沖縄」を知りたい者にとっては貴重な資料となる。

           <沖縄タイムス 書評欄 2月22日>

 

 来る3月3日(月)、ジュンク堂書店で本書の発刊を記念してブックトークが行われる。

 

 

 

 

2025年2月27日リンクURL

照屋勇賢さん快挙! ~ 作品が 大英博物館雑誌の表紙に

  沖縄にとって、とびっきり嬉しいニュースだ。飛び上がって喜んだ。とくに大英博物館の担当者が、照屋さんの作品を使用した理由として、辺野古の新基地基地建設の状況と、長年それに抵抗する県民の闘いを評価しているコメント(赤傍線)が嬉しい!

               <1月14日 沖縄タイムス>

 照屋さんは、3月1日になはーとで上演される「オペラ沖縄版”魔笛”」の作中に使用する映像を撮影するため、昨年暮れ2度も辺野古ゲート前にやって来た。ヨーロッパのオペラと沖縄のオペラ「組踊」が融合したした舞台がどんなものになるのか、ますます期待が高まる。観に行かなくっちゃ!

2025年1月14日リンクURL

 劇団文化座沖縄公演「しゃぼん玉」 お見逃しなく

 劇団文化座は、沖縄ととても縁の深い劇団です。これまでいくつもの秋縄をテーマにした作品を上演して来ました。1950年代に土地を強制収用した米軍に沖縄の農民が非暴力で抵抗した実話を基に、戦後の沖縄復興や日本復帰に生涯を懸けて闘う姿を描く代表作「命どぅ宝」は、ご記憶の方も多いと思います。

 今回は、沖縄がテーマではありませんが、久々の沖縄公演「しゃぼん玉」の上演が迫っています。

 去る10日(日)沖縄市のシアタードーナツで、しゃぼん玉の公演を前に、劇団代表の佐々木愛さんを囲む会が開かれました。

 この作品は、社会とのつながり、人と人とのつながりを失い、自らを「すぐに壊れてしまうしゃぼん玉」と感じて世を捨てていた若者が、偶然出会った一人の婆さんに導かれ、源氏と平家の落人が、仲良く共存したという宮崎県の山奥の村に生きる人々とつながることで、人として再生していくという物語

 スマ婆さん役の佐々木愛さんが、原作との出会いや、作品が出来上がるまで、次々不思議な縁で人と人がつながって完成した舞台裏のエピソードなど熱く語りました。

                    

 

2024年11月14日リンクURL