ドローン規制法成立 ~ テロ防止は口実、辺野古隠しが本音

 去る17日、ドローン規正法の改正案が参議院本会議で可決成立した。早ければ来月中旬から、自衛隊や米軍施設を上空からドローンで撮影できなくなる。

 政府が、沖縄の民意を無視して強引に進める辺野古新基地の工事の進捗状況を、手に取るように逐一伝えてきた地元新聞の写真報道は、小型無人機・ドローンによる撮影だった。

 これまで、数々の政府の嘘やごまかし、隠ぺいを写真で暴き出してきた沖縄ドローンプロジェクトは民間の土木専門家や映像技術者のプロ集団。写真はマスメディアにも提供してきた。

 メンバーの一人・土木技師の奥間正則さんは「国は、オリンピックに向けてテロ防止のためのドローン規制というが、実際はドローンの撮影によって、辺野古工事の実態を知られたくないというのが本音。これでは報道が制約されてしまい、国民の知る権利を大きく損なうことになる。」と懸念する。

 <安和桟橋の土砂搬出の現場、ドローン撮影ならではの写真の数々>

 ドローン規制によって一番影響を受けるのは、全国の米軍専用施設の70%が集中する沖縄県に他ならない。沖縄本島のの25%が基地に囲われ、訓練空域、海域を含めて規制を受けると、ドローンが飛ばせるのはわずかな空間にとどまる。米軍の傍若無人な横暴を、ますます助長させかねない。

<辺野古の浜を分断するフェンスに張り出された警告板>

 日本新聞協会、沖縄県マスコミ労働組合協議会は、「報道の自由や国民の知る権利にとって深刻な脅威だ。米軍や自衛隊の都合を優先する法改正に強く反対する」との抗議声明を発表した。

 沖縄ドローンプロジェクトでは、今月26日(日)午前11時~午後1時まで、那覇市の県立博物館・美術館で「ドローン規制法と沖縄の基地」をテーマに緊急集会を開催する予定。

 

 

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クロマダラソテツシジミ(蝶)

自宅マンション一階の植え込みの中で、可愛らしい小さな蝶を見かけて写真を撮りまくったのですが…。

 調べてみると、「クロマダラソテツシジミ」という名の蝶で、大発生してソテツを食い荒らす害虫なんだそうです。

 体長は1・5センチほど。写真では光の当たり具合で色がぼけてしまってますが、もっときれいな紫色をしています。大発生してソテツに被害を及ぼすのにはそれなりの自然の摂理があるのでしょう。彼らだけ責めるわけにはいかないと思います。

この日見かけたのは一個体だけでしたので、大発生の予兆ではないでしょう。

 

 

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基地のない平和な世界を沖縄から!~ 2000人の怒りの拳5・15県民大会

47年目の5・15の昨日、普天間基地のある宜野湾市で県民大会が開かれた。私自身は仕事で参加できなかったが、会場の宜野湾海浜公園の野外ステージを、全国、海外から5・15平和行進に参加した人たちを含め2000人が集い、世界平和を求める思いを共有した。(沖縄タイムス20日朝刊より)

登壇した主催者(沖縄県平和運動センター)代表や国会議員らはそれぞれに

「沖縄が発する県民の想いを、この場を通して全国で共有し、平和な沖縄の未来を、日本の未来を共に作っていこう」実行委員長:山城博治さん。

「県民の命を守ることができない米軍が、なぜ日本の安全を守ることができるのか。連帯してあきらめることなく最後まで共に戦い抜く」平和フォーラム共同代表:藤本康成氏

「復帰47年のウチナーは、反憲法下の日常を強いられてきた。日本が憲法9条をかなぐり捨て戦争国へ暴走することに、力を合わせて抗っていかなければならない」照屋寛徳 衆議院議員

「日本では安全保障というと軍事ばかりが先行するが、安全保障とは、争いごとをなくし心配のない世の中をつくること。安全保障を再定義し、本当の意味での平和をつくる政治を目指したい」屋良朝博 衆議院議員

「安倍政権は、復帰のころに沖縄が目指した基地のない平和な日本からますます逆の方向に進んでいる。皆さんが一歩一歩踏みしめた行進は、平和をつくる大事な一歩だ」 糸数慶子 参議院議員

「5・15平和行進に参加したみなさんが、歩く中で見聞きしたこと、思い、この会場で確認したことを広げ、平和な沖縄 平和な日本を、みんなの力でつくっていこう」

 

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