「3006日」安倍政治に踏んづけられてきた日々 ~ 今日(9月28日)の辺野古

 昨日の「国葬」にみんなのワジワジー(憤怒)が、いまだおさまらない辺野古ゲート前。

 不屈の座り込み3006日の看板がやたらと目に、胸に、痛い。なぜなら安倍政治に踏んづけられ、痛めつけられて来た3006日でもあるからだ。しかも国葬で岸田総理は「あなたが築いてきた土台を引き継ぎ、これからも持続的に広げていく」と、安倍元総理に誓ったという(新聞報道)。それは、これからも沖縄は踏みつけ続けられるということだ。

 

 

 

 しかし、例え蟷螂の斧であろうとも、私たちは権力悪に抗して、これからも辺野古ゲート前に非暴力で座り込む。9時前一回目の座り込み。 

 11:00前、第四ゲート前に移動して座り込む。ここでは、辺野古弾薬庫の拡大機能強化のため、500億円超の莫大な経費(辺野古新基地建設とは別予算)をかけて大規模改修工事が進む。

 

 木々が伐採され、痛々しく山が削られた第四ゲートからは、海上工事が進む大浦湾が見渡せる。3週続いた台風接近で、ひと月近く滞っていた土砂の海上輸送が、週明けから始まったようだ。運搬船から積み置き用の台船に土砂を移す作業が手に取りように見えた。

 2014年の埋め立て開始以来姿を見せなくなったジュゴンに想いを馳せる。餌場を奪われ、住処を追われたジュゴンたちはどこへ行ったのだろうか。母ジュゴンは、2016年に死骸となって西海岸に流れ着いた。国内で、唯一ここだけに生息していたジュゴン、絶滅の可能性が言われている。

 

 見えなくなったジュゴンに、私たち沖縄人の姿が重なる。「ここには人間が住んでいるんだぞ!」と、叫びたくなる。

 

 

2022年9月29日リンクURL