12月・辺野古県民大行動 ~ 進む沖縄の軍事要塞化に憤り!

昨日(12月3日)は、毎月第一土曜日に行われる「辺野古県民大行動」に参加した。

 朝7時に那覇を出発したときは、少し晴れ間も見えたが、10時過ぎ辺野古へ到着するころには予報通り雨が降り出し、集会の途中から大降りに。雨具を通して冷たい雨が滲みこみ、寒さを感じながらも、それでも誰一人帰ることなく集会は続けられた。

 オール沖縄共同代表の高里鈴代さんの挨拶にはじまり、国会議員団を代表して伊波洋一参議院議員、県議会を代表して渡久地修県議、そして、地域を代表して3地域の島ぐるみ代表、辺野古抗議行動の現場代表で山城博治さん、ジュゴン訴訟の環境問題専門家・吉川秀樹さん、桜井國俊さんがそれぞれが発言。

 軍事費増大、日米共同訓練、基地由来のPFAS汚染、自衛隊増強、台湾有事、北朝鮮ミサイル発射、戦場の気配がひしひしと肌に沁みるてくる。「再び戦場にされるのはイヤだ!」と、県民の怒りと悲鳴が響き渡るような集会だった。

 

 

 今年は復帰50年の節目の年だった。来年は次の50年に向けてのスタートの年だ。日本の戦争屋に利用されるのは、もうこれ以上は許さない!

 

 

2022年12月4日リンクURL

久しぶりに渡嘉敷島へ行ってきました!

 コロナ禍が少し落ちつき、これまで控えられていた人の往来や、さまざまな集会、会合などが活発に行われるようになり、多忙を極めブログの更新をする余裕を失ってしまった。

「ブログが更新されてないけど、元気?」と方々から問い合わせがあり、ご心配をおかけして申し訳ありません。元気すぎるほど元気です。お気遣いありがとうございます。

 

 12月中旬に、韓国の中学生を渡嘉敷島に案内することになっており、引率する韓国の旅行会社の担当者と、コースの下見に行ってきました。

 残念ながら悪天候のため本来の美しい慶良間ブルーの海を見ることはできませんでしたが、霧雨に煙る慶良間海峡は、それはそれで魅力的でした。

 

 韓国の中学生たちは、渡嘉敷の国立青少年交流の家で一泊することになっており、慶良間の海で海洋研修も受けるよう勧めました。

 冬なので海水浴ができるかどうかは天候次第ですが、カヌーやシーカヤックなどの体験は冬でも充分可能ということです。カヌーやシーカヤックを、民宿やホテルの施設で行うと、8000円から1万5000もの利用料金がかかりますが、青少年交流の家の宿泊者は、研修の一環として、ウエットスーツの使用も含め無料で指導が受けられるということです。

 真冬のソウルからくる中学生にとって、亜熱帯のサンゴの海で海亀や熱帯魚と戯れる経験は、きっといい思い出になることでしょう。


 宿舎も清潔で居心地よさそうです。宿泊費もシーツの洗濯10数円とわずかな食費の負担だけ、家族単位でも体験学習や研修で利用できるとのことです。

 渡嘉敷島に韓国からの平和学習グループが多く訪れるのは、このアリランの碑モニュメントがあるからです。

 

2022年12月2日リンクURL

辺野古テントに脅迫状 ~ 今日(11月16日)の辺野古

 いつものように8:20分辺野古に到着すると、那覇から同乘の辺野古バスのメンバーの一人が、テント右端のテーブルに一通の封筒を見つけた。
 「重要」と朱書され、「辺野古基地反対運動をしている皆様へ」と書かれたたその封筒の中には、小さな紙片が入っていて「ひと月以内にテントを撤去しなければ、我々が強制的に撤去する」と書かれ、小さなマッチ箱が入っていた。「燃やすぞ!」という意味だろうか?いずれにしても脅迫であることは間違いない。市民側は警察に届け、マスコミにも取材を依頼した。
 それにしても、ひろゆき氏なる人物もそうだが、こういうことにしか自らが生きている意味や情熱を傾けられない人物が多くなっていると感じる。恐ろしく、悲しいことだ。

 9:00前、今日一回目の座り込み。30数人が座り込んだ。


 闘いが長期にわたり、コロナ禍も重なって、抗議行動への参加者が少なくなる中で、いまも辺野古へ通い続けるのは高齢者がほとんど。若いころ学生運動か現職時代に労働組合活動、もしくは市民運動に打ち込んだ経験を持つ人たちが多い。

 Nさんもその一人、辺野古近くの市町村に住んでいることもあり、毎日午前中ゲート前に座り込む。請われてマイクを握り「一坪たりとも渡すまい」を歌った。その人の心を揺さぶるようなステキな歌声は、教師時代の復帰運動や労働組合活動の中で鍛えられたものだ。   

 脅迫状のこともあって、憤りがましたか、今日は機動隊にごぼう抜きされるまで頑張る人が何人もいた。 

 11時前、第四ゲートで座り込み。 

 弾薬庫拡張工事に伴う工事では軟弱地盤に手こずっている様子が伝わってくる。

 

 第四ゲートから戻ると、脅迫状の第一発見者が、メディアの取材を受け、警察による現場検証が行われていた。 

 正午前、2回目のすわりこみ。参加者も増えて40人を超えていた。

 3時前、工事用ゲートで三回目の座り込み。県外からの参加者も徐々に増えてきており、最後まで参加者の人数が減ることはなかった。

 少々荒れ模様の今日の辺野古だったが、第二テントの畑では、お芋の花が気持ちよさそうに咲いていた。

<追記>

 

<11月17日 琉球新報>

 

 

2022年11月17日リンクURL