コロナ禍で一年近く休止状態が続いていた毎月第一土曜日の「辺野古県民大行動」が10月から再開されます。
平和市民連絡会と島ぐるみ会議では9:00に、県民広場から貸し切りバスを運行しますが、予約が必要な平和市民のバスは、予約満席で締め切ったそうです。島ぐるみ会議のバスは当日8:30受付開始で先着順となっています。
辺野古ゲート前でお会いしましょう!!
昨日の「国葬」にみんなのワジワジー(憤怒)が、いまだおさまらない辺野古ゲート前。
不屈の座り込み3006日の看板がやたらと目に、胸に、痛い。なぜなら安倍政治に踏んづけられ、痛めつけられて来た3006日でもあるからだ。しかも国葬で岸田総理は「あなたが築いてきた土台を引き継ぎ、これからも持続的に広げていく」と、安倍元総理に誓ったという(新聞報道)。それは、これからも沖縄は踏みつけ続けられるということだ。
しかし、例え蟷螂の斧であろうとも、私たちは権力悪に抗して、これからも辺野古ゲート前に非暴力で座り込む。9時前一回目の座り込み。
11:00前、第四ゲート前に移動して座り込む。ここでは、辺野古弾薬庫の拡大機能強化のため、500億円超の莫大な経費(辺野古新基地建設とは別予算)をかけて大規模改修工事が進む。
木々が伐採され、痛々しく山が削られた第四ゲートからは、海上工事が進む大浦湾が見渡せる。3週続いた台風接近で、ひと月近く滞っていた土砂の海上輸送が、週明けから始まったようだ。運搬船から積み置き用の台船に土砂を移す作業が手に取りように見えた。
2014年の埋め立て開始以来姿を見せなくなったジュゴンに想いを馳せる。餌場を奪われ、住処を追われたジュゴンたちはどこへ行ったのだろうか。母ジュゴンは、2016年に死骸となって西海岸に流れ着いた。国内で、唯一ここだけに生息していたジュゴン、絶滅の可能性が言われている。
見えなくなったジュゴンに、私たち沖縄人の姿が重なる。「ここには人間が住んでいるんだぞ!」と、叫びたくなる。
市民グループが主催する「国葬」抗議集会が、今日(27日)県庁前の県民広場で、午前11時から午後2時まで、3時間にわたって開催され、350人が怒りの声をあげた。
「私はワジワジーして、昨夜は眠れなかった。沖縄戦で県民の4人に一人が犠牲になった。誰に殺されたのか!国にです。死んだ人たち・ウヤファーフジ(先祖)は見ています。安倍元総理は辺野古の海に戦没者の遺骨を投げ込もうとした。そんな人をなぜ国葬にする。いのちは平等です」
「沖縄にとって安倍政権はなんであったかと考えると、県民にとって国葬は1ミリも賛成できない」
「安倍さんと言いたくない。呼び捨てにさせてくれ。沖縄に寄り添うと言いながら、沖縄を踏みつけてきたのが安倍ではないか!そんな人を国葬にするこの国は狂っている!」
「安倍は犯罪者でしかない。多くの犠牲者を出してきた。沖縄にどれだけの災いをもたらしてきたか!」
「奇しくも9月27日は、74年前天皇メッセージによって、日本が沖縄をアメリカに売り渡した日である」
「8年もの長期政権はいかに悪党であったかの証明でもある」
「総理就任と同時に教育基本法を改悪、子どもたちに愛国心を押し付けた。教科書を改ざんして”集団自決””従軍慰安婦”をなかったことに。日の丸・君が代の教育現場への押し付け、これほどの悪政が他にあるだろうか!」
「国葬は、統一教会の信徒に、自分たちの主張は間違っていなかったというお墨付きを与えることになる」
「国葬反対集会」が行われた県民広場には、平和の使徒・ハトたちも群れを成して参加した。