15日は、毎年恒例となった高知平和運動センターの平和学習ツアーの案内で久しぶりに渡嘉敷へ行ってきました。
沖縄本島は、一日中土砂降りの雨が降ったりやんだ入りの天気だったようですが、不思議に渡嘉敷島は、曇りながらも時々お日様も照り、ツアーの皆さんに、美しい渡嘉敷の海の色を見てもらうことができました。
今日は、渡嘉敷の自然を楽しんでください。
<我がふるさとながら、この海の色の美しさには思わず息をのむ>
熟したアダンの実は、アーマン(ヤドカリ)の大好物です。
今は誰も見向きもしませんが、甘いものが少なかった私が子どもの頃は、おやつとしてよく食べたものです。
<村花:ケラマツツジ> <野生のテッポウユリ> <ブーゲンビリア>
<ソウシジュの花も満開でした。黄色い花がコロコロと散り落ちる様は風情があります>
「集団自決」という沖縄戦の想像を絶する悲惨な出来事と、島々の美しい大自然とのコントラストが、ますます戦争のむごさを浮かびあがらせるケラマ諸島です。
平和学習ツアーでは、戦争の話だけではなく、島の歴史や文化についても伝えます。
かつて慶良間諸島は、全国的にも名を馳せた鰹節の名産地でした。カツオ漁と鰹節作りの技術は、高知県から学んだと言われています。明治の中頃のことです。そういう意味では毎年平和学習に来てくださる高知県とは、ご縁が深いのです。
写真は、島に3つあった鰹節工場の名残の煙突です。