新型コロナの感染が広がり始めた昨年7月、このブログで「コロナは米軍基地からやってくる!」のタイトルで、軍隊の移動によって世界中に感染症が拡散された過去の事例を、風疹を例に紹介した。そのことから、沖縄は、観光地であることと米軍基地が集中する二重のリスクを負っていると懸念を示した。その後、沖縄が日本一の感染率を一年余り更新し続けてきたことはご存知の通りである。
いままた いったん収まったとみられたコロナ禍が、またしても米軍基地由来で拡大しようとしている。
沖縄県は16日、県内で初のオミクロン株感染者(1人)が出たと発表、その人がキャンプ・ハンセンに勤務する基地従業員だったことから、前日に発生したキャンプ・ハンセンでの77名のクラスターがオミクロン株ではないかと懸念、ゲノム検査を要請したが、米軍は応じていない。
クラスターを起こした部隊は、いまオミクロン株の感染者が爆発的に拡大している米本国から移動して来たばかりの兵士たちだった。その後もキャンプハンセン内のクラスターは拡大、今朝の新聞は158人になったと報じている。
米軍は国外から移動して来た兵士たちの外出を制限しているとしているが、基地周辺の繁華街では、マスクもせずに闊歩している米兵でにぎわっているという。
ゲート前で座り込む私たちの前を駆け抜ける米兵はマスクをしていない。
昼休み時間、仲間同士で談笑している米兵ら、やはり誰もマスクはしていない。(いずれもキャンプ・シュワブにて )