元海兵隊員による女性殺害遺棄事件を受けて
22日、県内36の女性団体などが呼びかけ、在沖米軍の司令部があるキャンプ瑞慶覧の石平ゲート前で追悼抗議集会を開いた。
シュプレヒコールやガンバローなどの掛け声はなく、「命をかえせ」「「すべての基地・軍隊の撤退を!」などのプラカードを掲げ、喪服や喪章を付けた人々2000人が、被害者が受けた恐怖、痛み、苦しみ、無念に思いを馳せながら、整然と無言で一時間フェンス沿いを行進した。
15分おきに基地に向かってプラカードを高く掲げ抗議の意思を表明。
<参加者同士、言葉にならない思いを、握りあった手と手にこめて…>
沖縄では、亡くなった人の魂はハーベールー(蝶)に誘われて戻ってくると言われている。主催者は、プラカードに、魂の化身・”蝶”をデザインし、被害女性への想いを託した。
基地ある限りこのような事件は起こり続けることを、沖縄県民は改めて突き付けられた。「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議では、25日午後2時から嘉手納第一ゲート前で、3000人規模の緊急抗議集会、さらに来月19日(日)には県民大会を開催する。20年前に行われたのと同じ8万5千人規模の大会を目指す。