今日(11月11日)の辺野古

違法な弾圧で工事が進む「高江」に思いを馳せながら、
今日も辺野古ゲート前でも抗議行動が行われた。

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私たちが、なぜここで毎日抗議活動をしているのか、戦後71年間米軍が駐留し続ける中、沖縄でどんなことが起こったのか、殺人、レイプ、航空機事故、自動事故、環境汚染など、米兵に事実をしっかりと英語で語りかける。

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フル装備の米軍車両が、機関銃もむき出しにして公道(県道)を我が物顔に走りまわる。こんな光景は他府県では見られない。沖縄だけに押し付けられた安保の理不尽。p1040214

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米軍車両を止めて15分もしないうちに待機していた県警の機動隊が、米軍を助けにやってくる。午前中は何度もその繰り返し。いまも毎日行っている。

不屈の座り込み859日目の辺野古

DVC00108.JPG<上空を飛ぶヘリやオスプレイに反基地をアピール>

 

2016年11月11日リンクURL

いま 安倍晋三首相に一番聞かせたい歌~戦争の親玉(ボブディラン)

ボブディラン「戦争の親玉」和訳

「戦争の親玉」
BOB DYLAN

おい、戦争の親玉たち
全ての銃をつくるおまえら
死の飛行機をつくるおまえら
全ての爆弾をつくるおまえら
壁にかくれるおまえら
机の後ろにかくれるおまえら
おまえらに云いたい
おまえらの正体まる見えだよ

壊すことしかしないおまえら
おまえらはオモチャみたいに
俺の世界をもてあそぶ
俺の手に銃を握らせ
俺から隠れるが
弾丸が飛び始めたら
一目散に逃げる

ユダのように嘘つきで
戦争に勝てると信じ込ませるおまえらだが
その目ん玉も脳みそも
配水管の水のように透けて見えてるぜ

銃の引き金に手をかけさせて
他人に弾かせて後ろから見てる
死人が増えれば官邸に隠れるが
若者の血は流れて泥に埋められる

おまえらは最悪の恐怖をふりまいた
子供を産むことの恐怖
まだ産まれてない俺の赤ん坊を脅かしてる
おまえらはその静脈に流れる血にも価しない

ほんとにわかってるのか
メチャクチャなこと云ってるくせに
「お前は若い」し「バカだ」と
けど俺にでも分かるよ
神様は絶対おまえらのことを許さないと

ひとつ質問がある
おまえらの金はそんなにいいもんなのか?
それがあれば許されると思ってんのか?
そのうちわかるだろうよ
おまえらが死ぬときに有り金全部積んでも
その魂は買い戻せやしない

おまえらは死ねばいい
おまえらの死はもうすぐだぜ
俺はおまえらの棺桶に付いて行って
墓穴に降ろされて死ぬのを確かめる
そしておまえらの墓の上に立ち
その死をしっかり見届けてやるよ

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 「ボブディラン氏 ノーベル平和賞の受賞受託」のニュースで この歌を思い出した。(ネットで和訳を調べたらいくつか見つかったが、これを選んだ)

反体制と言われたフォークやロックの歌い手たちが、リベラルそうでいて、実はそうではない、という事実をいくつも見てきたので、発表後沈黙を守っているボブディランに、「権威にはなびかない」姿を感じて、ひそかに拍手を送っていたから、正直ちょっとがっかりしたけど。

 それはそうとして、ボブディランがこの歌をつくった時代から、戦争をしたい人たちの存在は、変わっていないどころかますます増幅するばかりなのは、悲しい。

 日本にある米軍基地の74%が集中する沖縄からは、日米の「戦争の親玉たち」の姿がよく見える。この歌は、タイトルといい、歌詞といい、戦争屋を実にぴったりとリアルに表現している。

 日本の「戦争の親玉たち」はこの歌を知っているのか、この歌詞にどんな反応をするのか。見てみたい,聞いてみたいものだ。

2016年11月10日リンクURL

土曜集中行動日・メインゲートに座り込む~11月5日の高江

集中行動日の土曜日、いつものように平和市民連絡会のチャーターバスで午前5時に那覇を出発。7時半過ぎ高江に到着した。
今日はN1ではなく、メインゲートで座り込み集会がおこなわれていた。

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集中行動日の水曜・土曜日には、N1からの砂利搬入ができないため業者の砂利トラックは、メインゲートの中にあるストックヤードに砂利を降ろし、また採石場へと戻っていく。

このメインゲートにストックされた砂利が、集中行動日以外の日に、時には100台分もの膨大な量となって、N1ゲートから中に運びこまれるという状況を、何とか止めようという作戦である。

私たちがメインゲートに座り込めば、業者のダンプトラックは、北回りでやってきてN1ゲートから入り、砂利を下した後は、また1時間以上かけて採石場に戻らなければならない。想定通り往復に時間がかかり、N1に入っていくトラックの数は大幅に減ったようだ。

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県外からの参加者も多い。大阪府警機動隊による差別発言を受けて、それぞれの地域(6都府県)で、派遣された機動隊を地元に呼び戻す運動(住民監査請求)が行われているという報告が相次いだ。

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地元沖縄の若者たちがなかなか参加できない中、県外の若者たちの元気な声には励まされる。

DVC00016.JPG       毎週水・土にバスをしたててやってくるうるま市島ぐるみ会議のみなさん。

DVC00031.JPG 世界のウチナーンチュ大会のため里帰りしたニューヨーク沖縄県人会の元・会長 定子・トゥーシーさん。「自由は与えられるものではなく、獲得するもの。行動しなければ何も得られない」との挨拶に、みんな感動、勇気をもらった。

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途中、必要以上に規制をかける機動隊に怒り、市民たちが道路の真ん中に座り込む場面も。

DVC00043.JPG 「ネットで拡散してください」と、この場面をみんなで演出。世界に伝わるように、特に英語の部分を拡大してね。

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DVC00023.JPG あんなに指摘されても、いまだに違反ダンプが走り回っている高江。防衛局も警察も見て見ぬふりの無法地帯ぶりは相変わらずである。

国交省と警察が提携して出している「ダンプトラックの不正改造、積載オーバーなどの行為は犯罪です」というポスターをもじった抗議パネル。犯罪を見逃すだけでなく、逆に擁護する警察の行為こそ犯罪である。

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那覇に戻る途中、いまだに拘留が解けない山城博治さんと、もう一人の仲間の激励に名護署によ寄った。およそ1時間、不当拘束、弾圧に抗議し、二人の仲間の激励行動を行った。

DVC00005.JPG 人々の背中を赤く染めて名護湾に沈む夕日。よどみない自然の営みは、涙がでそうなほど美しかった。

 

2016年11月6日リンクURL