桜、八重岳を守る ! ~ 自衛隊 演習を中止させた

 久々に胸のすく思いがした。

 コロナ禍が収まり、これまで自粛が続いていた各種集会や、オンラインで行われていた会議などが、次々再開され、身体がいくつあっても足りないほど、日程が詰まっている。

 そんな中、去る26日は自衛隊の八重岳での軍事演習があり、抗議行動が呼びかけられていたが参加できなかった。抗議で座り込んだ市民が機動隊にごぼう抜きされたようだとの情報もあって、気になっていたところ、翌日の新聞報道がこれである。

 <11月27日  琉球新報>

 「日本一早い桜祭り」で有名な本部・八重岳、12月末から桜の花が咲き始める。桜の木にとって蕾をはぐくむちょうど今の季節が一番大切なとき。軍事車両の往来で、枝が傷つけられては桜の名所が台無しになってしまう。さすがに自衛隊も、桜の枝をバッサバサとなぎ倒しては進めなかったようだ。

 来年は、名護市長選、参議院選挙、知事選挙と、沖縄にとって重要な選挙が続く。さしずめ自衛隊や与党の評判を落とすような行動は選挙に差し支えるのでできなかった、というところだろう。

 

 

2021年11月29日リンクURL

専門家「今度こそ頓挫の可能性高い!」 ~ 辺野古設計変更不承認

 玉城デニー知事の「辺野古設計変更不承認」に、国はあらゆる手段を用いて対抗してくることは、これまでのことを例に持ち出すまでもなく明らかである。しかし、「こんどこそ新基地建設は頓挫の可能性が高い」と、法律の専門家は語る。希望が見えてくる。

 <11月26日 琉球新報>

 国はこれまで、仲井間元知事が行った埋め立て承認を根拠に、翁長前知事が「承認取り消し」を行っても、屁理屈を重ねて違法工事を強行し続けてきた。今回は、軟弱地盤の発覚により余儀なくされた設計変更に対する不承認だから、これまでの屁理屈は通用しない。設計変更に伴う工事はできないのだ。

 一方で、これにより今後の名護市長選、秋の県知事選挙が、ますます重要になってくる。設計変更の承認は県知事の裁量行為であるから、今回の「不承認」で、例え工事が止まっても、その知事を選挙によって変えられたら、元の木阿弥となるからだ。決して負けられない選挙となる。

 来年は、第三の琉球処分と言われた本土復帰50年の節目の年、沖縄にとって、これからの50年(つまり未来)に向けて、いろいろな意味で大転換の年となるであろう。

 

2021年11月27日リンクURL

政府は知事の判断を受け止めよ! ~ 辺野古設計変更不承認

 玉城デニー知事の「辺野古設計変更不承認」を受けて、今日12時15分から、県庁前県民広場で、オール沖縄会議が主催する緊急支援集会が行われた。

 

 オール沖縄共同代表や、国会議員、県議などがマイクを握り、待ちに待った知事の決断を激励し「理屈に合わない理屈を並べ立てて、埋め立てを強行する政府に抗議し、直ちにすべての工事を中止すべき」と訴えた。

 会場の県民広場には、緊急な呼びかけにも拘わらず多くの市民が駆け付けた。

 

 集会には玉城デニー知事もメッセージを寄せ「「県民の強い意志がある限り、県内移設は絶対に実現しない。県民には、困難に立ち向かう強い信念と行動力で対応することが求められている」と改めて県民の奮起を訴えた。

 平和市民連絡会も、2枚の横断幕を緊急に作成し、知事の決断を激励した。

 

 

2021年11月26日リンクURL