高校生 基地を詠む ~ 全国短歌甲子園で準優勝

  <8月18日 琉球新報 ↑>

 今回出場したのは、いずれも高校2年で文芸部の國吉さん、島袋乃碧(のあ)さん(17)、徳村帆華さん(17)の3人。

灰色の箱が生み出す爆音は 今か 咲く花ただ揺らすのみ

団体戦決勝の大将戦での島袋さんの作品。「灰色の箱」をフェンスで囲われた米軍基地に見立て「咲く花」に地域住民や生活する自身を重ねたという。

碧海にコンクリートを流し込み儒艮(ジュゴン)の墓を建てる辺野古に

國吉さんは「基地問題にはずっと関心があり、本土との温度差を感じていた。(準優勝で)短歌を通して、しっかり沖縄らしさを届けられたと思う」と喜びを語った。

2019年8月19日リンクURL

この花の名前を教えてください!

 10日ほど前、沖縄自動車道・伊芸サービスエリアの花壇の中で見つけた可憐な紫色の花に目が留まりました。名前は知りません。

 花と思ったのは実は「実」で、真ん中に黄色いめしべをつけた薄紫をしたのが「花」でした。花は地味で目立ちませんが、濃い紫色の「実」かなり強い自己主張をしています。

 聞けば、中北部の庭のある家では、繁殖力の強い野生欄の一つで、厄介な雑草扱いなのだそうです。宜野湾に住む友人には「広がりすぎて困っているから、いくらでも引っこ抜いて行って!」と、言われてしまいました。

 どなたかこの花の名前をご存知でしたら、教えてください。

2019年8月18日リンクURL

 性暴力のない社会を目指して ~ フラワーデモIN OKINAWA

 性暴力事件で女性が訴えても、加害者が無罪になる判決が続いたことことから、女性たちが抗議の声を上げる「フラワーデモ」への共感が全国に広がっている。

 沖縄でも、11日19時から、県庁前の県民広場で初めてのフラワーデモが行われた。

  「声を上げた勇気に花を!」と、手に、胸に、帽子に花をかざし200人の人たちがつどい、その「声」に寄り添った。

 「13歳のとき性被害に会い、その後50年間も時間が止まったままだった」

 「17歳で米兵に車の中でひどい目にあった。誰にも言えず、やっとこのことが語れるようになったのは60歳を超えてから。今でも車に乗っていて動機がして呼吸が苦しくなったりする」

「声を上げた人に寄り添い、その勇気を支えてください」

「共に社会運動をしている仲間から性暴力を受けた。その人が立派な社会運動家だったから、私が声を上げることで運動がつぶれると、私の方がバッシングを受けた。それは絶対におかしい」

「親しい友人が性被害に会い、心を病んで重いうつ病で苦しんでいる。友人として自分に何ができるのかと悩んでいる」

 呼びかけ人代表の高里鈴代さんが「身近な人から被害を打ち明けられたら、まずは ”あなたは悪くない”と声をかけてあげて下さい」と応え、強姦救援センターやワンストップセンターなどのサポートが受けられる機関があることを紹介した。

 フラワーデモは、法改正の検討会が開かれる来年3月まで、毎月11日に行われる。

2019年8月12日リンクURL