東京MXテレビが 辛淑玉さんに謝罪 ~ 「ニュース女子」の沖縄ヘイト

東京MXテレビが昨年1月、DHC制作の持ち込み番組「ニュース女子」を十分な検証をしないまま放送し、悪意の沖縄ヘイトを垂れ流して大きな問題になったが、

この番組の中で、高江や辺野古で座り込みむ人たちを、「日当を払って雇い、沖縄に送り込んでいる黒幕」と名指しされたのりこえねっと共同代表のい辛淑玉さんに対し、「この番組を放送したことによって辛淑玉さんを深く傷つけたことを深く反省し、お詫びいたします」と、昨日(7月20)正式に謝罪した。ただ、辛淑玉さんに対しては謝罪したが、問題の根っこにある「沖縄」に対しての謝罪はなかった。

抗議の記者会見をする辛淑玉さん(17年1月27日)

 

辛淑玉さんは、この番組を放送したMXテレビに強く抗議するとともに、「放送倫理・番組向上機構・放送と人権等権利に関する委員会(BPO)」に訴えた。BPOは、辛淑玉さんの訴えに対し、「番組の内容は真実性に欠けるもので、辛淑玉さんの名誉を毀損するものである」と判断、検証と訂正放送を勧告していた。

 

辛淑玉さんは、謝罪を受けた後衆議院会館で記者会見し、この問題の本丸はDHCであるとして、番組を意図をもって制作し、全国で「ニュース女子」放送を続けているDHCを提訴することを明らかにした。

この記者会見には、沖縄からもネット通じ、同じくのりこえねっとの共同代表でもある高里鈴代さんが発言し「沖縄に対する謝罪もなされるべきであり、しっかり検証し、訂正謝罪の番組を放送しなければならない」と訴えた。

 

<琉球新報 7月21日>

 

2018年7月21日リンクURL

ゲート前連続集中行動 ~ 今、ここから平和な未来へ

第一弾 8月6日(月)~10日(金):8月11日の県民大会へ向けて!

第二弾 8月16日(木)~ 18日(土):8月17日から土砂投入を許さないために!

辺野古へ大結集を!

なお、明日21日(土)の辺野古ゲート前行動は、台風10号接近のため、中止となりました。そのため県庁前からの辺野古行きバス 6:30発、9:00発ともに運休となります。(平和市民連絡会からの連絡です)

2018年7月20日リンクURL

神様、仏様、北上田様!~ 今日(7月18日)の辺野古

6:30に那覇を出発した私たちの乗ったバスが、辺野古の手前久志辺りにさしかかったころ、パトカーや機動隊を乗せた警察車両数台が、サイレンを鳴らし猛スピードで追い越して行った。

「んん!これは辺野古ゲート前で何かあったのでは」と、一瞬車内がザワついた。

ゲート前に着くと、メインゲートが騒々しい。どうやら、工事用ゲートの新しい柵によって、抗議の場を奪われたことに怒った人たちが、ゲートから出てくる軍車両を止める抗議行動に出たようだ。機動隊がいなければ、わずか5~6名でも簡単に車は止めることができるのだ。

それで、慌てふためいて機動隊が駆け付けたということのようである。

連休の最中、しかも夜中に不意打ちを掛けられ、設置されてしまった新たな柵。先週まであった違法駐車の警察車両の代わりに、ネットの壁と、バリロード(水を入れたポリタンクを2つ合わせて重石にしたものを、いくつも並べてガードレールのようにしたもの)が並べられ、その間には人がひとりやっと通れる程度(1㍍)の隙間しかない。ここは本来道路なので、この隙間が歩道ということだ。しかもそこにアルソックの警備員が立っていて、隙間(舗道)はさらに狭くなっている。

しかし、私たちもめげずに、その狭い隙間に小さな椅子を並べて座り込むことにした。

正面に向いて座ると一列しかつくれないので、一人でも多く座れるよう工夫、横向きに二列になって座り込む。行動すれば智慧が湧いてくる。(それでも座れない人たちは道路の向かいから抗議の声を挙げた)

午前9時前、いつものように工事車両の第一陣がやってきた。機動隊が排除(ごぼう抜き)を始めたが、皮肉なことに設置されたバリロードのせいで、一斉に襲い掛かることはできず、狭い隙間から一人ずつしか引っ張り出せない。いつもより時間がかかった。

しかも、人々を排除した後に、一個140㌔もあるバリロードを、一個一個ジャッキで持ち上げ、移動させなければならない。防衛局が机上で考えたアイディアは、現場の機動隊にとっては「余計なこと」と愚痴も…。

ただ、座り込みが排除された後は、ゲートが大きく開き、ダンプがこれまでの倍近いスピードで基地の中へ入っていった。

正午前の二回目の搬入からは、むき出しのゲートに座り込んだが、排除されるのも早かった。

 

土木技師として、この間辺野古新基地工事の違法性やでたらめさを、情報公開などを通して明らかにし、防衛局を追及してきた北上田毅さんが、今回も新しい柵の設置に関して道路占有許可の書類を入手して確認したところ、いくつも許可の範囲を逸脱していることが明らかになった。

専用許可範囲を逸脱してネットを張って囲い込み、歩道部分に資材(バリロード)を置いている。↑

「権限のない民間の警備員が、私たちした規制するのはおかしい」と、みんなで強く抗議。

これらの違法性を国道事務所に報告し、占用許可を取り消すよう、明日抗議行動を展開することをみんなで確認。今回も、防衛局の意図的な違法行為を暴き出した北上田さんを、山城博治さんは「神様、仏様、北上田様」と称賛した。

 

2018年7月18日リンクURL