辺野古・大浦湾を 平和と環境を学ぶ海浜公園に! ~ 今日(5月8日)の辺野古

 瞬く間にゴールデンウイークも終わりり、5月も半ばに差し掛かる。今年は特に、大型連休と騒がれたが、飛行機、ホテル代ともにコロナ前と比べてとてつもなく高くなり、我等のような年金生活者にはとても手が出ない。結局どこにも出かけることが出来ないまま終わってしまった。 

 やってきたのは、水曜日の辺野古ゲート前。行楽とは程遠いが、これも結構遠出ではある。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩さん。20数年も前から浜のテントで闘い続けるつわものである。

 日々埋め立てられる辺野古海を目の当たりにしつつ、それでも「我々は決してあきらめない。辺野古・大浦湾を環境と平和を学ぶ海浜公園にするという、私たちの理想の実現に向けて頑張ろう!」と激を飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大浦の海に投げ入れられているグリ石を運ぶダンプ。海面から90メートルのマヨネーズ地盤に飲み込まれるように消えていくこれらを、一体どれほど放り込めば、陸地ができるというのだろうか。 


 道路向かいの木々の間では、人間同士の虚しい攻防を見守るかのように、いじゅの花が咲き出した。

 メインゲート前のテントに戻ってくると、水の差し入れが、今日も届いていた。「座り込むことはできないが…と、2ℓと1・5ℓのペットボトル13ケースの飲料水を、もう何年も毎月届け続ける奇特な方がいる。誰にでもできることではない。頭が下がる。有難い。

 こちらも、水曜日ならではのかき揚げとゴーヤーのてんぷら。朝6時には家を出てくる那覇からの腹ペコ早朝組には、ことさら有難い差し入れである。

 そういえば、今日5月8日は「ゴーヤーの日」だった。

 

 

 

2024年5月8日リンクURL

膨れ上がる辺野古埋め立て予算  

 何度も言うようだが、毎朝手にした新聞を広げるのが億劫になる。ワジワジーしたり、ため息が出るような記事が多いからだ。

 東京の友人に似たようなことを言われた。「あなたのブログは沖縄のことが肌感覚で伝わってきてとてもいいが、読むのがつらい。どうして世の中このようにひどいことばかり起こるのだろうと思うと同時に、非力な自分が情けなくて悲しくなる」と。

 今日もそんな記事を紹介しなくてはならない。

 

(5月5日 琉球新報 ↑↓)

 

 明日の暮らしが見通せない被災地の人々や、物価高で一日3食を2食、あるいは1食に減らして何とか日々を生きのびているような国民も大勢いるというのに…。国民の暮らしより、戦争のための米軍基地とは!

 なんという国だろうか!

 

 

 

 

2024年5月6日リンクURL

逢坂冬馬氏「憲法9条を活かした平和外交こそ 」 ~ 「 抵抗の力で戦争へのあらゆる動きにストップを!」2024年憲法講演会

 

 憲法記念日の3日、恒例の憲法講演会(県憲法普及協議会、沖縄人権協会他の主催)が、浦添市のでだこホールで開催された。 

 講演は、小説家の逢坂冬馬さんを講師に、琉球大教授の山口剛史さんを聞き手に対談形式で行われた。

 逢坂さんは、「憲法9条を活かした平和外交を行うことこそ積極平和主義だ」と強調、「現在の政治状況を生み出したのは、支配層だけでなく、権力に迎合する市民も加担した」とし、平和な社会をつくるための社会運動の必要性を訴えた。

 

 講演に先立ち、在沖ミャンマー人会会長のチョチョカイさんと事務局長のトウヤソウさんが、2021年の軍事クーデター後のミャンマーの現状を報告。「国軍による市民に対する殺害や拷問などの暴力が今も続いているが、日本ではこれらの状況がほとんど報道されない」と、民主化を求める市民らの惨状を訴えた。(会場参加者とともに、3本指を立てて「抵抗」を示すミャンマー人会のチョチョカイ会長と事務局長のトウヤソウさん)

 講演会は最後に、「(前略)沖縄戦をはじめとした世界中の戦争でいかに多くの命が奪われ、人間の尊厳が踏みにじられて来たかを知り、伝えることは戦争を止める大きな力になります。そして、いつの時代にも、どの場所にも、いのちや生活を脅かされながらも、どのような困難があろうと戦争を止めようとしてきた人々がいること、そしてその力が平和を創り出してきたことを、私たちは知っています。

 世界では分断が進み、国内でも、軍事力強化を叫ぶ勢力が国会の多数を占めている一方で、戦争とその準備を徹底的に拒否し、平和と人間の尊厳の獲得を求める世界中の人々がいます。私たちはこれらの人々と連携し、戦争に抵抗し、平和を創り出す大きなうねりを創り出していくために、立ちあがっていくことを、ここに改めて決意し、宣言します」と、2024年憲法宣言を採択して閉会した。

 

 

2024年5月4日リンクURL