今日(6月10日)の辺野古~知念良吉ライブで盛り上がる

DVC00050.JPG不屈の座り込み705日目の辺野古。

午前中は、基地から出る米軍車両を止めるためメインゲートの出口に座り込んで封鎖。 機動隊に排除されても排除されても、何度も何度も戻ってきて座り込む。午前中いっぱい、攻防が展開された。

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DVC00036.JPG                     <良き隣人はレイプしない!」

銃を脇に抱えたままトラックいっぱいに積み込まれた兵士たち。市民の抗議に対しては無視するもの、ガムを噛みながらニヤニヤ笑っている者、カメラを向ける者と反応もいろいろだが、このプラカードを突き付けると、思わず下を向く者が多い。

彼らは、日ごろ「米軍は沖縄県民の”良き隣人”を標榜(もちろん表向きに過ぎないが…)しているにも関わらず、あのような事件を起こしてしまったからだ。

しかも、喪に服するとして、一か月間の基地外での飲酒禁止、夜間外出禁止を発表した一週間後には、泥酔した兵士が深夜の国道を逆走、民間人2人に重軽傷を負わせた。彼らの”反省”が、いかにいい加減なものかがわかる。

DVC00042.JPG米軍トラックの前に立ちはだかる男性。彼は辺野古の住人。実は、彼の母親もまた米兵に殺された。経営していたお店の売り上げを狙って押し入った米兵に、お金を奪われまいとして抵抗したため殺されたという。ほとんど毎日、黙々とテント村の活動を支える働きをしている。

午後、テント村の雰囲気は一変した。

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復帰前後に青春時代を過ごした人ならだれでも心躍らせたフォーク・ロック。その思いでのシーンに、この人は欠かせない。あの知念良吉さんが突然やってきて、休憩をはさんで、一時間半もライブをしてくださった。基地の街コザ生まれ育ちの良吉さんの歌には、ウチナーンチュ共通の思いが、ずっしりと込められている。

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文子オバーもノリノリ!

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博治さんもノリノリ!

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今日は、県外から、今世間を騒がせている東京都の職員労組の皆さん36名がゲート前行動に参加。一緒にオキナワンロックのライブを楽しんだ。

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同じくつい最近までお騒がせ市長がいた大阪市の職員労組の皆さんも16名がやってきて、
「テレビのニュースで見聞きするのとは大違い、帰ったら多くの仲間や家族、そして地域に沖縄の真実を伝えたい」と感想を語った。

2016年6月11日リンクURL

追悼・抗議集会~これ以上の基地・軍隊の駐留は認めない!

女性たちが中心となって呼びかけた二度目の追悼・抗議集会が、8日、46団体、200人近くが参加して那覇市内で開かれた。

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集会は、被害者への黙祷で始まり、 ゲストスピーカーとして招かれた元米陸軍大佐で外交官も務めたアン・ライさんトが、事件の背景にある「軍隊の構造的暴力」について語った。

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「軍隊がいるところに暴力が起こるのは、世界各地で共通している。それは、彼ら(兵士)は日々敵を殺す訓練をしているからだ。それをなくすには軍隊の撤退しかない。
軍隊内部でも性暴力が問題になっており、女性兵士の4人に一人がレイプの被害に遭っている。また性被害に限らず、軍関係者の事件事故が多発しているのは、”違う国では何をしてもいい”という植民地的差別意識に根差している」と軍隊の撤退を訴えた。

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各団体の代表10人によるリレートークでは、自らが14歳の時に米兵から性被害を受けた体験を語った人もいた。「何十年も誰にも話すことができず、自分を責め続けていた。女性たちとの活動の中で、わたしは悪くないと気付くことができ、こうして語ることができるようになった。被害を黙っている人はたくさんいる。もうこれ以上の被害者は出したくない。すべての基地がなくなるまで、一緒に頑張りましょう」と訴えた。

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P1030624     プラカードを掲げて「被害者への思い」と「すべての基地・軍隊の撤退」をアピール。

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 同じ女性同士、痛みを分かち合い、共感し、支えあう追悼・抗議集会となった。

2016年6月9日リンクURL

蝶に誘われて 花を捧ぐ

8日行われる追悼・抗議集会のゲストスピーカーとして招かれたアン・ライトさんが、集会を前に、遺体遺棄の現場を訪れ花束を捧げた。

DVC00131.JPGアン・ライトさんは、元米陸軍大佐で外交官も務めたが、イラク戦争に反対してブッシュ大統領(当時)に抗議の手紙を出し、外交官を辞めた経歴を持つ。

現在は、ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める退役軍人会)やコード・ピンクなど、国際的な平和運動に関わり、特に軍隊内の性暴力について、米政府や米軍を追及し、抗議活動を行っている。

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DVC00125.JPG現場に通じる入り口や県道沿いにたくさんの花や飲み物、メッセージが添えられた写真などが供えられていた。

この林の奥は、金網こそ見えないが、キャンプ・ハンセンの米軍実弾演習場であり、この道路は住民の生活道路を封鎖して、県道越えの実弾演習(1973年~1997年まで)をしていた象徴的な道県道である。海兵隊員であった容疑者にとっては、訓練で知り尽くした場所、だったのかもしれない。

DVC00099.JPGDVC00097.JPG            <お友だちでしょうか。「時々は夢で会いにに来てね」と…>

DVC00098.JPG             <何かスポーツで優勝した時の記念写真のようです>

周りを黒や白のアゲハチョウがひっきりなしに飛んできて、木々の間を舞い遊んでいた。喜んでくれたのだろうか。ハーベールー ①

アン・ライトさんを迎えての「追悼・抗議集会」は、今日この後6:30分から、教育福祉会館で行われる

☆20160608集会 (2)(集会チラシ)

 

2016年6月8日リンクURL