命を返せ~2000人が無言の抗議

元海兵隊員による女性殺害遺棄事件を受けて
22日、県内36の女性団体などが呼びかけ、在沖米軍の司令部があるキャンプ瑞慶覧の石平ゲート前で追悼抗議集会を開いた。

シュプレヒコールやガンバローなどの掛け声はなく、「命をかえせ」「「すべての基地・軍隊の撤退を!」などのプラカードを掲げ、喪服や喪章を付けた人々2000人が、被害者が受けた恐怖、痛み、苦しみ、無念に思いを馳せながら、整然と無言で一時間フェンス沿いを行進した。

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DVC00186.JPG15分おきに基地に向かってプラカードを高く掲げ抗議の意思を表明。 DVC00002.JPG

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DVC00210.JPG          <参加者同士、言葉にならない思いを、握りあった手と手にこめて…>

沖縄では、亡くなった人の魂はハーベールー(蝶)に誘われて戻ってくると言われている。主催者は、プラカードに、魂の化身・”蝶”をデザインし、被害女性への想いを託した。

ハーベールー ①ハーベールー ②基地ある限りこのような事件は起こり続けることを、沖縄県民は改めて突き付けられた。「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議では、25日午後2時から嘉手納第一ゲート前で、3000人規模の緊急抗議集会、さらに来月19日(日)には県民大会を開催する。20年前に行われたのと同じ8万5千人規模の大会を目指す。

 

2016年5月23日リンクURL

すべての基地を撤去せよ!~女性たちが怒りの記者会見

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「財布も持たず、気軽にウオーキングに出かけた自宅近くで、こんな残忍な目に合うなんて、もはや沖縄にはどこにも安全な場所はない。いますぐ沖縄からすべての基地を撤去して!」

県内20数団体の女性たちが、怒りと抗議の記者会見をした。

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被害女性と同世代の玉城愛さん(シールズ琉球)は、「もしかしたらそれは私だったかもしれない、私の姉妹、母だったかもしれない、私の友人たちだったかもしれない」と、涙をこらえながら被害女性の想いに自ら重ね、同世代として「これからの人生に実現させたい夢もあったでしょう」と、こみ上げる怒りに声を震わせた。

一体いつまで沖縄の人たちの命、人権、人としての尊厳を、日米同盟の生贄に晒し続けるのか、改めて日米両政府への怒りがこみあげてくる。

DVC00024.JPG                  <5月21日 沖縄タイムス朝刊>

昨日は、宜野湾市の米軍司令部前で、二つの抗議集会が、また辺野古のゲート前でも基地に出入りする米軍車両を止めて怒りと抗議の声を上げた。

 

なお、女性たちを中心に明日午後2時から軍司令部前で、追悼と抗議の集会を行う。

追悼、抗議集会

2016年5月21日リンクURL