戦没者追悼式を途中で引き揚げて、13:30から魂魄の塔近くで行われる国際反戦沖縄集会に向かった。混雑を避けて早く抜けてきたつもりだったが、シャルルバスの乗場にはすでに長い行列ができていた。出発時間の13:00時が過ぎてもバスが来ない。予定時刻から25分すぎてやっとシャトルバスが動き出した。後でわかったことだが、追悼式が終わって、要人たちの車がすべてはけるまで、他の車は移動ができないことになっていたらしい。ここでも一般県民は後回しにされていた。
国際反戦集会には10分遅刻、集会はすでに始まっていた。
集会は、主催者の挨拶が終わり、前花雄介さんのミニコンサートの最後の一曲が終わろうとしていた。
各地の闘いの中から、「勝連分屯地ミサイル配備反対、石川ゴルフ場自衛隊訓練場白紙撤回の闘い」について、ミサイル配備から命を守るうるま市民の会の宮城和之さんが報告。
「ミサイルは配備されてしまったが、石川ゴルフ場跡の自衛隊訓練場計画は保革を越えた市民の結束で、白紙撤回させることが出来た」と、闘いの経過を詳しく報告した。
ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのパレスチナ攻撃、世界中あちこちで戦争が止まらない。
「パレスチナ人ジェノサイドに反対するスタンディングアクションについて世界中の戦争に反対する市民の会から報告。
「パレスチナのことを知り行動することで、本当の意味の平和を求め社会を変える力となる」
韓国からも若者二人が参加。「沖縄でたくさんの米軍基地を見てきた。韓国(済州島)でも沖縄のように米軍基地の問題が起こっている。自分たちの未来のために軍事力に頼らない平和を目指ざそう」と呼びかけた。
最後は、普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会の皆さんが「命の問題は宗教を越える。仏教者であろうとキリスト教徒であろうと、みんなで平和を歌おう」と、沖縄の闘いの中で生まれたゴスペルの数々を高らかに歌い上げた。
帰り際に魂魄の塔で手を合わせ、帰途についた。今年の慰霊の日は、なんとも気の重い一日だった。