オオゴマダラが帰ってきた!

 先日の大雨から一転、広がる青空、地から立ち上がる草木の香りにカラダがついて行けずめまいがする。沖縄気象台は21日、例年より5日も早い梅雨明けを宣言をしたとのこと。

 庭の月下美人の鉢植えにオオゴマダラの黄金のさなぎを見つけました。3年前にこの庭から飛び立ったオオゴマダラが帰って来てくれたのだろうか?

 オオゴマダラの食草はホウライカガミだけと思い込んでいたので、まさか月下美人に卵を産むとは思いもよらずビックリ!幼虫は月下美人の固い葉を食べることが出来たのだろうか。大変だっただろうなあ!

これから羽化まで、鳥などに食べられることなく、元気に飛び立ってくれるのを見守りたい。

   (写真は21年6月のオオゴマダラ)

2024年6月21日リンクURL

それでも私たちはあきらめない ~ 豪雨の中で 6月19日の辺野古

 那覇を出るときは雲ってるだけだったが、やんばるの方は降っていそうだ。ほどほどであってほしいと祈るような気持ちで辺野古へ向かう。

 雨に煙る恩納岳。かつて、人々の心の拠り所である聖なる山に実弾を打ち込む米軍演習に、若者たちが着弾地の山の中に立て籠もり命懸けで抵抗した喜瀬武原闘争の地である。 

 伊芸のパーキングエリアでトイレ休憩をとっていると、自衛隊の戦闘車両が2台。自衛隊が制服や迷彩服で民間地を動き周ることなんて、つい最近までありえなかったが、このところ頻繁に見かけるようになった。見るだけで腹が立つ!

 メインゲート前のテントに荷物を置き、歩いて工事用ゲートに向かった。

 途中、雨で赤く濁った辺野古ダムに驚く。名護市民の命の水がめである。辺野古関連の工事に伴う森林伐採などで、雨のたびに赤土の泥水になる。そして、さらにこの水が辺野古の海へと流れ、珊瑚やジュゴン、海の生き物たちを苦しめていると思うとたまらない気持ちになる。

 毎朝座り込みにやってくる大先輩・仲村さん、「県議選の結果がどうであろうと戦争につながる辺野古基地反対する私たちの意志は一歩も揺るがない。心を合わせて頑張ろ!」と気合を入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後から大雨の予報だが、幸い一回目の座り込みの間はほとんど雨は落ちなかった。

 

 

 

 

 

   <ゆうなの花>             <ハイビスカス>           

 2回目座り込みの間は、休憩をとりながら県議選の結果について話し合った。多くの人が手をあげ意見を述べた。

「負けた要因にの一つはオール沖縄側の立候補者の調整が出来なかったこと。候補者が乱立して共倒れになってしまった。かつてのように調整力のある大物政治家がいなくなって、どの党も我が党第一で譲り合わなかった。そして共産党の衰退。失った4議席のうち3議席が共産党。そして何より辺野古や自衛隊問題を全体的な争点にすることが出来なかったこと、史上最悪の投票率(なんと5割を切った)、それらすべて自民党に利することばかりだった。

 でも、本番はこれから。本番とは2年後の知事選。ある意味負けてよかったかもしれない。本番に向けて自分たちの弱点に気づいた。反省を生かして本番に向けて、地道に取り組んでいこう!」チルダイ(気落ち)している場合ではないと、結論は前向きにまとめられた。

 正午前、2回目の座り込み。那覇からの2台目のバスも到着して人数も増えた。

  

 

 

 

 

 2回目の座り込みが終わるのを待っていたかのように、土砂振りの雨。テントの中も、洪水のように水が流れた。

 止まない雨に2時半すぎ3回目の座り込みはやむなく中止の決断。高齢者が多いこともあり、躰を壊しては元も子もないと…。

2024年6月20日リンクURL