国の「私人」なりすまし許さない ~ 国の「関与取り消し裁判」事前集会

 辺野古の新基地建設を巡って、沖縄県の埋め立て承認「撤回」を取り消した国土交通省の採決取り消しを求め、沖縄県が国を相手に起こした裁判の第1回口頭弁論が、今日午後行われるのに先立ち、オール沖縄会議主催の事前集会が、裁判所近くの城岳公園で行われた。

 今日の第1回公判で意見陳述を行う玉城デニー知事を応援するため、雨にもかかわらず」大勢の県民が集まった。拍手に迎えられ集会場に入る玉城知事。

国の「私人」成りすまし許さない!国は沖縄の民意に向き合え!裁判所は公平な判断を!などのシュプレヒコールで始まった集会は、新たにオール沖縄会議の共同代表に就任した金城徹氏と照屋義実氏が挨拶した後、弁護団を代表して加藤弁護士が今回の裁判の意義について説明した。

 

 加藤弁護士は『今回の裁判は「撤回取り消し」の中身を争うものではない。取り消しそのものの違法性を訴えている。行政不服審査法は行政の行為を不服として国民(私人)が行政行為に異議申し立てをするもので、沖縄防衛局は「私人」ではありえない。国の機関である沖縄防衛局が、同じ国の機関である国土交通省に訴え審査するというのは、競技者と審判同じということ。こんな不公平はない。

 この裁判で県の主張が認められれば、辺野古の工事は即刻中止される』と説明した。

 続いて登壇した玉城知事、「国が私人に成りすまし、行政不服審査法を用いて、一方的に地方公共団体の決定を覆すことが認められれば、真の地方自治は実現できない。辺野古の新基地建設を止めるために県民とともに頑張りたい!」と決意を語った。

 集会後、裁判所に入る玉城知事を参加者全員で見送り激励した。

 裁判は知事の意見陳述の後即日結審し、10月23日に判決が言い渡される。

2019年9月18日リンクURL

チリ地震で津波に呑まれた「辺野古」 ~ 今日(9月11日)の辺野古

 南国沖縄も確実に秋の気配が漂い始めている。先週の土曜日辺野古へ向かうときには感じなかったが、今朝(12日)7時のバスに乗るため自宅を出ると、あたりがかなり暗く、季節の移ろいの速さに戸惑った。

ただ、日中の暑さは変わらない。ゲート前に座り込んでいると、顔から背中から滝のように汗が流れ落ちる。

 一回目の搬入に備え30名余が座り込む。9:00過ぎ生コン車が押し寄せてきた。

 機動隊が出てくると座り込みはわずか十数分で排除され、生コン車が基地の中になだれ込んでいく。

 毎日これだけの生コン(一日に3回)が、辺野古の海の埋め立てに使われているのかと思うと、胸が苦しくなる。この日も生コン車、捨て石や資材を運ぶダンプ合計197台が入った。

<チリ津波に呑みこまれた辺野古>

 お昼の休憩時間に、島袋文子さんがとても貴重な体験を話された。1960年に起こったチリ地震のとき、辺野古の集落は津波に襲われたという。

「朝6時ごろ、何か重たいものを引きずるような大きな音がしたので目が覚めて、雨でも降っているのかと思って戸を開けたら、大きな波が山のようになって見えた。当時はトイレは汲み取り式だったので、それが海水と一緒になってもうぐちゃぐちゃ。大変だった!

 政府は大きな地震は起きないというけど、あんな遠い南米の地震でもあれだけの津波が起こるんだから、そんなところに基地なんか造ったら大変なことになるよ」と、弾薬庫のすぐ横に2本の活断層が走る辺野古新基地を懸念した。

ちなみに文子さんの住まいは、辺野古の集落でもかなり高台にある。さらにその上方にある現在の高専の当たりまで津波は達したという。

 一方防衛省は「大地震は起こるとは想定していない」として、気象庁が策定(2013年調査報告)した「近い将来地震が起こる可能性」の最大震度6弱を、4に書き換えていたことが明らかになっている。(詳しくは、このブログの前回記事を参照)

 

2019年9月12日リンクURL