集中行動日の土曜日、いつものように平和市民連絡会のチャーターバスで午前5時に那覇を出発。7時半過ぎ高江に到着した。
今日はN1ではなく、メインゲートで座り込み集会がおこなわれていた。
集中行動日の水曜・土曜日には、N1からの砂利搬入ができないため業者の砂利トラックは、メインゲートの中にあるストックヤードに砂利を降ろし、また採石場へと戻っていく。
このメインゲートにストックされた砂利が、集中行動日以外の日に、時には100台分もの膨大な量となって、N1ゲートから中に運びこまれるという状況を、何とか止めようという作戦である。
私たちがメインゲートに座り込めば、業者のダンプトラックは、北回りでやってきてN1ゲートから入り、砂利を下した後は、また1時間以上かけて採石場に戻らなければならない。想定通り往復に時間がかかり、N1に入っていくトラックの数は大幅に減ったようだ。
県外からの参加者も多い。大阪府警機動隊による差別発言を受けて、それぞれの地域(6都府県)で、派遣された機動隊を地元に呼び戻す運動(住民監査請求)が行われているという報告が相次いだ。
地元沖縄の若者たちがなかなか参加できない中、県外の若者たちの元気な声には励まされる。
毎週水・土にバスをしたててやってくるうるま市島ぐるみ会議のみなさん。
世界のウチナーンチュ大会のため里帰りしたニューヨーク沖縄県人会の元・会長 定子・トゥーシーさん。「自由は与えられるものではなく、獲得するもの。行動しなければ何も得られない」との挨拶に、みんな感動、勇気をもらった。
途中、必要以上に規制をかける機動隊に怒り、市民たちが道路の真ん中に座り込む場面も。
「ネットで拡散してください」と、この場面をみんなで演出。世界に伝わるように、特に英語の部分を拡大してね。
あんなに指摘されても、いまだに違反ダンプが走り回っている高江。防衛局も警察も見て見ぬふりの無法地帯ぶりは相変わらずである。
国交省と警察が提携して出している「ダンプトラックの不正改造、積載オーバーなどの行為は犯罪です」というポスターをもじった抗議パネル。犯罪を見逃すだけでなく、逆に擁護する警察の行為こそ犯罪である。
那覇に戻る途中、いまだに拘留が解けない山城博治さんと、もう一人の仲間の激励に名護署によ寄った。およそ1時間、不当拘束、弾圧に抗議し、二人の仲間の激励行動を行った。
人々の背中を赤く染めて名護湾に沈む夕日。よどみない自然の営みは、涙がでそうなほど美しかった。