辺野古は基地をつくってはいけない場所だった!~ 政府の欺瞞 白日の下に

辺野古新基地 周辺高さ制限抵触 71件、その事実を県民にはひた隠しにして、強硬に工事を押しすすめる日米政府。

航空機の安全を保つために、飛行場をつくる基準として米国が定めている周辺の地形や建物の高さ制限によると、辺野古新基地の周りに54.52㍍より高い建物があってはいけないことになっている。

沖縄防衛局は、2015年から高さ制限に触れる沖縄電力の送電線鉄塔の撤去・移転を交渉しながら、付近住民には高さ制限があることを知らせなかったという事実が明るみに出た。

市民団体が情報公開を求めたが応えないため、オール沖縄会議が独自に調査したところ、小中学校を含む公共施設をはじめ、民家など71件、電柱50本などが抵触することが明らかになった。

2018年6月29日リンクURL

日本人やめます!~ 今日(6月27日)の辺野古

最高気温33度の辺野古ゲート前。アスファルトの照り返しがきついので、体感温度はさらに2~3度は高く感じられる。

     <午前7時40分のゲート前 機動隊もご出勤>

炎天下の座り込みは、結構堪える。先週あたりから泣き出したサンサナー(アブラゼミ)の大合唱が、余計に暑さを感じさせる。

今週初めから、一日に入る工事車両の数が400台を超えるようになり、危機感が募る。早朝から150人ほどが座り込んだ。

  <博治さんもいるぞ!>

 <今日は南側からの搬入で始まった>

一回目の搬入の後、大阪から退職教師の会のメンバー47名がゲート前を訪れた。

右翼の宣伝カーが、私たちの目の前を5分おきくらいに行き来する。ゲート前のわずか200メートルほどの間でUターンを繰り返し、一日に数十回は往復しているのでは。「日米同盟と尖閣諸島を守る沖縄県民会議」と名乗り、翁長知事、新報、タイムス、社民党、立憲民主党、共産党、ゲート前に座り込む県民を中国の回し者と攻撃し、「かつては新聞を読まないとバカになる、と言われたが、いまは新聞を読むものは~」と、麻生副総理と共通する言い回しで、聞くに堪えない言葉を垂れ流す。だが、ゲート前では誰も相手にしない。

ゲート前で一人の女性がマイクを握って言った。「慰霊の日、翁長知事が病を押して参列し、力強い声で平和宣言を読み上げる姿に感動した。しかし、そのとき安倍総理は、翁長知事の平和宣言に耳を貸すことなく、次に自分がしゃべる原稿を読む練習をしていた。もそもそと口を動かしている様子が、テレビ画面にしっかりととらえられていた。こんな総理と同じ日本人とは思いたくない。恥ずかしい。皆さん、日本人やめませんか?私は、日本人やめます!

メインゲート前でも抗議の声をあげた。

 

まだ、裁判が続く山城博治さん。自由に抗議活動に参加できないので、要請に応えて全国を回り、沖縄の状況を伝える活動に力を入れてきた。でも、全国行脚は6月いっぱいで打ち切り、7月からはゲート前を中心に活動すると宣言。ゲート前に元気な博治節が響いた。

 

2018年6月28日リンクURL

ケラマブルーに輝く渡嘉敷島で戦争と平和を考える

修学旅行の高校生を案内して、渡嘉敷島に行ってきました。快晴とはいきませんでしたが、そこそこ晴れて、目が覚めるようなケラマブルーの海を堪能しました。写真特集でお楽しみください。

            <北山(ニシヤマ)の西展望台から慶良間海峡を望む>

73年前の沖縄戦では、この青い海が真っ黒見えるほど、アメリカの軍艦が埋めつくしたと言われています。今はクジラが子育てにやってくるホエールウォッチングのメッカになっています。

<渡嘉志久ビーチの展望台から~向いの島々は座間味村 ↑↓>

「亀さんと一緒に泳げる!」と人気のとかしくビーチ。世界的にも有数のダイビングスポットでもあります。

グンバイヒルガオの花、サンゴ礁の白い砂浜、コバルトブルーの海、緑の島々、透き通るような青い空(とかしくビーチ)

  <アダンの実>

 <「集団自決」の碑のまえで>

毎年修学旅行は平和学習のため沖縄にやってくる島根県の私立高校です。慰霊の日の23日から摩文仁をはじめ沖縄戦の激戦地・嘉数高台、伊江島、米軍基地の実態を学びに嘉手納、普天間、そして辺野古、必ず渡嘉敷島も訪れます。全行程6泊7日でびっちりと沖縄で戦争と平和を考えます。

 

帰りの船に乗る前に、港のターミナルで、案内のお礼にと、得意のコーラス(本格的な四部合唱)で沖縄の唄「てんさくの花」歌ってくれました。

しっかりと事前学習をしてきて、帰ると全員の感想文が送られてきます。修学旅行で沖縄を訪れる中・高校はたくさんありますが、渡嘉敷までやってくる学校はそう多くはありません。生徒たちの学ぶ姿勢と、学校の見識の高さにいつも感動させられます。

 

2018年6月26日リンクURL