ピンクドット沖縄2019開催 ~ 誰もが自分らしく生きやすい社会をめざして」

 性の多様性を認め、誰もが生きやすい社会を目指すイベント「ピンクドット沖縄」が、今日(9月1日)琉球新報社一階の広場で開催された。 

 <シンボルカラーのピンク色に染まった会場>

 会場では、全国で初めてパートナーシップを取り入れた東京・渋谷区の行政としての取り組みの紹介をはじめ、コンサートや

 同性婚を認めない人権侵害の違憲訴訟の当事者と、支援する弁護士グループによるトークライブ、

 アジアで初めて、同性婚を実現させた台湾から、この運動の活動家ジェニファー・ルーさんを招いてのトークセッションなどが行われた。

 会場では、協賛企業の出店もあり大勢の人でにぎわっていた。

 

2019年9月1日リンクURL

伊波洋一さん就任三周年 激励のつどい

 参議院議員の伊波洋一さんが就任3周年を迎え、昨日(8月30日)地元宜野湾市のロワジールホテルで、激励のつどいが行われた。

<後援会共同代表の方々と共に支援者を出迎える伊波洋一ご夫妻>

 祝宴は定番のかじゃで風(生演奏)、それも老夫婦、若夫婦、孫がそろうフルバージョンの豪華版で幕開け。

 国会議員、那覇市長はじめ各界の激励の挨拶が続いた後、伊波洋一さんが3年間の国会活動を報告、今後も辺野古の問題をはじめ沖縄のために頑張る決意を述べた。

 伊波洋一さんは、労働組合をはじめ、県議会議員、宜野湾市長を歴任、その経験を生かして、国会では理路整然と安倍政権の欺瞞性を追求、答弁する官僚もタジタジとなる鋭い質問で定評がある。

 今後もさらなる活躍が期待されている。

 <豊作を祝う農村風景を表現した創作舞踊・マミドーマ>

支援者による余興も、伊波さんらしい演目の選定で会場を沸かせた。

 

2019年8月31日リンクURL

「国家暴力」について学ぶアジアの若者たち ~ 8月28日(水)の辺野古

 平和市民連絡会の辺野古行きバスで、7:00に那覇を出発すると、8:20分ごろ辺野古ゲート前に到着する。一回目のダンプの群れがやってくるのが9:00頃なので、それに間に合わせるための出発時間となっている。

 立秋を過ぎたとはいえ南国沖縄の夏はまだまだ終わらない。クーラーの効いたバスから、一歩外に出ると、たちまち体中から汗が噴き出した。

 座り込みテントでは、すでにのぼりがたてられ、イスやマイクが用意され、周辺がきれいに掃き清められ、いつでも抗議行動が始められるよう準備が整えられていた。常駐のテントスタッフの、そのような地道な働きがあってこそ、毎日の辺野古の抗議行動が継続できていることを、私たちは忘れてはならない。

 早朝は人数も少ない。今朝は30数人で座り込んだ。あとはいつもの風景が展開する。

 東京から来た性暴力の問題に取り組んでいるという若い女性のグループ(6人)がいた。排除しようとする機動隊に「若い女性に触るな!」と、年配の女性の大きな声が飛んだ。一瞬怯んだ機動隊。女性たちに「自分で立って移動するよう」を説得を試みる。

 いつもの何倍もの時間をかけて移動を促す。扱いかねている様子がありあり。

 バリロードにしがみつく女性。抵抗のスタイルも人様々。1分でも1秒でも排除を遅らせたい。1人30秒でも30人いれば15分ダンプを止めることができる。

 心なしか、今日はいつもより丁寧に優しく運んでくれたような気がする。

 先ほどの若い女性たちは、排除された後も、基地の中に入ってゆくダンプを悔しそうに最先頭で見つめ続けていた。

 ダンプやミキサー車が入り終わると、今度はゲート前をデモ行進。基地に向かって抗議の声を上げる。

 12時前の二回目の搬入に備えて、テント下に戻り暑さを避けながら集会を続ける。そこへ今度は、沖縄で開催中の「アジア市民社会教育ネットワークCENA夏季学校」の若者たち(日本、沖縄を含む韓国、台湾、タイ、インドネシア、パキスタン・韓国などの大学、大学院生)およそ100人がやってきた。

 何人かが参加者を代表してあいさつをした。「今年の夏季学校は”国家暴力”について学ぶ。日本の国家暴力が沖縄に集中している。人生をかけて平和のために活動している沖縄の人たちに会えて感動している」

 「この美しい沖縄でこんなことが起っていることを、パキスタンでは全く知ることができなかった。帰ったら少しでも多くのパキスタンの人たちに伝えたい」

 「平和とはあることが当たり前。平和を守るために勇気が必要ということが悲しい。もともとあるべき平和がなくなって、平和を創造するために勇気をもって闘っている皆さんに感動した」

 参加者最年少の19歳の日本の大学生は「高校生のときに辺野古の海で泳いだ。去年もゲート前の座り込みに参加したが、まだ皆さんが抗議行動を続けている姿に涙が出る。大学生になったので、これからもできるだけ多く辺野古へ来たい」と、声を詰まらせながら語った。

 若者たちは、2回目の阻止行動で人々を力づくで排除する機動隊に抗議の声を上げたり、数人が一緒に座り込んでまさに「国家暴力」を体感した。この実体験はきっと多くの学びとなったのではないだろうか。

 いつもは高齢者が多い辺野古ゲート前行動、今日は熱気あふれる「若者デー」だった。

 

2019年8月30日リンクURL