「争うより愛しなさい!」が発端だった。
若い人たちは、否定的なことばには心が向かない。「反対!抗議!いやだ!」ではなく、「平和・話し合い・好き!」とことばを変えるだけで、若者も参加しやすい企画を、と呼びかけられた平和集会には、2100人余が参加、若者と女性のエネルギーがキラキラと輝く集いとなった。
若者二人の司会で始まった集会は、与那国島、宮古島、奄美大島、馬毛島、沖縄市民の会、うるま自民の会、辺野古と、軍事化が進む南西諸島を繋ぐリレートークが行われ、それぞれの地域での活動を紹介。
さらに、労働組合、戦争体験者、若者代表、県議会代表と多彩な発言。とくに若者代表の呼びかけに会場が湧いた。
「同世代の皆さん!平和運動の中核をこれまでもずっと頑張ってきた島の先輩たちに、これからも任せっぱなしでいいのでしょうか! これからの社会は、私たちが子育てをしていく社会です。平和な社会で子育てするために、一緒に行動しましょう。
島々の先輩方へ。若者が関心がないからと責めないでください。関心を持つ若者もたくさんいます。私たち若者のエネルギーを信じてください。先輩としてアドバイスし、見守ってください。次の県民大会は若者たちが中心になって開催していきます」。頼もしい発言に万雷の拍手が沸いた。
集会終了後、参加者は会場からでて58号線を回り、元の会場へ戻ってくるコースでデモ行進を行い
流れ解散した。
次回は7月に、全県組織を立ち上げ、数万人規模の県民大会を行う計画が進んでいる。