いま、「高江」で起こっていること 知っていますか?

参議院選の翌日の早朝、国は
オスプレイのヘリパッド建設に反対して住民が座り込みを行っている東村の高江に機動隊を導入して、工事再開のための資材搬入を始めた。

高江に機動隊               <18日 琉球新報より>

全国から集められた機動隊は500人余り、
かつての暴力団壊滅作戦で沖縄に機動隊を集めたときと同規模だという。

北部訓練所の一部返還するので、残りの部分にヘリパットを移設するというまやかしは、「普天間を返すので辺野古へ移設す」という新基地建設の手法と全く同じ。

高江ヘリパットの現状             <沖縄タイムスより>

北部訓練場にはすでに15か所のヘリパッドがあり、これ以上なぜ必要なのか?辺野古新基地に連動して、従来のヘリパットより大規模で、オスプレイの熱風の噴射に耐えられる強固なヘリパットが必要だからだ。

しかし、工事に必要な環境アセスでは、オスプレイについては全く明らかにされておらず、オスプレイが使用するなら、本来ならば、改めて環境アセスを実施しなければならないはずである。ここでも違法な工事がまかり通っている。

 <那覇で、スタンディングアピール>

 高江は遠く、那覇から3時間はかかる。抗議に駆けつけたくても行けない人々が、せめて抗議の声をあげようと、那覇市内・県民ひろばで、スタンディングアピールを行った。

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DVC00003.JPG 5000種の希少動植物が生息するヤンバルの森は、東洋のガラパゴスと呼ばれ、世界自然遺産の候補地にもなっている。命の森を守ることは、人々の当たり前の暮らしを守ることでもある。

高江の住むこの方は、「計画されている6つのうち2つが完成し、すでにオスプレイの訓練がはじまったことで、早朝・深夜を問わず騒音がさらに激しくなり、子どもたちが寝不足と頭痛や吐き気などで学校にいけない状況が出ている。人間でさえこんなに辛くて大変なのに、ノグチゲラやヤンバルクイナ、貴重植物など小さい命はとても生き残れない」と訴えた。

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今朝の新聞は、沖縄防衛局の調査で、夜間の騒音が2年前の24倍に回数が増え、騒音の数値も1・4倍に上がっていることが分かったと報じている。

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明日、高江のN1ゲート前で、午後2時から抗議集会が開かれる。

2016年7月20日リンクURL

今日(7月15日)の辺野古~涙の理由は?

DVC00009.JPG法事と体調不良と参議院選挙でしばらく行けず、3週間ぶりの辺野古だった。

今、高江がとても大変で、多くの人が高江の緊急行動に駆けつけ、嘉手納ゲート前での抗議行動の広がりもあって、特に金曜日の辺野古ゲート前は最小人数で行われている。

 

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それでも、今日も元気いっぱい!意気軒高な辺野古ゲート前。参議院選関連の話題が多く、「県民に”NO”を突き付けられた落選議員が”沖縄担当大臣を続けているのはおかしい。自ら大臣を辞任すべきだ」との声があがった。

プロの民謡歌手であるシンザトさん。彼が三線で歌いだすと、誰からともなく踊りだす。これが沖縄の文化。(私も踊っていたので、写真はありませんが…)

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シンザトさんが「平和の願い」歌ったときのこと。この歌の背景を説明する途中で感極まり嗚咽し、声が途切れた。歌いだしてもなお途切れがちに歌詞を絞り出すように歌い続けたシンザトさん。聞く方も「頑張れ!」と声をかけつつ共に涙を流しながら聞いた。

ちなみに「平和の願い」の歌詞は、

作詞:平識ナミ 作曲:普久原恒男

1.沖縄(ウチナー)てぃどぅ島や 何時(イチ)ん戦世(イクサユ)い
安々(ヤシヤシ)とぅ暮らす 節(シチ)や何時(イチ)が
*ディー 我(ワ)ったー 此(ク)ぬ島沖縄(ウチナー)
平和願(ニガ)らな 此(ク)ぬ沖縄(ウチナー)

2.忘(ワシ)るなよ互(タゲ)に 哀(アワ)り戦世(イクサユ)や
世間御万人(シキンウマンチュ)ぬ 肝(チム)に染(ス)みてぃ
*繰り返し

3.上下(カミシム)ん揃(スル)てぃ 心(ククル)打ち合わち
誠此(マクトゥク)ぬ沖縄(ウチナー) 守(マム)てぃいかな
*繰り返し

4.思事(ウムクトゥ)や一道(チュミチ) 恋(クイ)しさや大和(ヤマトゥ)
やがてぃ御膝元(ウヒジャムトゥ) 戻(ムドゥ)る嬉(ウリ)さ

歌詞の大まかな意味は

わが島沖縄、いつまでも戦争のような状態、いつになったら心安らかに暮らせるときが来るのだろうか?みんなで心合わせて平和を願いましょう。

忘れないでおこうお互いに、戦争のときの苦しさ辛さを、みんなの心に染めて…。みんなで心合わせて、沖縄をを守っていきましょう。

 

この歌を歌いながらシンザトさんの胸に去来したものが何だったのかは知る由もないが、数日前、開会中の県議会の質疑応答の中で、元海兵隊による強姦致死事件の概要を説明していた県幹部が、途中声を詰まらせ涙声で答弁した、との新聞報道もあった。

悲惨な沖縄戦から引き続き、基地の島故の事件事故で多くの県民が被ってきた心の傷は、直接の被害者だけでなく、多くの県民にとってトラウマとなり、事件事故が起こるたびに、過去の苦しみ悲しみが呼び起こされ、何度も繰り返しえぐられる。

今日もそんな場面を目の当たりにした辺野古だった。

 

2016年7月15日リンクURL

圧倒的票差で 改めて沖縄の民意を示す~伊波さん当選!

7:30、集まったメディアの多さが、当選を確信させる。

DVC00062.JPG果たして、午後8時、投票箱が閉まると同時に各社テレビ画面に当確のテロップがが流れた。

開票速報を見守ろうと集まった支持者たちは、あっけに取られ、すぐには拍手も出ないほどだった。

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メディアに促されて、選対本部筆頭共同代表の翁長知事があいさつ「全国で一番最初に当確が出た!と思う。沖縄県民の良識の勝利」と、会場の笑いを誘いながら、誇らしげに勝利宣言。

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一番心配し、そして一番喜んだのは翁長知事だったかもしれない。

DVC00049.JPG喜びの伊波さん。「安倍政権への県民の怒りが、はっきりと結果に表れた。国政の場で沖縄の民意をしっかり伝えていく」ときっきっぱり。

DVC00016.JPG 裏で表で伊波さんを支えた肝っ玉母さん・妻成子さんの功績も大きい。

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号外も出た!

DVC00009.JPG喜びのカチャーシー。

DVC00059.JPGばんざい!オール沖縄スタイル! \(^o^)/

かくして、県民が選出した国会議員(6人)に自民党はゼロになった!

これが沖縄の民意だ!!!

2016年7月11日リンクURL