虹に祈る ~ 今日(1月25日)の辺野古

 大寒波が日本列島を襲った今日、沖縄でも国頭村の奥で5.2度、渡嘉敷島で6.0度などの最低気温を記録した。

 そんな中辺野古へ向かう。朝6時過ぎ自宅を出ると、顔に刺るような冷気、手袋をしても手がかじかむのを感じた。久々の体感だ。霧のような雨が寒さを増幅させていた。

 


           バスで高速道路を走っている途中で朝陽が昇り始め、霧雨を鏡にして虹が立った。思わず声が出そうになったほど鮮やかででっかい虹。「どうか希望の虹でありますように」と、祈った。 

 大きすぎてカメラのフレームに全体が収まり切れず、しかもバスの窓ガラス越しで、画像が鮮明でないのが残念。 

 9:00前、第一回目の座り込み。高齢者が多いゲート前、前日からの大寒波の予報に参加人数が減るかと思ったが、ほぼいつもの人数が揃った。どんなに寒くても辺野古は休むわけにはいかないのだ。みんなの心意気が伝わって気持ちが暖かくなる。

 

  

 11時前、第4売ゲートで座り込み。

 

 今日は波も高いとの予報だったが、ここから見たところでは、そう荒れているという感じはない。多くの船が湾内で動き回っていた。

 塩川や安和から運ばれてきた土砂を積み込んだ台船から陸揚げするためのダンプの列が桟橋に並んでいるのが見える。

 第4ゲートの周辺では、弾薬庫の改修や美謝川切り替え工事のためかなりの広域で森林伐採、掘削、工事用道路工事が続き、海でも山でも大々的な環境破壊が続けられている。

 第4ゲートまで15分歩いて移動した。この工事現場の向かい側の舗道に、おびただしい数のミミズの死骸が散乱。生物に詳しい人の説明によると、「工事で土が掘り返され、土中のミミズが住処を追われて、舗道に這い上がってきたところを、工事や警備で行き来する人間らによって踏みつぶされたのだろう」とのこと(付近に集落はないため、住民が舗道を歩くことはない)。あまりにも無残でカメラを向けることが出来なかった。「ごめんなさい!ごめんなさい!」と謝りながら、ミミズのいない隙間を選んで歩いた。 

 テントに戻ってくると、うれしい差し入れが待っていた。手作りの暖かいぜんざいを持ってきてくださったのは、元教師の男性。心も身体もホッカホカになった。

 正午前、工事用ゲートでの2回目の座り込み。雨が止んでポカポカと日が照り、少し暖かくなってホッとする。

 私はこの後沖縄市で別日程が入っており、正午過ぎ辺野古を後にした。

 


 沖縄市民会館の中庭。寒緋桜が咲き出した。5分咲きくらいだろうか。本部八重岳や今帰仁城でさくらまつりも始まっている。が、昨今の世情は、花見に行きたいという気分には、どうしてもなれない。

 

2023年1月25日リンクURL

那覇市ミサイル避難訓練に抗議 ~ 戦前の竹槍訓練を想起「ミサイルから避難はできない!」

 

<1月22日 琉球新報>

 那覇市は去る21日、沖縄が戦場になることを想定して「ミサイル避難訓練」を実施、銘苅地域(おもろまち)の住人8000世帯に呼びかけ、当日は83人が参加して、公共施設の地下駐車場に避難、指示に従って壁際で頭を押さえるなどの訓練を受けたという。(新聞報道)

 訓練会場付近では、避難訓練に反対する市民らが「戦争を煽るな!」と抗議行動を展した。

 昨日(23日)開会した第211通常国会で施政方針演説行った岸田総理大臣は、南西防衛の強化を訴え、改めて「辺野古推進」を強調、就任時に表明した「沖縄に寄り添う」は完全に消滅した。

 


 

2023年1月24日リンクURL

恐怖をあおるより、近隣友好を! ~ 那覇市のミサイル避難訓練に市民が抗議

 明日(21日・土)、那覇市が、弾道ミサイルを想定した国民保護訓練を行うことに対し、市民らが「那覇市の国民保護訓練に反対する会」を結成し、「「ミサイルが飛んでくるというのに、頭を抱えてしゃがみ込むというような訓練に何の意味があるのか?いたずらに台湾有事、中国への恐怖をあおり、国の軍事力拡大に加担する」と抗議行動を行っている。

 

 国からの応募呼びかけに、全国の1700以上の市町村のうち応募したのはわずか12市町村だけで、沖縄では那覇市と与那国町だけだったという。

「何故、全国の先頭を切って訓練を実施するのか?」と市民らは那覇市に対し質問状を提出、市長との面談を求めて、20日から今日まで市役所前で抗議のスタンでイングを行っている他、実施当日の明日21日は、10:00~12:00の現場である那覇市新都心(協働プラザ及びその周辺)で、抗議集会を行う。

 

 

 

 

2023年1月20日リンクURL