屈辱の日 4・28恒例の海勢頭豊コンサート(パレット市民劇場)、コロナ禍やご本人のご病気などで、久しぶりぶりの開催となった。
「再出発おめでとう!」の文字に、今が季節の「月桃の花」があしらわれたお祝いの盛花が、胸に沁みる。
今日30日は、西原町のさわふじ未来ホールでも行われる。
長期の入院を経て、リハビリを頑張り、この日を迎えた海勢頭さん。「快気祝いと言うと礼儀的にいらっしゃる方々でいっぱいするのではと心配し、今回どなたにも招待状は出さなかった。今日いらしてくださった方々は本当の友人と思っています」と。
海勢頭さんのコンサートには、音楽は当然のことながら、そのトークに惹かれてやってくる人も多い。
「絶対に戦争はしない、絶対平和主義、それが沖縄の先祖、先人たち。それに対して戦争をすることで儲けようとする人たちがいる」。この日も、絶対平和主義こそ古来からの「沖縄の心」であると、熱く持論を語った。
コンサートに続いて、海勢頭さん製作の映画「GAMA-月桃の花」が上映された。
映画「GAMA-月桃の花」
多くの民間人を巻き込み、23万人余の命が奪われた沖縄戦。日本唯一の地上戦を、一人の母親を通して描かれるこの映画は、戦後50周年企画として県内外多くのご協力を得て製作されました。
1996年の公開以来、全国の学校、地域上映会、平和学習教材として上映され続けており、主題歌「月桃」は毎年6月になると各学校にて平和の歌として歌われてきました。
「GAMA(ガマ)とは鍾乳洞のことで、喜屋武半島のガマだけでも8万人もの避難民がいたとされています。(コンサートチラシより)