冷たい春雨の中で ~ 3月15日の辺野古

 朝7時、那覇を出発するときは「今日は暑くなりそう!」と思った。雲はあるものの中城湾に昇る朝日は暖かく、思わずブレザーを脱いだほどだったからだ。辺野古が近づくにつれ、曇天から小雨がちらつき始め、風の冷たさが身に沁みだした。(霧雨に煙るやんばるの山々)

 それでも9時前の第1回目は何とか雨具なしで坐りこめた。

 



 

 

 

 

 

 相変わらずわが物顔で米軍の戦闘車両が行き交うゲート前。これにいずれ(いや!すでにと言ったほうがいいか)自衛隊が加わるのかと思うとやりきれない思いになる。  この日11時の第四ゲートからの搬入はなかった。天気のせいか工事も止まり、現場の一部に赤土の流出防止のためブルーシートがかけられていた。しかし多くは赤土むき出しのまま、なんとも中途半端な対策。見え透いたアリバイ工作としか思えない。 

 2回目の座り込みの正午には冷たい雨が降り出した。雨にもかかわらず座り込みの人数は増え、整然と抗議を続けた。

 

 座り込みテントを覆うように茂る琉球松に新芽が伸び、春を告げる。

 沖縄では秋のもみじはないが、春に紅葉する植物がある。くわでいさー(コバデイシ)が赤く色づいてきれいだ。

 私はこの後他の日程があり、三回目の座り込みを前に辺野古を後にした。

 

 

2023年3月16日リンクURL

3・11のフラワーデモ  IN OKINAWA

 11日(土)は、県民広場で行われたフラワーデモに参加した。

 

 3月のフラワーデモは、12年目の3・11の日だった。全国各地のフラワーデモで、12年前の避難所で起ったたくさんの性暴力に思いを馳せた人も多かったことだろう。

 地震、津波、原発事故という未曽有の災害の中で、女性はさらに性的暴力という四重、五重の被害を負う。あらゆる差別の根底に性差別があるからだ。この差別の構造がなくならない限り女性に対する性暴力を根絶することはできない。

 この日のフラワーデモでは、数日前に起こった県警警視による「児童買春」も取り上げられた。本来市民の安全安心を守るべき警察官による女性、(しかも中学生)に対する性暴力にことばを失う。

 この警視は辺野古ゲート前での県警による市民排除の指揮官でもあったと報じられている。 

 この日のフラワーデモには男性3人を含む十数人が参加、午後7時から30分間のスタンでイングのあと、意見、情報交換を行った。

 フラワーデモは毎月11日の午後7時から、県庁前の県民広場で行われる。

 

 

2023年3月14日リンクURL

京都の修学旅行生、米軍基地で射撃訓練 ~ 戦争のできる国へ進む国民意識の軍事化

 もうここまで来たか!という思いで胸がつぶれそうだ。

 沖縄への修学旅行というと「平和学習」が目的だった。いつの間に「軍事訓練」に変貌したのだろうか!

8日沖縄タイムスの報道によると、京都の修学旅行の高校生たちが、米軍基地で射撃訓練を受けたという。迷彩服を着、武器を手にして…。銃口が向けられた的は、米兵がするように人型だったのだろうか?空砲とはいえ人に向かってライフル銃を放つ、そのときの気持ちはどんなものだったのだろうか?


<3月8日 沖縄タイムス ↑>

 

 米海兵隊では、早速迷彩服姿でライフル銃を構える高校生たちの姿をTwitterに投稿し、日本の高校生との交流の意義を強調、広報活動に利用しているという。

 

 

 

2023年3月10日リンクURL