車からの声援に元気をもらう ~ 今日(8月23日)の安和行動

 7時、那覇から平和市民連絡会のバスで安和へ向かう。

 台風の影響か途中、太陽は出ているのに突然スコールのような激しい雨に何度も見舞われる。沖縄のことばでいう「てぃーだぶい」である。

 自動車道を走っている間ずっと、西のそらに虹が出ていた。それも大きな半月状の虹かと思えば、次の瞬間は見事な二重の虹に、さらに頂上で途切れ半分になった虹と、七変化を見せてくれた。

 8:40、安和に着くとベルトコンベアーによる台船への土砂積み込みは始まっていた。 

 港構内の仮置き場から、ピストン運航でベルトコンベアーに土砂が運ばれる。ゲート前で抗議行動して、トラックによる搬入を遅らせても、以前のような大きな効果は見られなくなった。が、それでも抗議行動を続けるしかない。

 時折りスコールに見舞われながらも、雨雲が去ればカンカン照りのゲート前行動である。現場のリーダが気にするのは、高齢の人が多いので熱中症対策だ。午前9時前から各自適宜に水分補給と休憩をとりながら、正午まで、昼食後は午後3:30まで、ひたすらゲート前を歩き続けた。

 ゲート前の国道は海洋博記念公園に通じているため、たくさんのレンタカーや観光バスが通る。うれしいことに、このところ車の中から手を振ってくれる人たちが多くなった。意外なのは、タクシーの運転手さんが手を振ってくれることがよくある。

 特に今日は、「琉球大学」と書かれた小型バスが信号待ちで止まり、十数人の学生と先生と思われる人たちから「昨日は辺野古に行ってきました。頑張って!」と連帯の声をかけられた。若い人たちの激励に元気と勇気をもらった。

 海上では、11艇のカヌーチームが土砂を積み終えて離岸しようする台船に向かって抗議を続けていた。別の船の陰になって、頑張っているカヌーチームの姿を見ることはできなかったが…。

 海上で頑張っているカヌーチームに届けと声援を送りながら、15:30那覇からのバス(2台)は帰路に就いた。

 

 

2019年8月24日リンクURL

翁長武志さんを偲ぶ会

 昨年8月8日に現職で急逝した翁長武志前知事の一周忌に合わせて、昨日(22日)偲ぶ会が催され、およそ900人の県民が黙とうをささげ献花を行った。

 偲ぶ会実行委員会の呉屋守将委員長は「多大な犠牲を強いられ続ける沖縄から、さんさんと輝く日本が世界に誇る沖縄への道しるべを示した偉大な政治家」と、翁長さんの功績をたたえた。

 翁長さんから県政引き継いだ玉城デニー知事は「翁長さんは生涯を沖縄の発展のために尽くされた。経済、幸せ、平和の三つの視点から、沖縄の未来を切り開くための様々な取り組みを行い、道筋を開いた。辺野古新基地の問題をはじめ、翁長知事の思いを受け継ぎ、様々な課題解決のために全身全霊で取り組む」と決意を述べた。

 セレモニーの後の懇親会では、翁長さんとかかわりの深かった人たちが、翁長さんとの思い出を披露、政治の裏話、プライベートでの翁長さんの素顔が語られた。

セレモニーで感謝の辞を述べた妻・幹子さんは家庭での翁長さんの素顔を語るとともに、知事に就任してからの翁長さんの苦悩が並大抵のものではなかったことを改めて明らかにした。

 <8月23日 琉球新報 >

2019年8月23日リンクURL

高校生 基地を詠む ~ 全国短歌甲子園で準優勝

  <8月18日 琉球新報 ↑>

 今回出場したのは、いずれも高校2年で文芸部の國吉さん、島袋乃碧(のあ)さん(17)、徳村帆華さん(17)の3人。

灰色の箱が生み出す爆音は 今か 咲く花ただ揺らすのみ

団体戦決勝の大将戦での島袋さんの作品。「灰色の箱」をフェンスで囲われた米軍基地に見立て「咲く花」に地域住民や生活する自身を重ねたという。

碧海にコンクリートを流し込み儒艮(ジュゴン)の墓を建てる辺野古に

國吉さんは「基地問題にはずっと関心があり、本土との温度差を感じていた。(準優勝で)短歌を通して、しっかり沖縄らしさを届けられたと思う」と喜びを語った。

2019年8月19日リンクURL