「私は無罪です」。あまりにもあっけらかんと、堂々言い放った被告米兵に、「傷つけた少女へ痛みを感じさせるかけらもなかった。ますます怒りが込み上げてきた」と、傍聴した女性たちの誰もが唇をかんだ。
<7月13日 琉球新報>
<7月13日 沖縄タイムス>
「私は無罪です」。あまりにもあっけらかんと、堂々言い放った被告米兵に、「傷つけた少女へ痛みを感じさせるかけらもなかった。ますます怒りが込み上げてきた」と、傍聴した女性たちの誰もが唇をかんだ。
<7月13日 琉球新報>
<7月13日 沖縄タイムス>
昨年12月に発生した米兵による性暴力事件で、わいせつ誘拐、不同意性交の罪で起訴されてい米兵の初公判が今日(12日)、那覇地裁で開かれた。
マスコミの関心も高く、裁判所前は、裁判所に入る被告・米兵の姿を一瞬でも捉えようと、多くのメディアのカメラが群がった。
32枚の傍聴券に、傍聴を希望して並んだ300名近くの列に私も連なった。残念ながら抽選に外れ、傍聴は叶わなかった。
20分もたたず、自宅に帰り着くころ、携帯のニュースサイトに、「被告人無罪を主張」と、速報が流れた。「行為は認めるが、合意の上。誘拐もレイプもしていない」と。性暴力事件の典型的な裁判劇。そのような詭弁は許してならない。
次回公判は8月23日。関心をそらすことなく、注目していきたい。
去る6月の県議選で与野党逆転した県議会だが、事件のあまりの悪質さに、議論の余地なく、与野党が一致して抗議・意見書を採択した。史上きわめて異例なことだという。