翁長知事、新基地建設反対の県民集会に参加を決める~「違法な埋め立て工事の即時中止を求める県民集会」

集会は、辺野古の新基地建設に移設に反対する政党や市民団体でつくる「オール沖縄会議」が、25日(土)、キャンプ・シュワブのゲート前で開く「違法な埋め立て工事の即時中止を求める県民集会」。
これまで主催のオール沖縄会議など市民団体が、翁長知事の参加を要請していた。翁長知事が就任後市民運動の集会に参加するのは初めて。改めて新基地建設に反対する強い意志を表明すると見られる。主催者側では、3千人規模の参加を目指している。

                        <昨年12月22日、オスプレイの墜落に抗議する県民集会に参加した翁長知事>

◇「違法な埋め立て工事の即時中止を求める県民集                      ◇と き  3月25日(土) 11:00~12:00                           ◇場 所: 辺野古キャンプシュワーブゲート前

当日は、平和市民連絡会のチャーターバスが 県庁前県民広場から辺野古向け午前9時に出発するほか、各地域の島ぐるみ会議がチャーターバスを出す予定。平和市民連絡会のバスは予約が必要。那覇島ぐるみのバスは先着順となっている。

※那覇からは、「平和市民」1台:9時出発(すでに満席)、「島ぐるみ」(全体)1台(9時出発)、那覇市の島ぐるみ3台(9:30出発)の外に、各地域の島ぐるみ会議、労働組合、政党なども大型バスなどを出す。しかし、全体の状況は掴めていないので、各自繋がりのある団体・グループなどへお問い合わせを。

※また、主催者では、自家用車での参加の人たちのために、名護市民会館などの駐車場を確保し、そこからシャトルバスを辺野古のゲート前まで送迎車を出すことにしている。辺野古の集落内では絶対に駐車しないようご注意を!

 

 

2017年3月23日リンクURL

3月18日の辺野古~あと2週間で1000日

(ずいぶん遅い情報になってしまったが、記録のためアップすることにします)

18日(土)は、友人の車で辺野古へ。この日は議員団の集中行動日に当たり、国会議員、県議をはじめ、名護市、那覇市、豊見城、糸満市、八重瀬町などの議員団が参加、総勢250人ほどが座り込んだ。

赤嶺衆議院議員は、森友学園問題で足元が揺らいでいる安倍政権についての国会報告。「安倍総理から100万円寄付について」は、籠池理事の方から「このままでは自分は社会的に葬られてしまう。野党の皆さんに真実を話したい」と、ある人物を通して連絡があったという。あの通りアブナイ人物なので、野党がばらばらに会うのは危ないということで、野党がそろって籠池氏に会うことになったとのこと。23日の証人喚問はしっかり取り組み、安倍政権を退陣に追い込みたいと、決意を持べた。

           <国会報告をする赤嶺衆議院議員>

                    <県議会議員団>

 県外からは、「安保破棄中央実行委員会」の皆さんが46名で参加。辺野古新基地反対の全国署名121万筆を国会に提出したグループ。

嬉しかったのは、大学の卒業旅行で沖縄を訪れたという若い女性二人の発言。前日、国際通りで行われた「山城さんたちの裁判勝利、即時釈放を求める」デモ行進に飛び入り参加し、辺野古で座り込みがあることを知ってレンタカーでやってきたという。「このような闘いの現場に人生でめて参加した。皆さんの話を聞いていろいろ学んだ。東京で自分にできることは何か、じっくり考え向き合っていきたい」と、集会が終わってもテントの展示物や資料などを熱心に見ていた。

前日行われた山城博治さんらの初公判を傍聴した北上田さんが、裁判の様子を報告。「山城さんはじめ3人がそれぞれ格調高い陳述を行った。それを聞いて、彼らと共に戦い続けてきたことに、改めて誇りを感じた」と語った。

午前中は人数が多かったため、工事関係車両の侵入はなかったが、昼食時間になって人数が減ったところで、機動隊が座り込む人々を強制排除。6台の工事車両に入られてしまった。

人々を強制排除して、6台の工事関係車両が基地の中に入ったが、ほとんど何も積んでいる様子はなく、「何かのパフォーマンスではないか」との声があがった。

 雨が激しくなってきたため、午後2時過ぎからはテントの下で集会を続けた。久しぶりに「カフェ ゲート前」がオープン。私も美味しいコーヒーを一杯いただいた。

 

 

 

 

 

 

 

テント横の花壇に珍しいい花が咲いた。辺野古ゲート前の座り込みもあと2週間で1000日になる。

2017年3月21日リンクURL

山城博治さん保釈!!!ドキュメント

3月18日 16:00過ぎ
辺野古からの帰途の車の中で、山城博治さんが保釈される!との第一報。18:00から本人が記者会見を行うので、支援者も会見場にとのこと。
(初公判があった前日17日夜も、ネットで保釈の情報が広がり、多くの人たちが拘置所前に駆け付けたが、裁判所の保釈決定を不服とした地検の抗告で保釈されなかったこともあり、保釈がおるにしても連休明けになるのではと思われていたので、突然のうれしい知らせだった。

