沖縄県議選 辺野古反対が過半数維持 ~ 投票率過去最低46.96%

 沖縄県議選は、辺野古新基地に反対する県政与党が過半数を維持し、沖縄県民は、改めて「辺野古NO」の民意を、毅然と示した。

 改選前に比べて自民党が2議席増やしたことで、「辺野古移設に県民の理解が進んだ」と、菅官房長官がコメントしたようだが、沖縄では中立を標榜する公明党が、現職を含む二人の立候補を取りやめ、その分が自民党に回っただけのことであり、2議席が辺野古中立(ことばだけ)から明確な推進派に変わったこと確かだが、実質はほとんど変わっていない。

<6月8日 琉球新報 ↑↓>

 コロナ渦中の特異な選挙戦で、開票速報も混迷を極めた。事前のマスコミ情報で「与党が過半を維持」と報じられてはいたものの、開票速報の途中で逆転する場面もあり、深夜までヒヤヒヤしながらパソコンの開票速報に釘付けとなった。

 私が応援してきた比嘉京子さん(那覇市・南部離島区)も、見事5期目の当選を果たした。比嘉京子議員は最多当選で議長に選出される可能性もある。選出されれば、沖縄県議会史上初の女性議長となる。

2020年6月8日リンクURL

県議選 3日攻防へ突入 

 7日投開票の沖縄県議選、今日から3日攻防に突入した。選挙戦最終版の3日間で状況が逆転することもあることから、3日戦争とも呼ばれる。

 コロナ禍の影響で異例づくめの選挙戦で、支持者をお詰めての集会なども開けず、選挙のプロと呼ばれる人たちも、なかなか票の行方が読めないという。

 辺野古基地新基地の建設に反対する県政与党の過半数維持をかけて、玉城デニー知事も全県をかけめぐっている

 3日は午後1時から那覇・島尻離島区の比嘉京子候補と、那覇市内の3ポイントで支持を訴えた

 「コロナの感染が怖いから投票には行かない」という人も多いことから投票率も懸念されている。沖縄の将来がかかる大事な選挙となっている、ぜひ投票にいこう!!

2020年6月4日リンクURL

文子おばぁ 大いに怒る! ~ 今日(6月3日)の辺野古

 今日は、梅雨が明けたかのようなよい天気。青い空に白い筋雲が映える。

 辺野古へ向かう高速道路の沿道では、梅雨の花「いじゅ」が散り始めていた。それでもまだまだ十分美しく、見ごたえがある。

 今週もまだ工事は再開されていない。工事用ゲートは閉ざされたまま、両端に民間の警備員が二人ずつ立っているだけだった。

 私たちが辺野古に到着して間もなく、金網沿いをひとりジョギングしていた米兵が、急に立ち止まって帽子をとり、基地に向かって直立不動の姿勢をとった。

 難聴の私の耳には聞こえなかったが、基地の中からアメリカの国歌「星条旗」が流れている、とのこと。丁度8:00だったので(ここからは見えなかったが)基地の中のどこかで始業を告げる国旗掲揚が行われているらしい。

 それにしても、米国民は日常生活の中で、国歌が聞こえてきたら、何を差し置いても直立不動になるのだろうか、それとも彼が軍人だからだろうか。

 日本の国民はどうか?日本の軍隊・自衛隊員も基地の外で、もし国歌が聞こえてきたら、直立不動の敬礼をするのだろうか?

 久しぶりに、名護市議の大城敬人さんがおいでになり、3月15日に辺野古住民「ティダの会」が行った防衛局への申し入れの様子を報告してくださった。防衛局がコロナ渦中に設計変更の許可申請を出したことに対する抗議の席上、文子おばぁが大いに怒ったという。

文子さん「もう一回訊く、県民の命が大切か、沖縄県民の命を踏みにじって新基地を造るのが大切か、今すぐ答えなさい!今!許さないよ!絶対に」

防衛局長「(小さい声で)命が大切だと思っています。(敬人議員が配った資料より抜粋)

 

 

 人間たちの活動自粛で、自然の中では小さな生き物たちがよみがえったように生き生きと活動を広げている。

左は、あいにく名前は知らないが昔よく見かけたトンボのような昆虫。

右下は、草むらで小さいのでわかりにくいが、筋蜘蛛が巣を張っている。キラキラと光って綺麗だ。

 

 

 

 帰り道、金武町伊芸のサービスエリアから眺める中城湾は、青空を反映して色鮮やかに輝いていた。

 その一方で、キャンプハンセンから恩納岳に打ち込まれる実弾演習の音が耳をつんざき、一瞬足元に実弾が飛んできたかと度肝を抜かれた。この付近に住む人々は、毎日この音を聞かされていいるのかと思うと言葉を失う。

 毎日、米軍の実弾演習で砲弾が撃ち込まれ、山火事も頻繁に起こすので木々ははぎとられ、赤土をさらす恩納岳。

※毎日監視を続けているテントスタッフによると、県議会選挙が終わる来週月曜日から、工事再開の可能性が大きいという。また、闘いの日々が始まる。

 

2020年6月3日リンクURL