元海兵隊員で軍属の男に20歳の女性が殺害された事件から、4月28日で3年になる。
女性の遺体が遺棄された恩納村安冨祖の現場では、命日にあたるこの日、有志によって献花台が設けられ、多くの人が手を合わせに訪れたという。
被害者の父親が、事件後の県民大会に寄せたメッセージで「娘のことを忘れないでほしい」と訴えた言葉が胸中にこだまする。
「もう二度とこんな事件は起こさせない」と誓ったのに、また今年も一人の女性が米兵によって殺害された。
4月28日は、奇しくも敗戦後日本の独立と安保の代償として、日本から切り離され米国に身売りされた「沖縄屈辱の日」、このような事件、事故が起こるたび、また日々辺野古のたたかいの中で、何度も何度も屈辱の思いが呼び覚まされ、傷口に塩を刷り込まれるような痛みが、全身に走る。