水曜日は安和集中行動日、6:30那覇を出発したバスは、曇り空、時折小雨がばらつく中、8:00安和に到着。
海上にカヌーチームの姿はなく、海保と警備船が十数隻も浮かんでいた。
先週、大渋滞したダンプトラックの出口は、警備員の数が増えていた。
私たちは信号に従って舗道を歩き(デモ行進)、トラックも信号通りを守って通行していると、一回の信号で一台しか港の中に入れないため、右折信号をまえに土砂を積んだトラックが数珠つなぎになる。
いらだったトラックの運転手が、何を勘違いしたのか、反対車線の直進車両に突進して、あわや正面衝突かという状況に。
警察の静止も聞かず、小型車がバックすると、さらに追いかけるように突進していった。
そんな粗暴運転に、警察は特に注意することもなく、抗議する人々のほうを静止して、トラックを港の中に誘導したので、「警察おかしい!このような危険運転をするダンプは通行させるな」と、みんなで抗議した。
50分後、同じダンプがまたゲートに入ろうとしたので、リーダーの山城博治さんがトラックを静止し、抗議の意思を伝えようとしたところ…
多くのダンプ運転手は、私たちの抗議活動を理解し、信号を守って通行している。中には、頭を下げたり、手を振って通っていく人さえいる。お互いの立場を尊重し合おうとしている。しかし、中にはこんな人も。このような姿を見ていると、なんだか悲しくなってくる。
先週は、大勢の警察官のいる前で、携帯電話で話しながらゲートに入ってくるダンプもあった。権力の方を向いている警察は、全く本来の「警察」の用をなしていない。
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10時過ぎ、安和ではまだ抗議行動が続いていたが、早朝那覇から来たバスのメンバーは、急遽辺野古へ移動することになった。
10:40、辺野古につくと、一回目のトラックの搬入が終わったばかりで、休憩に入ったところだった。水曜日は安和に人が集中するため、辺野古はかなり少数になる。
抗議の看板や横幕はやたらとにぎやかだった。
本部港にジュゴンの死骸が打ち上げられて以後、辺野古のジュゴンの目に赤い涙が書き加えられた。
私は、午後から別の日程のため、昼前に辺野古を後にした。
朝、安和に向かう途中、伊芸のサービスエリアで見かけた月見草の花。
優しい花の色に、気持ちがなんだかほっとするね。