辺野古の浜から「明けまして おめでとう!」

 東の空がわずかに白みかけた午前7時、辺野古の浜のハチウクシー(初興し)は、平和を願う祈りから始まった。

 

 平安座島のカミンチュ(神人)海勢頭豊さんのお願(祈り)のことばに合わせて、みんなでニライカナイの海に向かって平和の祈りをささげる。

 

 

 

祈りが続く中、黒い雲に覆われていた東の空の雲間から、少しづつご来光が辺野古の浜を照らしだした。まるで暗雲を突き破るかのように…。

 7:30からヘリ基地反対協議会の主催でハチウクシー(初興し:新年の事始めの儀式)が行われた。

 ヘリ基地反対協の安次富浩さんが「去年はヤマトからの邪悪な風に翻弄された一年だったが、今年は必ずいい年にする。まさに先ほどの祈りのさ中、暗雲が晴れて陽が射してきたように、この辺野古からヤマトの邪悪の風を押し返し、未来ある沖縄を私たちの手で作っていこう」とあいさつ。

 前名護市長の稲嶺進さんも、「お正月の若水を受けて、皆さんまた一つ若くなりましたね。沖縄の大事な文化、自然を守る。そしてそれを次の世代に受け継いでいく。それが今の大人の責任。みんなで必ず辺野古を止める。勝つまで絶対にあきらめない」とガッツポーズ!

この後、琉球古典音楽の演奏でカリー(縁起)をつけて、恒例の琉球舞踊・かじゃで風、児童による谷茶前、古武道などが披露された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 カヌーチーム・辺野古ブルーは海上から新年のあいさつ。

 最後は全員参加のおなじみカチャーシーでお開きになった後も、去りがたい思いの人たちが、手をつなぎ合って辺野古名物の勝利の歌ラインダンス。4~5人始まり、だんだんわが広がって大~な人の輪に。

 閉会後も、新たな闘いへの決意を込めた新年のあいさつを交わし合う姿が、会場のあっちこちで見られた。

宮古島から駆け付けた山城博治さんに島袋文子さん、大城敬人、稲嶺進さん。

また、新たな闘いの一年が始まる!

 

2020年1月1日リンクURL

海勢頭豊さんのクラシックで忘(望)年会

 海勢頭豊さんと言えば、「喜瀬武原」「月桃」「サトウキビの花」など、平和の歌のシンガーソングライターとして超有な方ですが、元々はクラシックギターの名手ということをご存知でしょうか?知らない人も多いかも多いかもしれませんね

 先日(29日)、海勢頭さんが共同代表を務める沖縄9条連の忘(望)年会があり、40年ぶりくらいに海勢頭さんのギターと海勢頭愛さんのバイオリンの組み合わせで、優雅にクラシック音楽に酔いしれました。

 

 娘さんの愛さんも、沖縄交響楽団のソリストを務めるプロ中のプロ、超贅沢なひとときでした。ちなみに演奏曲目は「シューベルトのセレナーデ」「パガニーニのカンタービレ」「ジェラシー」でした。

 もちろん、みんなで「喜瀬武原」や「月桃」も歌いましたよ!

なんだか、来年はいいことありそう!

どうぞ  皆さん!良いお年を!!!!!

2019年12月31日リンクURL

高江で逮捕・拘留の6人 今朝保釈される

 去る21日、東村高江の米軍北部訓練場に許可なく立ち入ったとして、市民6人が刑特法の容疑で逮捕・拘留されていたが、今朝9時過ぎ釈放された。

 逮捕当初、拘留を認めなかった那覇地裁は、検察の準抗告を受けて一転1月1日まで10日間の拘留を認めたもので、弁護士らが拘留理由の開示を求めていたが、地裁は応じなかった。拘留理由の開示が求められた場合、5日以内に開示しなければならないと法律は定めており、「不当逮捕・拘留」だとして、市民らが連日6人が拘束されている那覇署と沖縄署の前で、抗議行動を行っていた。

 今朝になって急遽釈放されたのは、「逮捕・拘留の正当性が証明できなかったものだ」と、市民らは改めて抗議行動への不当な弾圧に抗議の声を上げている。

 年末の忙しいさなかに、6人の釈放に奔走した辺野古弁護団の奮闘のおかげである。感謝に堪えない。

 <昨日までの状況を伝える琉球新報記事(12月30日)>

 

2019年12月30日リンクURL