翁長雄志知事、無念の死去~辺野古NOを貫く

翁長知事の突然の訃報に誰もが「えっ!」と、言葉を失った。つい10日ほど前に、毅然と辺野古埋め立て承認の「撤回」を表明したばかりだったからだ。昨夜は無念な思いで眠れなかった県民がさぞ多かったことだろう。

残念、無念、悲痛、口惜しさ…知事とともに新基地反対を闘ってきた来た県民の思いは、どんな言葉でも言い尽くせない。命が燃え尽きる間際まで、沖縄の尊厳と未来を背負い、凛として国・安部政権と対峙してきた翁長知事。志半ばで逝く無念は、誰よりもご本人が一番無念で悔しかったに違いない。

先週土曜の集中行動日の辺野古で、山城博治さんが言った。「新基地建設に反対する私たちは、命を削ってここにいる」。ゲート前に座り込む私たち県民一人ひとりもそうだが、その言葉の向こうに翁長知事の姿を思い浮かべながら、私は聞いていた。

翁長知事が、それこそ命を懸けて闘ってきた平和な沖縄への思い、その遺志を、残された私たちはしっかりと受け継ぎ、実現させてゆかなければならない。

<写真は2015年12月2日、代執行裁判の事前集会から>

2018年8月9日リンクURL

女性が頑張ってる住民運動は必ず勝つ!~今日(8月8日)の辺野古

県民大会を前に設定された2週連続集中行動3日目。早朝から300名近くが座り込んだが、先週土曜日から工事車両は全く入っていない。

翁長知事の「撤回」表明を受けてゲート前の座り込みも元気いっぱい。「聴聞」をめぐって沖縄防衛局や、国道事務所へも分散して抗議や要請に行った。横柄な態度で市民の要請行動に対応した防衛局に「徹夜も辞さない!」と、強気の抗議の姿勢を示したのは女性たちだったという。「女性が頑張る住民運動は必ず勝つ!」と、この日のゲート前担当リーダーは、頑張る女性たちを持ち上げ、金武湾闘争など、過去の沖縄の市民運動の例を紹介した。

2週連続集中行動の8日間は、弁護団も張り付いている。

 

工事車両の搬入はないと見定め、座り込みはメインゲート前のテント下に移動して続けられた。


 

機動隊との対峙、ごぼう抜きがなければ、人々は笑顔にあふれ、歌・三線あり、踊りあり、感動のスピーチありで、辺野古ほど楽しいところはない。

全国の平和フォーラムをはじめ、県外からの参加者も多かった。

「ローザ・パークス」とは、人種差別と闘った、アメリカ人なら誰もが知る「公民権運動の母」。市民不服従とは、公権力の不当な扱いに抗議する行為。

来週には1500日を迎える不屈の座り込み。浜のテントでは8000日になろうとしている。沖縄の近現代でこれほど長期にわたった住民運動はない

                         

 

2018年8月9日リンクURL

県、国の「聴聞」延期要請を拒否

 沖縄県が、辺野古埋め立ての承認撤回に伴う「聴聞」を8月9日としたことに対し、沖縄防衛局は、準備が間に合わないので9月3日に延期してほしいと要請していたが、沖縄県はそれを拒否した。

 国の「聴聞」延期要求は、撤回の前に土砂投入を行い、県民に「もう埋め立てが始まり、後戻りできないというあきらめを誘い、この後に次々行われる選挙に利用しようとするものだ」として、新基地建設に反対する多くの県民の反発をかい、「延期を認めないよう」県に対し強く要請していいた。

2018年8月7日リンクURL