平和学習ツアー IN 渡嘉敷島 

5・15平和行進に参加した高知県平和運動センターのみなさんは
毎年、渡嘉敷島に平和学習で訪れる。
その案内役(ガイド)を、ここ十数年務めさせていただいている。

今年も16日、4人の方が、参加してくださった。

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高知の皆さんが、平和学習の地に渡嘉敷島を選んでくださる理由は
去る沖縄戦の三大特徴のうち「集団自決」と「慰安婦」問題が
ここ渡嘉敷では学べるからである。

DSCN1473                  <集団自決地の碑>

DSCN1506                   <特攻艇秘匿壕>

DSCN1475 日本軍に接収され、慰安所にされた家。当時は美しい赤瓦の家だった。ここに朝鮮半島から連れてこられた7人の女性が「慰安婦」として、日本軍の性奴隷にされた。

DSCN1481                           <アリランの碑>

<※渡嘉敷島の「慰安所」については、ここでは詳しく述べられないので、機会を改めて紹介したい>

DVC00009.JPG                      <雨にけむるとかしくビーチ>

この日沖縄地方は梅雨入りとなり
滝のような大雨の中、島をめぐり、集団自決の現場や慰安所、アリランの碑などを訪ね、島の歴史や文化を学びながら、海と山に育まれた豊かな自然を満喫しました。

DVC00003.JPG      <雨で寒かったので、海水浴はあきらめ、拾った貝殻でビーチクラフトを楽しむ>

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2016年5月17日リンクURL

5・15平和行進を締めくくる「平和と暮らしを守る県民大会」

3日間の平和行進を締めくくる「復帰44年 5・15平和とくらしを守る県民大会」(5・15平和行進実行委員会、沖縄平和運動センター主催)が

今日(15日)正午から、那覇市の新都心公園で開かれ、炎天下3つのコースで行進を終えた約2500人が集結した。平和行進には3日間で延べ4500人(主催者発表)が参加した。

DVC00021.JPG         <主催者挨拶をする山城博治沖縄平和運動センター議長>

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DVC00020.JPGDVC00009.JPG                      <全国から参加した人々>

DVC00013.JPG<韓国からの参加団(30人)は「国の違いを越え、平和の海を繋げたい」と参加した思いを語った。>

憲法改悪や基地の強化・拡大に反対する大会宣言を決議し、辺 野古新基地建設に反対していこうと決意を新たにした。

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2016年5月15日リンクURL

”うりずん”のやんばるは花盛り

今年は梅雨入りが少し遅れているようです。

夏の暑さが厳しい沖縄では、寒さが去り梅雨に入るまでの間、短い春とうりずんと呼ばれる初夏の今の季節が、一番の花の盛りとなります。

辺野古へ通う高速道路両側のやんばる路は イジュの花が満開で
思わず感嘆の声があがるほどです。

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DVC00007.JPG                          <イジュの花>

沖縄の古典音楽に「辺野喜節」という歌があり、イジュの花を讃える歌詞が詠まれています。

イジュぬ木ぬ花や あん清らさ咲ちゅる 我んイジュやとてぃ 真白咲かな           (意訳:イジュの木の花はあんなに清々しく咲いている。私もイジュの花のように 真っ白に清く美しく咲きたいものだ)

イジュの花だけでなく、テッポウユリ、月桃、ソウシジュ、野生種のグラジオラス、野ボタン、デイゴ、名も知らぬ草花など、花好きにはたまらない季節です。

DVC00047.JPG                     <月桃>

DVC00002.JPG                      <野ボタン>

DVC00024.JPG                        <デイゴ>

沖縄は明日から雨の天気が続くとの予報。いよいよ梅雨入りかと思われます。             イジュの花は、雨に打たれて鮮やかになった森の緑に白い花が映え、美しさを増す花です。     まだしばらく、やんばるに通う私たちを、楽しませてくれそうです。

2016年5月15日リンクURL