被害女性の痛み苦しみを共にするものとして、私たちは声を上げる ~ 女性たちが怒りの記者会見

 米海軍兵士による女性殺害事件を受けて、今日(16日)、県内30余団体の女性たちが連携して、抗議の記者会見を開き、「被害者を追悼し、子供たちへの保護とケア、真相究明、人身保護の明確化、米軍の撤収を求める要求書」を発表した。

  <怒りの声を上げる女性たち:今日(16日 県庁記者クラブ)

 米軍による事件事故が起こるたびに「軍隊は構造的暴力組織であり、人間の安全を保障しない。基地・軍隊は人間の心と身体を深刻なまでに破壊する」と訴え続けてきた沖縄の女性たちは、その結果としてまたしても起こった今回の事件であり、単純に「男女関係のもつれ」、「DV(家庭内暴力)」という表現に陥りがちなメディアの報道の在り方にも疑問を呈した。

そして、米トランプ大統領はじめ、在沖米軍四軍調整官、安倍総理大臣、玉城沖縄県知事他宛てに、以下の5項目を記した要求書を発表した。

一、被害者を取り巻く人々と子供たちへの謝罪と保護、ケアが行われること。

一、真実が究明され、加害の原因分析が完全に沖縄の人々に知らされること。

一、米軍の基地外行動の規制を緩和しないこと。

一、沖縄に暮らす人々の人身保護について、日本政府と沖縄県の責任のあり方を明確にすること。

一、沖縄に暮らす人々の真に安全な社会を実現するため、沖縄からすべての基地・軍隊を撤収すること。 

 

 

2019年4月16日リンクURL

広がる怒りと不安 ~ 米兵女性殺害

 13日に、北谷町の民間地域で起こった、米海兵隊員による女性殺害事件。基地あるが故の度重なる凶悪犯罪に、県民の怒りと不安が広がっている。

玉城知事は15日、スミス在沖米軍四軍司令官とケプラー在沖総領事を県庁に呼び出し「激しい怒りを感じる」と、抗議した。

 <16日 琉球新報 ↑>

 県内の女性たちが結集し、今日午後2時から県庁記者クラブで記者会見を開き、事件への抗議を行うとともに、「米海兵隊兵士による女性殺害事件の被害者を追悼し、子供への保護とケアを求め、真相究明人身保護の責任明確化、米軍の撤収を求める要求書」を発表する。

 

2019年4月16日リンクURL