16:40頃
「記者会見の前に、博治さんをみんなで出迎えよう」との新たな連絡で、辺野古の帰りの車でそのまま拘置所前に直行。

拘置所前には、すでに地元マスコミと十数人の人たちが集まっていた。

17:10 しかし、担当の弁護士から「どうも勇み足だったかも?」とのメールをもらった人があり、(高裁の棄却を受けて、検察側がさらに最高裁へ抗告する可能性もある)、今日中に保釈されるかどうかわからない状況になってきた。

情報が二転三転とする中、弁護団長の池宮城弁護士がおみえになり、担当弁護士と連絡を取って「大丈夫!」とみんなを安心させた。そして、保釈が決まっても裁判所との手続きや、5か月間にたまった荷物(差し入れの本や衣類など)の片づけがあるので、あと1~2時間はかかると教えて下さった。集まった人たちは「何時になっても待っている!」と声を合わせた。

18:00頃 池宮城団長をはじめ、4人の弁護士が保釈手続きのため裁判所の中へ。

19:00 4人の弁護士が裁判所から出て、拘置所入り口の門扉を開き、人々の拍手を受けながら、門から100メートルほど続く歩道をゆっくり拘置所の建物に向かった。

あたりがだんだん暗くなってくる中で、100人以上に膨れ上がった人々の間から、博治さん作詞の「今こそ立ち上がろ!」「座り込め」の歌が広がり「博治さんに届け!」とばかりに大合唱とヒロジ!コールが続いた。

開けられた門扉の一歩内側には、妻の多喜子さん、弟さんご夫婦と平和運動センター大城悟事務局長を先頭にして、花束を抱えた支援者たちが並んだ。

 

 

 

<人々のヒロジコールに笑顔を見せる妻・多喜子さん。手に一枝の野の花握り占めていた>

19:50  警備員が一人やってきたので、「いよいよだ!」とみんながザワついた。が、「一旦、門扉を閉める」という。「えーっ!どうして?閉めないで!」と、女性たちの間から悲鳴のような声があがった。大城事務局長が「整然と出迎えるから門を閉めないでほしい」と交渉。数分後上司らしいもう一人の警備員が来て話し合いの結果、そのままでいいと認められた。

20:00 「来たよ!」

  遠くに5人の人影。暗いのでその中のだれが博治さんかは判別がつかないが、4人の弁護士と、真ん中の人が博治さんにちがいないと思われる。

メディアの証明に照らされてやっと顔が見えた。5人全員が段ボール箱や袋を抱えている。

両手の拳を高く突き上げ、人々の歓声に応える博治さん。第一声は「一日千秋の思いでこの日を待ちわびていました。何より元気で皆さんと再会できて、こんなうれしいことはありません」

     周囲に促されて、それでも遠慮がちに花を手渡す妻の多喜子さん。

 博治さんの方が感極まって多喜子さんを引き寄せ抱きしめた。万雷の拍手が沸き起こった。

そして、次々出迎えた仲間一人ひとりと抱き合って喜びを分かち合った。

全国から400通余りの励ましの手紙やはがきがきたこと、毎日拘置所の前で仲間たちが激励の声をあげてくれたことに励まされ、5か月間を頑張り抜くことができたこと、特に力強く支え続けてくれた弁護団に感謝をのべた。

ナチブー(泣き虫)博治の名に違わず、何度も涙をぬぐいながら、身体は15キロもやせて(多喜子さん談)細くなっていたけれど、満面の笑顔、力強い声は変わっていなかった。

 20:20 記者会見場に向かうため20分ほどでこの場は切り上げたが、博治さんは、塀の上、道路向かいで見守っていた一人ひとりへ握手の手をの手を伸ばして、再会を喜び合った。

門扉の前で博治さんを待つ間、私は偶然にもずっと妻・多喜子さんのすぐ隣にいた。弁護士が拘置所に向かった後およそ一時間余も、博治さんの笑顔を待ちわびる人々の間から途切れることなく続いたヒロジソングとヒロジコール。

「博治さんが、どれほどみんなに愛されているかわかりますね」と、私は多喜子さんに声をかけた。「ほんとに有難いです。家から一歩出たら、どうぞ!みんさんのヒロジだと思っていますから」と多喜子さんのことばが返ってきた。

私たちの後ろでそのやり取りを聞いていた女性たちから「みんなのヒロジ!」と声がかかる。「独り占めしない。みんなのヒロジでOKだってよ」と私が大きな声で伝えると、「ありがとう!」と拍手が湧いた。

ちなみに博治さんの保釈金は700万円。辺野古・高江の座り込みを支える仲間、全国の支援者からのカンパで仕払われる。(まだ拘留中の仲間もいるため、カンパ活動は継続中。ご協力お願いします)

博治さんが帰ってくる喜びでみんなが一つになった那覇拘置署前3月18日午後4時30分から4時間のドキュメントでした。(記者会見の模様は、新聞などでご確認ください)

2017年3月20日リンクURL