クリスマス・イヴ(12月24日)の高江

今年最後の集中行動日となった24日(土)の高江。
平和市民連絡会のチャーターバスで参加した。

朝5時に那覇を出発、途中のぼる朝日を浴びながら8時少し前に高江に到着する。返還式典後は、N1ゲートからの砂利トラの侵入はないものの、中では相変わらず未完成のオスプレイパッドの工事が行われているため、今日はメインゲートでの抗議行動となった。

p1050088

p1050092

p1050107

p1050095         p1050111             <県議、市町村議の皆さんも多数参加>

p1050102

県外からの参加も多数。大阪で小学校の教員をしているという男性は、職場の同僚に「明日から沖縄に行く」と話したら「潜りに行くの。いいなぁ」と言われた。「高江に行くんだ」というと「それどこ?」と聞かれてしまった。オスプレイが墜落したことを言うとやっと解ってもらえたが、そこで会話が途切れてしまった。共に組合活動をしている仲間たちでさえこの状況なので、辺野古、高江の問題はなかなか広がらないと嘆いた。

学校現場ではいま、平和や差別の問題、沖縄のことを子どもたちに伝えようとすると、いちいち校長の許可が必要な状況。大抵は許可が下りないという。

DVC00001.JPG

今日も早朝から午後2時30分まで、入れ替わり立ち代わり150名余の人たちが座り込んだ。

p1050110 今年の集中行動はこの日で一応締めくくられたが、抗議行動は工事関係者などが正月休みに入る28日まで続けられる。

 

<← メインゲートの真ん前、イタジイの幹に絡みついたシラタマカズラの実が美しい。森の真珠と呼びたい。>

2016年12月25日リンクURL

オスプレイはうそつき安倍政権の極み~今日(12月23日)辺野古

前日の、二つの抗議集会の余韻冷めやらぬ今日(23日)の辺野古ゲート前。人数は少ないながら熱気のこもった抗議行動を展開した。

DVC00024.JPG

DVC00021.JPG

p1050060 <↑米軍車両は通しません!↓>

p1050065

p1050067 前日の大雨の中の抗議集会とは打って変わって、小春日和とい言いたいような穏やかな日差しの中、機動隊とも穏やかに対峙した。が、すぐに上空を飛ぶオスプレイが、私たちを現実の厳しさにひき戻す。

p1050063

小さくて見にくいが、辺野古崎の上空を飛ぶオスプレイ。高江に向かっているのだろうか?墜落後一週間もたたずに訓練飛行を再開した後、相変わらず住民地域(那覇でも)を傍若無人に飛び回っている。

p105007110時半以降は、テントの下で座り込みを続ける。公休日なので子ども連れも。島袋文子さんも元気に参加した。

161223_121549

名護市議の大城敬人さんが、オスプレイの墜落について、写真を使って詳しい状況を説明してくださった。

p1050075

DVC00009.JPG            <墜落し大破したオスプレイ。不時着との違いを写真で証明>

DVC00014.JPGオスプレイの空中給油訓練。給油ポンプが外れた瞬間。市民から名護市議会に提供された写真。

p1050083

辺野古の民家の屋根をかすめるように飛ぶオスプレイ。この家の住人は夜中も電気をつけたまま眠るという。もし事故などが遭った場合すぐ逃げられるようにと…。

これのどこが負担軽減なのか一目瞭然。うそつき安倍政権に騙され続けるニッポン国民に、沖縄県民は何時までも我慢することはできない。

p1050069

2016年12月24日リンクURL

新たな闘いへの幕開け~オスプレイ墜落抗議集会に4,200人

22日、北部訓練場返還式典への出席を拒否した翁長沖縄県知事は、この日夕刻から名護市で開かれたオール沖縄主催の「欠陥機オスプレイ撤去を求める緊急抗議集会」に参加し、4,200人の県民の前で、改めて辺野古新基地阻止の決意を誓った。

DVC00017.JPG

DVC00016.JPG   <会場にあふれる人々>

会場に入る翁長知事を迎える人々の拍手は、いつまでも鳴りやまなかった。

p1050020

p1050018           <人々の拍手に手を振ってこたえる翁長知事>

壇上に上がった各代表は、口々に米国追従の政府の対応への怒りと、新たな決意を誓った。

稲嶺名護市長:「墜落は名護の庭先。防衛局は何のために沖縄にいるのか、県民の声に耳を傾けず、耳も、顔も、身体も米軍に向いている。裁判は負けても県民は負けていない。負けない方法はあきらめないことだ」

高里鈴代オール沖縄共同代表:「県民の危惧が現実になったオスプレイ墜落。日本政府は米軍に対して何の追及もないまま訓練再開を許した。事故は日本政府によって引き起こされたと言っても過言ではない」

松田富士子島ぐるみなご共同代表:「墜落は 戦場を彷彿とさせた。オスプレイの安全神話は完全に崩れた。安保のために沖縄の海や空を、米軍に勝手に使わせるわけにはいかない」

玉城愛オール沖縄共同代表:「日本はアメリカの属国か!稲田防衛大臣の”事故は墜落ではなく不時着だ”と繰り返す発言は、”日本政府はなんでも米国の言う通りにします”と言っているように聞こえる。日本は独立国ではないと実感させられた」

p1050045

 最後に登壇した翁長知事:「政府は米軍の要求を最優先し、県民を日本国民と見ていないとしか受け止められない。日本の独立は神話だ。沖縄への対応はもはや法治国家とは言えない。米軍統治下の時代、苛烈な米軍支配のなかで自治権獲得闘争を粘り強く闘ってきた県民は、日米政府が新基地建設を断念するまで戦い抜くと信じている。私は県民と共に、今後もあらゆる権限を行使して、不退転の決意で取り組む。グスーヨー、クヮンマガヌタミニ、ククルテーチナチ、チバラナヤーサイ。マキテーナイビランドー!(皆さん、子や孫のために、心を一つにして頑張りましょう。負けてはなりませんよー!)

DVC00018.JPG          「オスプレイが安全というのなら、どうぞ総理専用機に!」

p1050055

%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%b0%e3%82%8d%e3%81%86

2016年12月23日リンクURL