アベに ブー ! ~ モノ言う辺野古グッズ

辺野古には多彩な人たちが来る。高齢の人たちが多いが、ただ安穏と人生を送ってきたような人はまずいない。皆さんそれぞれに沖縄の苦難の歴史を背負い、たたかってきた人たちばかりだ。

 それぞれに専門分野、得意分野があって、特技もいろいろだが、辺野古に通う人たちの帽子やバッグ、洋服を彩るアクセサリーを手作りでみなさんに提供して喜ばれている女性がいる。

テーマごとにいろいろ作ってくれるので、私の辺野古用帽子やリュックも彼女の作品で満艦飾状態になるほど。

その彼女の最新、最高傑作がこれだ!

アベに ブー !

リンゴのような赤いほっぺに赤い蝶ネクタイがかわいい豚タンだが、でも「私、怒ってます。アベ総理、沖縄の民意無視は許せない!ブー!だ」

 

県、国指定の天然記念物・やんばるクイナの目からこぼれるひとしずくの涙。オスプレイパッド着陸帯の建設工事はいいまだ終わらず、高江の森の破壊は続いている。

母を亡くして一人ぼっちになったジュゴンの赤ちゃんは、いまどこに?

猫ちゃんは西表島の豊かな自然の象徴・イリオモテヤマネコ。「石垣島への自衛隊基地建設もダメ!(お目目が一つなのは片目なのではありません。ウインクしてるんだよ!)

戦争ほうき(放棄)!日本国憲法は戦争を放棄したんだよ、アベさん!

 

 

2019年3月24日リンクURL

フランスのメディアも取材 ~ 今日(3月20日)の安和桟橋

 安和集中行動日の水曜日、ジュゴンの死のニュースのショックは大きく、気が重い朝になった。

「これ以上の死を招かないために行動するのだ」と気を取り直して安和に向かう。

名護湾から本部半島の方向を見渡すと、無残に切り崩された山々の姿が見えてくる。華々しい戦後復興の陰に、それこそ「郷土建設の礎」として切り刻まれて失ってきた、もう一つの故郷の姿がここにある。

そして、さらに辺野古新基地建設のために、この山々が破壊され続けれれていくのだと思うとたまらない気持ちになる。新基地建設は海を壊すだけでなく、山も壊すのだ。

8時、到着すると安和桟橋での運搬船への積み込み作業はすでに始まっていた。

フランスのテレビ局がずいぶんと熱心に抗議行動の様子をカメラに収めていた。参加者にインタビューした後「頑張ってください」と声をかけていったという。前日も外国メディアが来ていたとのこと、世界の目が辺野古へ向けられている。

昼食後1時に午後の行動が始まって、2~3台入っただけでトラックの行列が途絶え、機動隊も引き上げ始めた。どうやら、一隻目の運搬船に積み終わったところで、2隻目の積み込みはあきらめたようだという。

 ゲート前での行動は終了し、今度は海上で、運搬船の離岸を引き留めているカヌーや抗議船の応援に回った。

今日は天気は良かったが、風が強く波が高い。波間に木の葉のように揺れる小さなカヌーが海保の高速ゴムボートに追いかけられながら、頑張っている。

カヌーメンバーが運搬船のアンカーにしがみつき、桟橋の橋げたの下に潜り込んで海保をてこずらせているようだ。

積み込み作業が終わって2時間近くたって、運搬船はようやく桟橋を離れていった。

今日も長時間頑張ったカヌーチームをみんなで激励、一日の抗議行動を終了した。

 

2019年3月21日リンクURL

お母さんジュゴンが死んじゃった! 

一昨日(19日)死骸で見つかったジュゴンは、辺野古海岸をエサ場とする親子3頭のうち、個体Bと呼ばれている母さんジュゴンであることがわかった。

 いっしょにいるはずの赤ちゃんジュゴン(個体C)も行方不明になっており、母を失い一人ぼっちになって、エサ場を探してさ迷っているのではないかと心配されている。

ジュゴンは「辺野古のたたかいのシンボル」「平和のメッセンジャー」だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tシャツのデザインにもなった。

ウインドブレーカーのデザインにもなった。

お母さんジュゴンと赤ちゃんジュゴン、ジュゴンの親子がほほ笑む辺野古は宝の海だ。

まさに辺野古のたたかいの女神様だったのだ。殺したのは誰だ!私たちはあなたの死を決して無駄にはしない。

 

<20日 琉球新報>

2019年3月20日リンクURL