「赤いマスク」で連帯・抗議しよう! ~ 9月30日の辺野古

 午後から雨の予報を背に、曇り空の那覇を出発。途中で大降りの通り雨に見舞われる。

 7時過ぎ辺野古に到着。気になる空模様は、雲は多いものの陽が差し始めてほっとする。しばらくすると、県警車両もご到着。不屈の座り込み2278日目の辺野古。

 一日に三回、工事車両を出迎え・先導してくるためにだけ、2台のパトカーがシュワブ基地の中に一日中待機している。ホントにご苦労様なことだ。

 ゲート横の高台から、高みの見物をしている数人のホワイトカラー。何やらレクチャーを受けながら抗議する私たちを見下ろしていた。10月は人事異動の季節。沖縄防衛局に移動してきた新任の職員(お偉いさん)か、自民党の国会議員たちの現場視察だろうとのこと。

 牛歩戦術も有効な抵抗の一つ。わずか10メートルのゲート前をゆっくり5分もかけて歩く。

 非暴力で毅然と座り込む人々を警察権力が強制的に排除して、工事資材を積んだダンプが基地の中に入る。

 一回目の座込み後の休憩時間、参加者がそれぞれ日常活動などを報告。

 古布の着物生地でバッグなどを制作・販売し、毎年、東北の被災地や、辺野古へ基金をカンパし続けている県外の女性グループから、コロナ禍の今年はマスクの制作をしているとのことで、特に辺野古へは赤いマスクが届けられた。

 10月3日、半年ぶりに再開される県民大行動に「赤いマスクで参加し、強い抗議の意を示そう!」と呼びかけられた。(マスクは1枚100円)売り上げは辺野古基金へカンパされる。

 12:00二回目と、15:00三回目の座り込みは大降りの雨の中で行われた。雨具の用意はあったものの、あまりの激しさにみんなずぶぬれ。

 

 28日に締め切られた設計変更への「意見書」の提出がどれだけの数になったのか気にかかる。9月30日現在発表はまだない。

 

2020年10月1日リンクURL

辺野古サンゴ調査 ~ 透明度が悪化!

 まさに辺野古埋め立ての「設計変更申請」の告示・縦覧が行われているさなかに行われたサンゴ調査、国は、今回の変更申請で、「変更以前」の工事内容と、「変更後」の工事で環境への影響は同等か、それ以下、よって「新たな環境アセスは行わない」と主張するが、これだけ大幅な設計変更で環境に影響を与えないはずはない。現在の段階ですでに、工事開始前より透明度が半分以下に落ちている、という結果が出ている。国の辺野古に関する欺瞞の数々を、これ以上許してはならない。

 昨日(28日)締め切られた、「設計変更」に対する意見書は、速報によると24日の段階で6000通に達したという。前回の埋め立て申請に対する「意見書」の2倍の数の上った。残り4日間でどれだけ増えたか期待される。

<9月25日 琉球新報 ↓>

2020年9月29日リンクURL

6000日を超えた 辺野古浜のテント村 ~ 9月23日の辺野古

 今日も最高気温30超の予定。「暑さ寒さも彼岸まで、と言うけどホントね」などと会話が聞こえる辺野古行きのバスの中。同じ30度でも日差しの強さがかなり違うのを感じる。木々の間を縫って吹く風が涼しい。

 

 8時過辺野古ゲート前に着くと、テントの上に茂るモクマオウや松の葉や実が散乱していた。立て続けにやってきた台風で、痛めつけられた木々が古い葉を落とし、新芽を噴き出していた。

 今日のゲート前行動は、テント前の清掃から始まった。お掃除もみんなでワイワイやると、楽しく、早く終わるからふしぎだ。

 9:00のの搬入に向けて30人余が座り込む。

 コロナを避けて自粛を続けていた島袋文子さんも久しぶりに元気な姿を見せた。

 

 一回目の座り込みが終わり、テントに引き上げて来ると、いつも差し入れが待っている。今日は甘辛醤油だれの焼餅だった。

 1回目の座り込みが終わり休憩に入ったところで、雨が降り出し、12:00の2回目の座り込みは、大雨の中での抗議行動となった。

 座り込みの合間を縫って先日6000日目を迎えた浜のテント村を訪れた。

 このテントでの座り込み6000日の以前に、地元のおじぃ、おばぁたちが闘争小屋をつくって座り込んだ8年(2639日)の闘いがある。合わせて25年にわたる非暴力の抵抗がここに印されている。なまなかのことでは続けられない年月だ。

 浜のテントからは、埋め立て地の護岸工事の様子が遠望できる。今日は、カヌーや抗議船の海上行動が、安和桟橋で行われていることから、浜のテントは静かだった。

 オール沖縄会議では、コロナのため休止している毎月第一土曜日に開催の「辺野古県民大行動」を、10月から再開すると発表した。4月以来半年ぶりの開催となる。県外からのゲート前行動参加自粛も10月解除する。

 

 

 

2020年9月24日リンクURL