10月も下旬なって、亜熱帯沖縄もやっと朝夕は涼しくなってきた。暑くもなく寒くもなく、沖縄の一番いい季節かもしれない。
水曜日のいつもの風景、那覇7:00発のバスで辺野古へ向かった。
8:20分辺野古着、塗りたての絵の具の色も鮮やかに、新作のメッセージボードが干してある。
「金とは笑えない、子どもらとこそ笑い合える」。沖縄の古いことわざである。たしかにお金を眺めて、ひとりニヤニヤしている人がいたら、さぞかし気持ち悪いであろう。
子どもたちと笑い転げている大人、お年寄り、親子、学校や地域人々の姿を思い浮かべるだけでも幸せな気持ちでいっぱいになる。そういう風景を失わないために、「戦争につながる基地はいらない」と頑張っているのが、辺野古ゲート前に座り込む大人たちの原点である。
メインゲートを出入りする米軍の戦闘車両にも抗議の意思を表明する
今日はいつにも増して軍事車両の出入りが激しい。戦闘車両に詰め込まれて、演習場に向かってるのであろう米兵たちに笑顔はない。
11時前には第四ゲートに移動して座り込み。朝夕は涼しくても、日中は炎天下となる。
右手奥に見えるフェンス、そこが従来の辺野古弾薬庫の敷地である。そこからさらに200㍍ほどある手前の有刺鉄線まで基地が拡張される、というのが第四ゲートから広がる環境破壊の姿である。しかもここは軍用地ではない。名護市の市有地、本来なら名護市の権限で止められるものだ。
復帰以前から核疑惑もある辺野古弾薬庫。拡充機能強化され、敵地攻撃能力を目指す自衛隊も共同使用するなど、核ミサイルの疑惑は今後ますます強まる。
正午前、工事用ゲート二度目の座り込み。コロナ禍も少し衰えて、参加者も増えて来て心強い。
いつもは前面から見ている工事車両の放列、後方から見るとこんな風景になる。工事用ゲートから第四ゲートまで延々と続いていた。