11日は、穏やかに陽の照る気持ちいい朝を迎えたが、辺野古へ向かう途中の沖縄自動車道で、米軍車両の事故に加え道路工事が重なって渋滞に巻き込まれ、辺野古到着はいつもより25分も遅れてしまった。
辺野古到着と同時に息つく暇もなく、すぐに工事用ゲート前に座り込む。水曜日常連のいつもの顔が半分ほどしか見当たらない。私たちと同じように、自動車道の交通渋滞に巻き込まれたようだ。
ダンプが並び、機動隊の排除が始まる頃、やっといつもの顔が揃い始めた。
この日ゲート前での話題は、米軍が沖縄に「離島即応部隊を創設」することを、日米が決めたとの朝刊の記事。沖縄の戦場化を前提に、さらなる軍事要塞化のもくろみである。「日本はどこまで沖縄を植民地扱いするのか!」と、怒りの声があがる。
テントに引き上げて来ると、暖かいぜんざいの差し入れが待っていた。
水曜日はゲート前のリーダーは女性が務める一方で、料理を差し入れをしてくださるのが男性なら、それをカップによそい、みんなに配るのも男性で、行動開始前にテント周辺を清掃するのも男性である。まさにジェンダーフリー、それが自然体で実に気持ちいい。
こちらは、もう何年も毎月ミネラルウォーターを差し入れてくださる方。今日も2リットル入りペットボトルのミネラルウォーターが山のように届けられた。おかげさまでどんな暑い日でも飲み水を心配することなく、頑張れる。
ゲート前に座っていると、時々胸かきむしられるような虚しさに襲われることもあるが、こうした地道に辺野古の座り込みを応援してくださる人たちに救わる思いがする。
11:00前、第4ゲートで座り込み。第4ゲートからは無残に破壊され続ける痛々しい海や山の姿が見える。
私は午後から別日程があり、路線バスで2時間近くかけ沖縄市まで戻らなければならないため、正午前に辺野古を後にした。
テント横の花壇に咲くハイビスカス(コキオ)原種型