辺野古埋め立て着手と地元紙号外~「政府のパフォーマンスだ」と抗議市民怒る!

琉球新報、沖縄タイムスの地元新聞2紙は、政府が辺野古の埋め立て工事の前段となる護岸工事に着手したと、電子号外で報じた。

しかし、ゲート前や海上で必死で抵抗を続ける抗議市民は「国のパフォーマンスだ!石材を並べているだけだ。メディアは躍らされている」と、怒っている。

辺野古ぶるーのブログは「安心してください。埋められていませんよ」と伝えている」。http://henokoblue.wixsite.com/henokoblue

 

 政府の護岸工事着手を受け翁長雄志知事は25日午後、県庁で会見し「事前協議を求めてきたが、防衛局が応じず護岸工事を強行したことは許し難い。暴挙だと断ぜざるを得ない」と厳しく政府を批判した。

 県民から要望が高まる埋め立て承認の撤回については時期は明言しなかった。

2017年4月25日リンクURL

4月22日の辺野古~オスプレイ”不時着”の欺瞞を暴く!

今日は、午前6時に那覇を出発するときから雨模様。辺野古へ近づくにつれて雨はひどくなり、終日降り続く雨の中での座り込みとなった。

ゲート前に着くと、日本山妙法寺のお坊さん二人が、雨に打たれながら扇太鼓に合わせて静かに読経を続けていた。

工事用ゲートでは、刻々人が入れ替わりながらも常に200人前後の人たちが座り込み、工事車両を全面的に止めた。

土曜日なので議員集中行動日だったが、うるま市長選挙と与那原町議員選挙の投票日を翌日に控え、議員の参加は少なく、参加した議員さんたちもほとんどが10時頃には選挙応援に向かった。

残った市民たちは、雨の中でも意気盛ん。合言葉は”雨にも負けず、寒さにも負けず、そしてアベにも負けず”、雨の日こそ「私が行かなければ、誰が行く」と、燃えるのだ。今日も歌あり、踊りあり、即興の漫談あり。

その一節をご紹介しよう。タイトルは

「オスプレイ”不時着”の欺瞞を暴く!」

<演じるのはこの二人>

皆さんはいま、東京からオスプレイに搭乗して沖縄に向かって飛行しているとご想像下さい。沖縄本島が見えてまいりました。機内アナウンスが流れます。

「皆さま!本日は我がアメリカが誇る欠陥機MVオスプレイ22にご登場いただき、誠にありがとうございます。機長よりご挨拶を申し上げます。

当機はまもなく名護市安倍の、あっ失礼いたしました!安倍(アベ)ではなく安部(アブ)の間違いです。まもなく名護市安部の海岸に不時着の予定でございます。しかし、それは決して墜落ではございませんので、どうぞご安心ください。

不時着に先立ちまして、 乗務員はパラシュートで脱出いたしますが、パラシュートの数には限りがございますので、脱出するのは乗務員のみとさせていただきます。どうぞ、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。それでは皆様のご多幸とご冥福を心よりお祈り申し上げます。さようなら。ボン!!!」

<解説>昨年12月に名護市安部(アブ)海岸の浅瀬に墜落したオスプレイは、機体は大破し、その破片が粉々になって周辺数キロにわたって飛散するほどだったが、米軍はこの事故を「不時着」と発表した。沖縄地元メディアを除き、NHKをはじめ本土大手マスコミのほとんどが「不時着」と報じた。墜落したオスプレイには5人の搭乗員がいたが、パラシュートは3人分しか搭載されていなかったという。米軍の発表によると、一人が軽いけがで病院に運ばれたが残りの4人は無事ということになっている。

しかし、「一人が死亡、一人が行方不明になっている」という裏情報もある。オスプレイ墜落の翌日、沖縄県内の米軍基地の星条旗が半旗となっていたことも、この噂の信憑性を高めている。

正午を過ぎても工事車両の動きがなかったため、午後からの座り込みは雨を避けて、メインゲート前のテントの下で行われた。午後になっても座り込み参加者は減少することなく、3つのテントはいっぱいになった。

テント前の花壇でシロツメクサの花が可憐に満開。四葉のクローバーを見つけて喜んでいる人たちもいた。

 

 

 

 

4月22日(土)1021日目の辺野古でした。

2017年4月22日リンクURL

山城博治さんら第3回公判事前集会~国こそ巨大な罪を犯している

事前集会には250人が参加。山城さん、稲葉さんも元気な顔を見せた。

 

 支援団体を代表して山内徳信さん。「私は今日非常に怒っている。今日の公判は、検察側の証人として警察官と防衛局の職員が証言することになっているが、聞くところによると、傍聴人側から見えないように遮蔽するという。これは裁判の公平の原則に違反する。異常な裁判だ」

山城博治さん。「新基地建設は絶対に許さない。襲いかかる権力の弾圧をはねのけ、裁判でしっかり闘っていく」と決意をのべた。

 

 弁護団の三宅弁護士の報告。

「今日は第3回目だが、審理は何も進んでいない。前回は検察側が、証拠のビデオを取り違え空転した。今日はそのやり直しをするはずだったが、映像の編集がまだできていないので、口頭だけということになった。証拠の映像がないので、弁護士からの質疑ができない。本来の裁判の形にならない。全くでたらめだ。いかにずさんな起訴だったかということが分かる。 しかも、映像の整理には5月いっぱいかかると言ってきた。これは裁判の引き延ばしだ。絶対許してはならない。

また、検察側証人が「脅迫や暴力に合う可能性がある」として、傍聴席から見えないよう遮蔽すというのは、裁判の公開の原則に反し、公正、公平の原則にも反する。脅迫、暴力にあうなどと、傍聴人を犯罪者扱いしている。

 稲葉さんんもあいさつ。「保釈当時より体力も気力も回復し、闘う力がモリモリと湧いてきた。いろいろと制約があるので、ゲート前の現場には行けないが、部屋の中でできることを頑張ってやっている。

裁判に対しては、我々の(些細な)罪を問う前に、国の罪を問うべきだ。国こそ巨大な罪を犯している」。

検察側証人の遮蔽に抗議して、傍聴人たちが、マスク・サングラスで顔を隠して法廷に入った。

 

2017年4月17日リンクURL