辺野古新基地建設に、湯水のように使われる国民の税金

辺野古の新基地建設には
海を埋め立てる土砂の購入費だけでも、2300億円と言われている。(計画が立てられた当初・十数年前の価格。いまどれだけに膨れ上がっているかわからない)
本体工事はまだ全く行われていないにも関わらず、事前の作業だけで、すでに数百億円が費やされているという。
この中で、海上警備を請け負っている企業が、警備員として働いている人たちに対して、月200時間に及ぶ残業をさせながらを、その残業代を全く支払っていないことが、内部告発によってあきらかとなり、「ブラック企業」として問題になっているが、

その問題の企業と、依頼主である沖縄防衛局との契約金額が、
とんでもなく高額であることが、市民の情報公開請求で明らかになった。                辺野古の新基地建設には、国民の税金が湯水のように使われている。

辺野古警備費 水増し請求     <6月1日、琉球新報朝刊より>
オリンピックに使われる国立競技場の建設費が高すぎると問題になり、仕切り直しとなったのは記憶に新しい。
それに比して、1兆円とも2兆円ともいわれる米軍のための新基地建設に関しては、なぜ全く問われないのか、不思議でしょうがない。

2016年6月1日リンクURL

人間パワー全開!「ニセ札以外何でも作ります~今日(5月27日)の辺野古

不屈の座り込み691日目の辺野古。

金曜日は嘉手納基地のゲートでも抗議行動が行われているため
毎週金曜日は、行動開始トの朝9時は少人数でのスタートとなる。

しかし、10時頃からは、読谷村民会議のバス、那覇島ぐるみのバス、さらに第四金曜日恒例の「ゴスペル歌い隊」の皆さんなどが到着して人が増え、テントの中はいっぱいになった。

DVC00012.JPGDVC00014.JPG                 <辺野古生まれのゴスペルもある>

DVC00013.JPGDVC00010.JPG          <県外からも続々。長野、大阪、神奈川などから、すべて個人参加である>

DVC00018.JPG                    <新しい駐車場の案内版作製中>

ここでは、テントで必要なものは何でも手づくり。
「プロに依頼している思っていた。すごいですね!」と声をかけたら、
「ニセ札以外は、なんでも作ります」とのこと。すばらしい!!!

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DVC00007.JPG 今日も基地の中から、兵舎解体で出たと思われる鉄筋や鉄くずを積んだ20トントラックが頻繁に(午前中だけで5台)出入りしていた。
和解成立により、一切の工事は関連も含めてすべてストップしているはずなのに、これは和解条項違反ではないかと、市民側が抗議している。

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那覇に戻る途中、沖縄自動車道の上空で、降下訓練中のヘリに遭遇。
ヘリの真下、ロープにぶら下がっている兵士が二人見える。
木々に半分隠れてしまったが4~5人が、まるで風がなくて垂れ下がったこいのぼりのように、吊り下げられていた。

戦場に直結する風景が、日々目の前で展開される沖縄。これは誰のためになるのだろうか。

2016年5月28日リンクURL

高まる全基地撤去の声~二つの抗議集会(5月25日)

元海兵隊員による性暴力、殺人、死体遺棄事件に対して、
25日も二つの抗議集会があった。
午前中は、辺野古キャンプ・シュワブゲート前での抗議集会(平和運動センター主催)に参加した。

DVC00033.JPG                 <400人がゲートを封鎖して抗議>

DVC00180.JPG あのような無残な事件を起こしても、完全武装した兵士を満載して、何事もなかったかのように演習に向かう軍車両が頻繁に行き交う辺野古ゲート前。笑顔のVサインは何を意味するのか!

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午後からは、加害者の元米兵が軍属として働いていた嘉手納基地ゲート前での緊急集会(オール沖縄会議主催)に参加。

DVC00021.JPG                <4千人が嘉手納基地ゲートを埋めた>DVC00009.JPG               <参加者が手をつなぎあい、被害者の思いを共有>

DVC00016.JPG                 <基地に向かって抗議の声をあげる>

集会を主催したオール沖縄会議は、安保を容認する保守系や経済界も合流しているため、あくまで「辺野古に新基地を造らせない」の一点でゆるやかに手をつなぎあう組織であるが、今回の事件を受けて、再発防止にはすべての基地の撤去、軍隊の撤退しかないとの声が相次いだ。

2016年5月26日リンクURL